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"DADAGLOBE" 今年はDADA100年の年。

 巴里がファッションピープルでがさつになる前に、友人のいるチューリッヒを訪れる。
この街で起こった"DADA Movement"、チューリッヒ・ダダが誕生したのが100年前。
 ロシアから降りて来たユダヤ系ロシア人たちがこの街で興したアヴァンギャルドムーブメント。その展覧会がこの街の美術館で行われていたので行く。
今回のDADA展は、当時この運動をバックアップした同人雑誌、”DADAGLOBE"を軸にして、この街でどのような人たちが、どのような関係性を築きながらこの前衛芸術を創生していったか。そしてその後、巴里へそして、N.Y.へどのように拡大していったか?がこの展覧会のコンテンツ。
 多くの日本人は知らないこの”DADAGLOBE"には興味ふかい写真が、ドローイングがそして手記と作品が連載されていた。この時代のバックグラウンドが戦争と不景気それにユダヤ人問題が重なり始めた複雑な時代性から生まれ出た”爆発!!”とても、現代の日本では起こりえないエネルギィイの集約とその憤りが一つの時代への芸術定義がなされたDADA。
 参考書籍/この出版社はいいものを出している。
http://www.scheidegger-spiess.ch/index.php?lang=de&page=books&view=lc&booktype=filter_5_title&subject=1&artist=all&author=all&pd=ss&book=706
 

投稿者 : editor | 2016年3月 1日 18:44 | comment and transrate this entry (0)

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