2024年1月 3日

"迎春寿福" 令和六年正月。/ チューリッヒの友人への返信、「倫理観をデザインする時代」。

 "迎春寿福" みなさま、あけましておめでとうございます。 令和六年正月吉日。
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 昨年もこの、"Le Pli"に関心をいただきありがとうございました。
今年もぼちぼちと変わらない視点で、日本のファッションメディアと称する媒体では
書けない真実を誠実に見つめ、書き連ねる覚悟です。
好奇心在る方はどうか、よろしくお付き合いと共に、ご指導、ご鞭撻ください。

 さて、年が変わった今年は新年早々、色々な災難が起こってしまいました。
多分、これからの今年は順風万歩とは行かない"月の周期"に入ったと危惧してください。 
  
 今、私は80歳になろうとしています。
ファッションの世界ではすっかり "オールドスクール "になってしまいました。

 かつての白人至上主義者によって構築された
「西欧近代」のパラダイムが限界に達してしまったという現実。
そして、現在のライフスタイルはより物質的な豊かさとなる。
 そんな時代のファッションの世界におけるファッション・デザインは
今後、これにどう向き合うべきなのか。
そのためにファッションビジネスはどうあるべきか。
また、そのために避けられない"新しいパラダイム"とは?
こんな視点をコロナ以前から、私は学生やこの世界の人々に機会あるごとに
提言するようになりました。
 
「これからのファッション・ディレクターであるあなたたちは、
何をディレクションするのでしょうか?或いは、すべきですか?
何を演出すべきか、何を創造すべきか?
もう、こんなにありとあらゆるモノがある時代なのに?
まだ、"ゴミ"をつくるのですか?
そして、ファッション・ビジネスとはただ、儲けるためなのですか?」

 「西欧近代」が崩壊したこの時代に、私の40年の経験とそこから学んだスキルそして、
私のこころの中にある感性をひとつにして、接する若い人たちにこの現実とその根幹を
語っています。

 私の答えは、「これからは、ファッションの世界の人達も"倫理観"を念頭に置いて、
ビジネスを想像し、デザインし、イメージングしてください。」です。
 私の現在の"ファッション・キーワード"は「倫理観」です。

 おそらく、あなたが「サステイナブル」でやっていることの基本でもあるでしょう。
そして、古い「西欧近代」のパラダイムをどこまでも引き伸ばそうとするあなたたちの
世界の中で「SDGs」や「サスティナブル」は「地球及び、自然環境と人間生活のための
倫理」がテーマで根幹でありますね。

 ここで、私たちが日本人であるために、皆さんとは異なる「宗教とその哲学」からの
「倫理観」も、今後の"新しいパラダイムシフト"には絶対に必要な"思想と考え方"で
あると信じているからです。

 亡くなって1年が経った、VIVIANNE WESTWOODの"パンクスピリット"は
彼女の晩年の生き方を知れば知るほど、とても強靭でラギッドな気骨ある"パンク精神"を
持ち続けられたファッションデザイナーとして尊敬の念が深まるばかりの人です。
 彼女の晩年の "パンク "は、自分のブランドのために「サステイナブル憲章」の制定と
その実践に尽力したことです。また、私生活でも"ヴィーガン"を実践していた人でした。
そして、私に目に見える形で大いに好奇心を持つことを教えてくれた一つが、彼女独自の
「VIVIANNE WESTWOODのパンクスピリット」な生き方でした。
 この彼女の強靭なパンク精神である「サスティナブル憲章」のお陰でこのブランドは今、
実質、営業成績が世界規模で"右肩上がり"という現実を生み出しています。
 ここで、やはり日本で「パンク」を売り物にしてきたデザイナーが功労賞を貰った途端に
彼女の口から「パンク」が消えてしまうまでの"なりすまし人格"が気になりますね。
 これがヴィヴィアンと川久保の二人の女性の「倫理観」の違いと「気骨」の置所の現実で
なのでしょう、残念ですが。
 どうか、"プレス"が発言することのみを報じるだけの日本のファッションメディアの人は
是非、これを入手して、ご一読、学んでください。

