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Message de condoléances à la M.Pierre Berge,
”Merci beaucoup de m'avoir invité à de nombreuses choses magnifiques depuis longtemps.
Je visiterai la "Librairie des Colonnes" de Tanger.
Une bonne réunion avec lui、、、、、、、”
Y.S.L.が亡くなった時の彼、P.ベルジェの言葉でした。
「彼を失い深い喪失感にかられています 、
皆さんも同じ気持ちでしょう。
今朝新聞で今までにあったことを読んだと思います
アーティストの死とはいつもこういう風なものなのです。
彼がいかに大切だったかを振り返り
失うことがどれほどの痛手かを知るのです。
ココシャネルは彼を後継者と見なしていました。
シャネルは女性に自由を与え
イヴサンローランは女性に力を与えました
男性服を女性服に転換することで女性に力を与えたのです
イヴサンローランと今のデザイナーを比べることはできません。
才能のあるデザイナーがいないと言っている訳ではないです
才能ある人はたくさんいますし
すばらしい人が現れ成功することを期待しています
でも誰も彼と同じことができる人はいないのです
引退の日彼は自ら幕を下ろしたのです。
一つのファッション とりわけオートクチュールの幕を、」
ベルジェさん、安らかな眠りへ。
合掌。
またひとつ昨日、悲報を知りました。
巴里のモード否、世界のモードにとっても大いに、悲しい現実です。
これからのモードの世界には、新たな支える柱が必要に迫られます。
が、シャネルを唯一のビジネス・ターゲットにしているディオール軍団の猛攻撃によって、
エディを巻き込んで、全面戦争が始まるのみです。
でもこれは、YSLの時代には無かった、
取るに足らない、ただのヴァニティなビジネス戦争でしかありません。
これがこれからのモードの世界なのでしょう。
鎌倉にて:
文責/平川武治。
投稿者 : editor | 2017年9月 9日 13:46 | comment and transrate this entry (0)