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今日の明日ですが、”LEPLIーVACANT会のお知らせ”

 LEPLIーVACANT会のお知らせをいたします。
 突然の様にご案内をしますが、
僕が風邪を拗らせて、ほとんど死んでおりこのような遅れてのご案内になりました。すみません。

 山梔子を 撫でゆく風も 二の腕に
 
 みなさま、ご機嫌はいかがですか?
3ヶ月ぶりにいつものVACANTでLEPLI会を行います。
 久し振りに少し東京コレクションを見せて頂きましたが、
そこで幾つかのことを考えてしまいました。

テーマ/『日本の”ファッションデザイン-ブランドビジネス”について、』

 例えば、“鮮生食料品”を何処で買うのだろうか?
紀伊国屋で買うか、
デパ地下で買うか、
ピーコックや東急ストアで買うか、
街の食料品屋さんで買うか、
地場の市場で買うか、
コンビニで買うか、
又は、NETで買うか?
これもリアリティの“豊かさ”の一つでしょう。
では、この場合の差異のファクターは?

 日本のファッションビジネスの根幹はとは、
変わらぬ”市場/マルシェ”商売ですね。
この“鮮生食料品”も今では、冷凍食品も、レトルテ食品も加わって
”鮮生食料品”擬も加わった市場。
それらがいろいろな商業形態で客の好みと都合と事情に寄って選択され
買われる現実状況。
 嘗て、”ファッショントレンド”であった、”鮮生食料品”モノ。
これ自体が鮮度を失い始め、そのクオリティも変化してしまっているのです。
でも、今も変わらづのそれなりに気掛かりになり、魅力に思い、
自分にあった”鮮生食料品”を何処で捜すか?
見つけるか?出会うか?取り寄せるか?
 ここに買い手の”エモーショナル-ポテンシャル”ががどれ位存在するか?
買い手は持ち得た沢山の情報によって”耳年増”になり、強かになり
その主導権を握ってしまっている。
それに、ファッションの”鮮生食料品”の場合はアウトレットというような
”お買い物遊園地”まであるという“消費社会の豊かさ”。
 一方、取れたての”人参”も嘗ては、生産者が畑へ出掛け、自らが土を耕し、種をまく。
そして、肥料を施し、収穫し、販売する。
 しかし、今の時代の“鮮生野菜-人参”の生産者はもう、自らがわざわざ、畑へ出掛け
水も、土を耕す事もやらなくなったようです。
これが”ブランドもの”と呼ばれ、値段もそれなりの”鮮生食料品”モノの現実でしょう。
 “さあ、朝取れの人参だよ!”と
市場の平台へ並べて売り切れごめん商売は、今でも儲かるのか?
 東コレのショーを見ていて、いつも気掛かりになるのは、
このブランドはこの“今様鮮生食料品”のショーでどれ位のビジネスをしているのか?
でしかありません。

 という訳で今回のテーマは
『日本の”ファッションデザイン-ブランドビジネス”について』です。

 そこで、今回のゲストスピーカーは僕も尊敬するそして、師匠でもある
セールスエージェント”moreride”代表、藤野卓也氏です。
 彼との出会いはやはり、もう25年ほど前になるでしょう。
あの時代に、現在のような“セレクトッショップ”の先駆けであった大阪の名物ブティック “SPACE"の初代責任バイヤー時代でした。
 巴里のデザイナーたちの展示会で出会う度に、”こんなカッコいい日本人バイヤーが居るのだ!”という印象は今も良く覚えています。まだ、無論、U.AやTOMORROWやH.P.等無かったデザイナービジネスが愉しくカッコ良くなり始める頃でした。
 彼は、今世間で知られているような“出たがりバイヤー”ではありません。
寡黙、実直、決断力と服のクオリティが解る、ファッション好きな人情熱き人物です。従って、今回は嫌がる彼に無理矢理お願いし、彼の眼差しによる経験談とその念いを伺います。
 そして、第一部では僕の経験から見たCdGブランドがどのように現在のような“モンスターブランド”になったかをビジネス面から話します。
 みなさま、給料日前の”華金”の夕刻ですが、日本の編集者や評論家たちが知らない、
喋れない”ファッションビジネス”の現況を垣間見たい好奇心ある方、ブランドをやっている人や始めたい人は是非!この機会にご参加ください。
相案相忘。
平川武治:

***
LEPLIーVACANT会/
 会場/原宿VACANT、2F.:VACANT担当;大神/og@n0idea.com
 日時/5月24日(土曜日)18:30分開場、19時スタート21:30頃まで:
 会費/一般当日¥2,000円:NET.¥1,700円/学生一律¥1000円:
    休憩時に飲み物&茶菓子サービス有り。
満員次第閉め切りますのでお早めにお申し込みください。

投稿者 : editor | 2013年5月23日 16:52 | comment and transrate this entry (0)

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