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OLYMPIA LE TANとUNDER COVERの共通性??

 昨シーズンから始めた本格的(?)なコレクション、”OLYMPIA LE TAN”。
 父上の凄さを遠慮なく引きずってのブランド価値はやはり、此の国の
それなりの階級家族の凄さを幸せに、愉しく堂々と見せてくれるから
さすがだというべきであろう。
 
 テーマは“SOUND OF MUSUC"確か’59年の映画である。
裕福なユダヤ人家族が日毎に激しくなって来た戦争から大事な子供たちを守るため
新しいナニに委ねて子供たちを愉しく、かわいく、安全にチロル越えを
決行する実話を映画化した内容だった。

 今シーズンのLE TANのコレクションはこの映画をお勉強に、
まるで”衣装”とでも云い得る程の念入りな愉しいものだった。
エンブロイダリィーやブレードを使っての、
このデザイナーが身上としているクラフトティックなこなしの巧さを
質良く上手に生かした装飾性も上品さを漂わせる迄。
今シーズンのトレンドの切り方が知的なのであろう、
そして多分、それなりの女性は着たくなるかわいらしさと懐かしさをも漂わせた
コレクションだった。

 終わりも近いところでOLYMPIA LE TANに散らついたのが”FETISHISM"。
ここで想いだしたのが、UNDER COVER COLLECTION。
どちらもの根底には”CHAILDHOOD & SEXY"である。
そして、”制服”。従って、コスチュームなコレクションに仕上げた知的センス。
 所謂、”イノセントと性”なる関係性がUNDER COVERとの共通点。
そして、日本人とフランス人の違い、男と女の違い。
こんな味わい方も出来る愉しさが在った上質なコレクションだった。

 会場に使われた館もそのアトモスフェールを巧く活かしていた。
住人の知性と感性が未だ残っている世界、
知性ある趣味性によっての陳列されているコレクション群は
愉しくおおらかさを味わらせてくれた。
文責/平川武治

投稿者 : editor | 2013年3月 2日 06:56 | comment and transrate this entry (0)

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