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在る友人への手紙。『物心一如』、『日本印の日本』の為に。

こんにちは  
異変の天候が続きました。
これも、何かの証しでしょう。
その予兆をどのように受け止められるかが生かされている人間としての智慧と理性と感情。
それらをどのように自分らしい行動へ結びつけられるかが責任と勇気と気概。
 より、肥大化して行く『大衆消費社会』構造そのものを今後、変革して行かなければ僕たちの仏教の言葉『物心一如』のバランスが崩壊してしまうでしょう。
あの、『遠州好み』と言われている日本美学の中にも『共棲』思想と『融合』思想が在りました。
 本当に、もう、『アメリカ印の日本』から『日本印の日本』の国体へ。
その根拠性は「個人のエゴ」から日本人が本来、持って生きていた「自然や他者との共棲」思想を再認識し、もっと生かして行こうと。そうすれば、人間味在る想いと行動が謙虚な真こゝろを持ち得るでしょう。

 もう、僕たちが持ち得ている自我を1%、セーブしませんか?

ここからスタートしてください。
このままで行けば、『日本』という国は国体無き国、愛国心薄き国家となって移民が増え、思想無き国体と民の国になってしまいます。
そして、『金権社会』構造のみが肥大化するだけでしょう、もう、既にそうなりつつありますが。
 既に、PCとケイタイ以後の現在では、『大衆消費社会』構造における儲ける方法、目立つ方法は無数に在りますしまた、なんでもありの時代性になってしまっています。そのレベルでのあれこれはもう、新しさや必然性や人間性を生む迄の新らしさへは至らないでしょう。
 かつての日本人豪商、紀伊国屋文左衛門が『不義して富まず。』と言っていましたね。こんな言葉も消えてしまった戦後の「アメリカ印の日本」。
 もっと、今の時代の「本質」として何を考えて行かなければ行けないかを、
『国体』を想うかを、若い世代の人たちへ投げかけて行く事しか僕は今、興味が在りません。
 僕のロジックの原点は物事の『本質』を出来るだけ学ぶ事。
物事にも深層と表層が在ります。
例えば、美しい形と塊に見えている氷山にもその水面下にはそれなりの塊が在っての事。そして、それぞれのバランスが美しさを形創ると言うこと。
見えている表層のみを理屈や他者の事例を持ち出してとやかく言っても、それはそれだけの世界。
本質を学ぶ為の、
本質を知る為の、
本質を行為する為の、
『謙虚心』と『好奇心』
そして、『勇気』と『責任感』を意識しての『気概』が持てる生き方を選んで欲しいと想うのです。
 人生の、生き方の『本質』を知って、持ってしまえば案外と物事は自分らしく、
ポジティフに堂々と生きて行けるのです!!
 造られ与えられた世界で生きて行く為の『マニュアル』人生はもう止めよう。
即ち『本質』と『表層』の関係性を自分らしい価値観と世界観で自分のバランス観を持つ、その自分のバランス観で物事に関わって行く事がこれからは大切な「個人の責任」になる時代性でもあるという事です。例えば、何の為にブログを書く?にも関わって来る時代性が。
 自分らしい価値観と自分の世界観を持ち得るには先ず、自分の内側を覗き込んで自分の内なる心象風景としての幼年期を見直してください。
 自分が何に夢中になって遊んでいたのか?どのような環境で育ったのか?などですね。2番目は、自分の美意識を持ってください。
自分の身近な環境から、自分なりの「文化の領域」を意識して探す事から始まるでしょう。3番目は、自分なりの問題意識を持ってください。
自分の生きている現代とその社会で起き上がっている諸問題に対して関心を持ち、好奇心を豊かに巡らしてください。例えば、将来への不安や絶望がもし、在るならそれを自分の美意識で表現してください。
 右手に“美意識”、左手に“問題意識”そして、こゝろに自分の”世界観”をもって創作エネルギィを産み出してください。
 そこに『三方良し』の想いが行為の本質になればその結果は堂々と自分の世界で生きて行くことが出来るでしょう。
『三方良し』とは江戸時代から多くの豪商たちを輩出した近江商人と呼ばれた人たち彼らの、”商人哲学”です。三方とは、”自分良し”、”相手良し”そして、”社会良し”の三者良しという事です。自分だけが良かっても、自分たちが良かっても駄目だという発想ですね。最後は、社会の為になろうよね、というこゝろの置き所です。
 そんなとき、『共棲資本主義』は一つの想い、日本人として持っていたはずの真こゝろであり、可能性だと信じれば例えば、ここ数年前から僕の眼差しとして提言している、ファッションデザイナーにしても『May I help you?』の真こゝろが必要になるはずです。
  日本のモノ、西洋のモノ、東洋のモノそして、新しいモノ、古いモノ、
自然と環境、民衆のものと作家のものそして、自分と他者など等。物質的な豊かな生活を持ち得た『豊かなる難民』たちが意識しなければならない新たな責任としての『バランス感覚』でしょう。
今の時代現象、エコ運動やリ-メイク製作などにもこの新たなバランス観は必要、不可欠でしょう。
繰り返しますが、だから、自分のエゴを1%をセーブしてください。

 『物心一如』
新たな時代への、新たな責任としての日本人のバランス観。

少しでもいいですから、
僕たちのこれからの日本、理想の『日本印の日本』を考え、想い、学んで行こうとしている
若者たちに元気付けられれば僕の役割です。

"Keep on touch,Please. And, May I help you?"
ありがとう。
ひらかわ:

投稿者 : editor | 2010年05月10日 22:21 | comment and transrate this entry (0)

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