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Hello President Mr.Trump!! "The world is the wall-paper that only the truthiness."
「The world is the wall-paper that only the truthiness.」
「ーそう、世界は”真実っぽさ”で溢れかえってしまっています。」
/2005年S.コルベア(コメヂィアン)
ある時期から政治家が合理性、証拠、さらには事実に基づいた議論に変わって、むやみに感情や「勘」に訴えるようになってきた現状を評したもの。現代社会とはこの”真実っぽさ”に寄って全てが構築されてしまている。
「保守とリベラルの違いは、リベラルの方が合理的だとか、物事を考え抜くことに熱心とかいうのではない。リベラルの方が自己欺瞞に陥っているだけである。彼らたちは自分たちが合理的であると思っているが、その実、他の誰かと同じように感情的で直感に頼っている。このような思い込みはともすると驕りにつながってゆく。彼らは世界を予知し、支配し、変える自らの能力を過信する。このため、リベラルは人間の条件を改善すべく莫大な費用を要するのに無益な計画に従事し、みんなの暮らしを以前よりも悪化させるのが常である。人間行動の深遠な根幹を無意識の領域である直感的・非合理的な思考形態を素直に受け入れることは自己欺瞞に陥ることを防ぐであろう。」D.ブルックス/N.Y.Timesコラムニスト「人生の科学」(The Social Animal)
参照/「啓蒙思想2.0ー政治・経済・生活を正気に戻すために」NTT出版刊/J.ヒース著:
今回の President Mr.Trump陣営の一つの”ネタ本”、
"Friendly Fascism"という本が1984年に出版されています。
参考文献/"Friendly Fascism"/「優しいファッシズム」by Bertram Gross/1984/01刊
http://www.thirdworldtraveler.com/Fascism/Friendly_Fascism_BGross.html
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://en.wikipedia.org/wiki/Friendly_Fascism&prev=search
ベトナム戦争後に再び戦争に向かうアメリカ社会の内情を描いたものです。
グロスは、米国は依然として世界で最も裕福な国であると述べ、 資本主義は、まだ大衆のための快適さを作り出していました。安全安心を求める市民の欲求が政治的に利用され、いつの間にか自由を奪われた社会に向かっていく、というもの。当時は軍国主義は強権的政治が生み出すものと考えられていましたが、グロスは普通の市民が抱く感情がマスコミによって誘導されることで、容易にファシズムが実現できると警告したのです。
ここでも「ナショナル・アイデンティティ」と「ネーション・アイデ ンティティ」のバランス化と言う「文化力」の根幹と本質が新たな「シン・人間性」を生み出すでしょう。
民族がもちえている「NATION IDENTITY」をどのように、マーケティングしてゆくか?
ここに「NATIONAL IDENTITY」と「NATION IDENTITY」のバランス力が
新たな”文明”そして、”国力”になる時代性の到来でしょう。
この行為が「保守的」な関係性を生み出すか、あるいは「革新的」な関係性を生み出すか?
はただの方法論でしかなく、根幹はここに今後の合衆国の「賭け」があるでしょう。
彼、President Mr.Trumpは不動産業とカジノ産業で儲けていましたね。
これら、「賭け」には「掛け金」が必要です。彼のこの「掛け金」の動かせ方が今後の
「経済」となる、やはり日本経済にとっても厄介なPresident でしょう。
日本の戦後の政治と社会とは”リスクとコスト”を回避することで成長してきたのですからね。
しかし、このPresident Mr.Trumpの元においてはあるいは、「カウンター・カルチャー」
そのものが”リ・モデル化”され、芽生え激しい新しさを欲求する新たなコミュニティー運動の
可能性が見えるかもしれないし、その一端としての”州”の独立運動もありうる時代へ至るかも?
M.ムーア曰く、
"However this ends, that's where we begin." /「これは終わりだが、始まりでもある」
「トランプ大統領の誕生。」
”現実”とはこのようなものです。
この新たな”現実”によって、
今後のリアリティが生み出されてゆくのですね。
アメリカ国民の大きな賭けの時代が始まるでしょう。
賭けには「金」がつきものです。
そして、確実に「近代」は終わるでしょう。
その次なるのためのカードは?
そのカードとしての「価値観」とは?
その価値観を育む「プログラミングとシステム」
「保守」の時代性も変革が起こるでしょう。
これからのアメリカ人たちは「何が変わることに期待をしているのでしょうか?」
金の世界が生み出すヴァニティな世界は”薄っぺらなヒューマニズム/truthiness”を救うか?
これが彼流の”ファッシズム”あるいは、"Friendly Fascism"という名のナショナリズム”。
”0 or 1”の決断には金だけだはなく、経験そして、「勘」と「感情」が必須でしょう。
”ヤルか、ヤラナイか?”の世界が広がるでしょう。
今後のこの世界に決断できるのはもしかしたら、案外”エトランジェ”たちか
あるいは「黒人」たちもしれませんね。
リベラルを装う白人たちの”ヨオロピアン・コンプレックス”に変わって、
彼らたちの勘と経験からの価値観が決断を産めば、
その新しさは一つの時代を生み出す可能性があるでしょう。
例えば、彼らたちが吐き出すボキャブラリィーである
「ラップ」を聞けば理解できるでしょう。
彼らたちが選択する「近代」の次なるは、「脱・近代」なのか、「超・近代」なのか、
あるいは「シン・キンダイ」なのか?それが、「超・保守」なのか???
問題は「幸せ」という真実が蜃気楼であり、
ただの”真実っぽさ/truthiness”でしかなかったこと。
世界は「壁紙ワールド」。
しかし、President Trumpは「近代」と言う1頁を彼の"教養"/レベルで完全にめくるでしょう。
彼の武器はなんなのだろう?
そして、目指すは古き良き時代の「いにしえの帝国」と言う名の集合集団。
憂国の孤独から生まれる"Friendly Fascism。
今日までに既に、綻びかけていた「近代」は
グローヴァリズムによって全く”新しいルールとシステム”の必然性を知る。
ここに来て「金の力」で新たな「近代」が押し出されるでしょう。
そこにあるのは「真実っぽさ」が溢れかえっている不自由な社会。
「The world is the wall-paper that only the truthiness.」
合掌。
文責/平川武治:
投稿者 : editor | 2016年11月18日 14:15 | comment and transrate this entry (0)