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モードから読む”裏と表”−4;
表、それは虚飾の耀き、
都市に構造化される『カジノ産業』とは、”入れ子構造”/" Nested structure"という
囲い込む新たな『表』環境構造。
この現実の今後の悲惨な『裏』の事実を覆い隠そうと、遂にこのように「パチンコ業界」の
上場化が日経ビジネス誌上でプロパガンされ始めましたね。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140227/260342/
既に,僕が10年前のこの「カジノ学会」が出来上がった時の妄想思考がそのまま現実へ。
そして、この記事も深読みする必要が有ります。ここに至る発端は’04年に構想化された
「徳島カジノ学会」です。このアイディアは医師を中心にした富裕層が投げ掛けました。
http://www.casino-kenkou.jp//web/presentation/casino_health_system.pdf
その後、当然のようにこの案に乗かって来たのが「パチンコ・チェーンストア協会」(PCSA)
http://www.pcsa.jp/member.htm
そして,「観光立国化」としての大きな役割を果たす「東京オリンピック」を機に
このように堰を切って流れ出したのがこの『カジノ産業』の立法化と産業化の現実情。
この根幹は,戦後の在日系が主導権を摂っているパチンコ業界の上場化と拡大化。
その裏にべったりとへばり着く愛国心擬を持ったコバンザメ族ジュニア議員たち。
そして、極論はもう一つの「ハコ」を構造化する試み。
B層たちに解り易く言えば,”ラスベガス”という”ハコが東京に出来る。
その為にはここで通用する”貨幣”が必要。そこで、現在のパチンコ業界が行っている
「換金制度」を改定しなければならない。
この流れです。現在は別構造になっている「換金制度」の仕組みをパチンコ店内で換金出来る
構造即ち,これを改訂する事からこのカジノ構造の事の次第が始まります。
一度でもカジノへ1週間ほど滞在した人であれば,お解りでしょうが,
ここはもう“ある一つの國”構造になっていますね。カジノには,欲する事を満たす全てが有る。
それは人間の虚飾や業慾を充足させられると思うものが全て有るという事です。
否、それを根幹に構造化された環境なのです。
所謂,美男美女たちと,小カネを持ったリタイア組たち。金、愛、慾、色が揃っている。
例えば、ファッション。ここでも行われるであろう“東京レディス−コレクションショー”を軸に
ラグジュアリーブチック,各種ブティック、レストラン、ショーライブ、劇場、スポーツジム,
エステ,シネマ,コンサートボクシング等々と日本的には、“エヂュケーションビジネス”も、
もしかすると参入しカード,ルーレット、ゲームスロットなど所謂、”賭博”で儲けられ
愉しむ生活が出来る、それなりの元金を使えばそれなりに儲けられ、カッコつけられる構造が
”カジノ”構造です。この構造は現代の日本における資本主義経済社会のオリジナルなひな形の
一つでもある。日本的に言ってしまえば、『芸能、エンタメ、プロスポーツ、風俗、高利貸し』
などの産業をパチンコ業界がもう一つの”ハコ”を構築し、「囲われた賭博」営業を母体に
”入れ子”構造化し、新たな都市機能環境とする。
”戦後のドサクサ東京”をもう一つ”入れ子”状態で構築化する根幹が読めるだけですね。
従って、パチンコ業界が”上場”をここに来て望み始めたのです。
これはこの『カジノプロジェクト』の必然的なる結論の一つです。
例えば,カジノホテルに泊まってそれなりのカネを使ってそれなりの稼ぎが出来れば,
このカジノホテルで極論すれば一生,棲みつけられる迄の構造が環境化されている。
即ち,『人間の見栄と傲慢さと慾』をプロヂュースした構造でしか無い。金さえ有れば
セキュリティも確りとなされ、ホテルから逃がさない様に迄,ガードしてくれる。
そこで,多分、誰かがこのカジノ専用“SUICA”版を構造,現実化すれば,もう一つの”國”を
造る事と同じ構造になる。故に,このカジノそのものが『国定特化指定区』になり得る
可能性も今後は有り得るだろう。
例えば、カジノについての構造やその内情を知りたければいい映画が有ります。
1995年のアメリカ映画、『カジノ』(Casino)です。
監督マーティン・スコセッシ、ロバート・デニーロ演じるある天才賭博師を通じて、
まだマフィアの支配下にあった70年代のラスベガスが描かれています。
古いカジノですがその雰囲気は参考になります。
従って、僕は実感として改めてこの恐ろしさを感じます。
これから,どんどん恥ずかしい國に成り下がってゆくでしょう。
そして、『表層』すなわち『表』として、エンタメ、ゲーム,お笑い,アキバ、風俗,
それにここにも書かれている”ダンス系”も新たに組み込まれそれに,ファッションも
絡み合った”バニティ特化区としてのカジノ”が現実になって行く。
今後の日本経済のカンフル効果はあるでしょうが,自然に育まれて育って来たあの
『やまとこゝろ』や、日本人としての『気骨』は何処ヘ行ってしまうのでしょうか?
ここには『日本で、日本ではなくなる』将来への可能性も感じてしまう危機感があります。
これではまるで“OZの魔法使いのエメラルドの館構想”。約100年は遅れていますね。
その横で、市民運動家たちの”エコ運動”がもっともらしく缶バッジの如く、継続されてゆく。
僕たちの「国土」を自らが穢してしまったという現実に”臭いものに布を被せ”もう一方では
このレベルの「未来構想」が現実化する『表と裏』構造の國になってしまいました。
その原因の一つには、政治家とは任期中に自分たちが関われる「利権」、日本的な表現では
”天下り”構造をどのように制度化するかでしか動かなくなってしまった,所謂、
”政治家役者”が人気を浴び始めましたね。与えられ、仕組まれたシナリオを政治家らしく
只演じるだけ。これも「合衆国のレーガン政治」以降から学び始めた”擬政治”。
これが小泉以降の”流行政治”行政。
あの「3.11東京電力福島原子力発電所企業事故」の丸3年が来る前に、その責任も
投げ出してこの状況が現実化し、メディアによってプロパガンダが始りましたね。
ここには『戦後のドサクサでガサツな社会』が、『人格、品性無き、金さえ有れば全て』の
国家へ再び逆走、これからの21世紀にもあの様な戦後ドサクサ社会のリメイク化、
”虚飾のテンプレート”が構造化されてゆくしかない僕たちの國『日本』の未来なのでしょうか?
これからの日本という国家は『表、それは虚飾の耀き』しか放つことが出来ないのでしょうか?
文責/平川武治;VIA VIGANO 4,MILAN:
投稿者 : editor | 2014年3月11日 01:52 | comment and transrate this entry (0)