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LE PLI vol.0-no.05/ APRIL 14th '05 Published
部数=25部
頁数=12枚
目次=[collection report]premier cru classe◆KAMISHIMA CHINAMI
[gaze of them]東コレ日記 たまご達の眼差しⅡ
pp.02
●collection report premier cru classe
土屋順士というデザイナーを知る人は、残念なことに正直、あまり多くないと思う。露出もさほど多くはない。しかし、ユニークなバックグラウンド、丹念な服作り—、彼が生み出す、アバンギャルドに分類されるであろうこの服が、広く世の人達がその価値を分かって、着てくれる日を願わずにはおれない。
先のシーズンだったか、もうひとつ先のシーズンだったか、彼はこれまでのパリから東京をそのベースとした。その背景を推し量ることはできる。 若き日の彼が憧れ、沢山の思い出と想いが詰まった都市を後にすることは身を切るような決断ではなかったろうか—。
しかし、その思い切りの潔さが、パリに頼ることなく、地に足のついた物作りをしていこうと決心した彼に強さと、ブランドに更なるアイデンティティを与えた。
生まれ持った彼の素養と、パリ仕込のairはショーに独特の雰囲気を与えている。顕著なことは、彼が毎回欠かさない、封筒に同封されたショーに尽力した人々への感謝の思いと、詩だ。
今回はCINEMA(シネマ)と名付けられている。 会場は中央に天井から吊るされた幾つもの電球—。会場はセピア色に染まっている。そしてメロウなシャンソン—。男女合わせて10体ほどのプレゼンテーション。
特に派手な素材は無く、レースのスカートをマットな素材とのレイヤードで見せたもの、ジャケットの肩にマラボーを配したものが見受けられた。 またジャケットとインナーにはジャージというのも、現代らしいコーディネートと見た。
他にドレッシーで薄手の素材が生み出すドレープの美しさ—、これは必ずやどのデザイナーも一度は手掛けたいものだろうが、彼の場合には荘厳さ—、の2歩手前のカジュアルさが見え隠れして、着たら綺麗に見えるかもしれない—、 そう感じさせる身近さがある。
特徴的な素材は会場と同じようにセピア色掛かったゴブラン。レディスのジャケット、メンズのパンツ、フリンジのついたキャミソール等が魅力的に映った。
ショーでのもうひとつの楽しみは、土屋氏のダイナミックな母の存在だ。いつも大らかな笑顔で、来場者を向かい入れ、送り出す。こういった行為を堂々と行なう大陸的な感覚も、彼自身が周囲に あまり気遣うことなく、マニアックなステージに留まることなく、 実はもっと開花して然るべきではないか—、と感じている。
投稿者:EDO
開催日:04月13日
ブランド名:premier cru classe
デザイナー:土屋順士
会場:東京ウィメンズプラザ
pp.03
●collection report JUNJI TSUCHIYA
premier...? JUNJI TSUCHIYA?
膝裏のダーツが気になる。前に移ったフードの意味とは?小さなラペルと上衿、肩から胸へ真っ平らに乗ったジャケットパターンが印象に残る。ジャカードを解いたフリンジ。ヘアメイクは普通。服のみで描き切っているかと言えば、薫るのはその名の通り上質さだけ。どのブランドもトレンドをチェックして使って来るが、そのまま、もしくは似せて使っているケースが多い。オリジナル性の欠損。
投稿者:T.N.
開催日:04月13日
ブランド名:premier cru classe
デザイナー:土屋順士
会場:東京ウィメンズプラザ
●collection report KAMISHIMA CHINAMI
ミスマッチ復活
円形のステージ゛で、それを取り囲む様に椅子が並べられており、そのステージの中央に、コードの束に所々に電球がたくさん付いたものを天井から床まで垂らし、その周りをモデルが歩く。そんな感じの約12分のショー。
ジャージの上にジャケットを着たものや、キレイめなスタイルにasicsのシューズを履かせるなど、カジュアルを含ませたコーディネートがあり、ミスマッチな所もあってイイ。私的には好感が持てます。東コレでこの様な事をしてもらえると嬉しいです。
フィナーレは素敵だった。モデル達が中央付近に立ち、電球達が光を解放したり抑えたりする事によって作られる雰囲気が良かった。
投稿者:※問屋
開催日:04月13日
ブランド名:premier cru classe
デザイナー:土屋順士
会場:東京ウィメンズプラザ
pp.04
●collection report KAMISHIMA CHINAMI
サッポロ発、東京コレクション?
攻める所を決めて攻めて来ない。
一本勝負が出来ない所も、今の東コレ事情なのでしょうか。僕が見て来たのは一体いつからが東コレだったのでしょう?
ディオールのパンタロンを思わせるシルエットが印象的。白のラインが好きだった。
カミシマチナミにセクシーはあるのだろうか。フリンジやへムのドレープには、もっと繊細さが欲しいと思う。ポイントを上にしたのだったら、そこからの発想がまた欲しい。リボンのバランスが悪い。
投稿者:T.N.
開催日:04月12日
ブランド名:KAMISHIMA CHINAMI
デザイナー:カミシマチナミ
会場:スパイラルホール
pp.05-12
●特別企画 「裸の王様」の子供達
ある国に、おしゃれの大好きな王様がいらっしゃいました。
王様はきれいにに着飾り、新しい服をみんなに自慢することを毎日の楽しみとしていました。
ある日、この国に二人のいかさま師がやってきて、「自分たちは特殊な技術をもった機織り職人と仕立て屋で、世界一美しい織物を作ることができる。しかも、その服は色や柄やダイヤモンドもどきの輝きもあるだけでなく、なんと、セレブや、正直者たちにしか見えない最新のクチュール素材だ。」
というのです。
流行に敏感な王様はさっそくうわさを聞きつけ、二人にたっぷりのお金をわたし、自分のための服をつくることを命じました。
やがて、服が仕上がり、すっかりいかさま師に騙された王様は、今日も新しい服をみんなに見せびらかすため、町にくり出しました。
お付きの者も、町中の人たちも、みんな王様の新しい服の噂を聞きつけ、
「まあ、王様!本日のお召物もまたステキでございますこと。」
と口々に褒めたたえました。
けれども、その中にいた一人の子どもが突然叫んだのです。
「王様は裸だ!」
学生、新卒生に正直なところを聞いてみました。
伯父様、伯母様には、もうファッション概念たるものが固まってしまっているのでしょう。
ファッションとは何ですか?
と聞いてみたい。
自由に興味を持つ事は、自分を素直に興味のある方へ動かす事。
理屈はいらないですね。
お買い上げ頂いた皆さん、ありがとう。
ファッション仲間だけで楽しむショーはもう古い。
2部しか売れませんでした…。
気付いたことは、2冊とも説明をゆっくり聞いてくれた人でした、いい人!
私も全然まだなれてないからカミカミで、自信なさげな感じも
ダメなのかもしれません(-.-;)
ショーは…あまりくらくてよくみえなかったです(^_^;)
よくみる秋冬の色だと思いました。
色々な人と話す機会、見る機会を頂けた事に感謝。
情報、ビジュアル不足にクレームを頂いた。
楽しかったです。
投稿者 : editor | 2005年04月14日 17:26 | comment and transrate this entry (0)