 ファッション界の実態は例えば、ファッションにおける "ダーウィニズム "が
"ファッション・クローン "を生み、これが「ファスト ファッション」や「SPA」と称され、
グローバリズムという新たな植民地主義が "グローバル・ノース "と "グローバル・サウス "を
生み出し、世界をより "二極化 "させてしまいましたね。
 結果、このファッション界も"二極化"した「ハイモード」と「ファストファッション」構造
が構築されただけで、彼らが求める「業欲」の拡大構造は相変わらず肥大化している現実。

 例えば、日本のファッションブランドの世界では、「彼らは年間の総生産数を発表しない。
そして、年間総売上高も公表しない。また、"サブブランド"を作り、年間総生産数をただ、
むやみに増大させているに過ぎないただの自分たち企業の為の強欲ビジネスでしかない。」
もちろん、ファッションメディアは彼らたちの「実際の売上も知らず、在庫残数や納税額」も闇に葬る。

 まだ、この「ファッションの世界」の現実は私が思う「倫理観」がかなり、
希薄な世界でしかありません。

 日本においては多くのデザイナーたちが、何らかの"なりすましデザイナー"であり、
私が出会ったヨオロッパでのデザイナーたちでも「虚飾の世界で、虚飾に生き抜く」
ただ、金にタフな人間が多いのも現実の世界です。

 故に、新たな時代の、新たなファッションの世界のためのクリエーションとビジネスに
おいての"パラダイムシフトには「倫理観」という視点とその認識が、どれだけ不可欠で
必要な世界であるかに目覚める事を提言するのです。
 ファッションにおける、新しい機能性や造形はすでに飽和状態であること。
そして、「ファッション クローン」がどこでもいとも簡単に安価に大量に、素早く製造する
ことができる時代になったのですから、
「何をデザインするのか?あるいは、何を売り込むのか?」をそれぞれが持つ
「倫理観」を根幹として再考することがより、人間味ある時代性そのものなのでしょう。

追記/
 昨年の6月、3年半ぶりに巴里を訪れたが、すでに私が知っていたパリとはファッション・
シーンが大きく変貌してしまっていました。そこで感じたことは、ファッションの観客や
顧客のほとんどが"有色人種"の時代になってしまったと言う事実でした。
 彼らが歴史と共に刷り込まれた「諸コンプレックス」による「ブランドヴィクティム」の
ランウェイであり、ファッションビジネスになり、バニティでしかなくなたようです。
そのために黒人たちが作り上げたイメージであり、そのイメージを使って、もちろん彼らが
興味を持つメインの顧客は「黄色人種」でしかないのがより、現実になったようです。
 香港は中国市場への玄関口であり、今は韓国が新たな戦場ですね。中国が政治的な
地雷原となった今、「円安」に乗じて「夢よもう一度」と日本人の「ブランドヴィクティム」
への再度なる猛攻撃が、'90年終わりを彷彿させるまでに再び始まっているのも現実です。
 欧米の白人社会では「ブランドヴィクティム」は下品であるという「保守」旋風。
ここで再び登場するのが「オーセンティック モード」というファッション観が再び。
 事実このため、「ラグジュアリーブランドビジネス」は営業不振へ落下進行中。
 
これが私が見て感じた3年半ぶりの「パリのファッションの世界」の実情なのです。(完)

文責/平川武治。
初稿/2024年正月3日。

投稿者 : editor | 2024年1月 3日 22:56 | comment and transrate this entry (0)

2023年1月11日

令和四年、ご挨拶。『謹賀新年』とお知らせ。

「明けましておめでとうございます。」
みなさま、このブログも十五年を経て、
今年も、僕の変わらぬ"こゝろの置き所"を
「モードの世界」からの眼差しを持って書き綴ります。
よろしくお付き合いください。
 また、一昨年に始めた"NOTE/平川武治の全仕事・私文古書庫"をも
拝読くださり、感謝です、ありがとうございます。

 そして、新たな年が始まりました。
変わらず、今年も頑張って書き続けますので、
よろしく、拝読と共に、お見守りください。

 『「近代のパラダイム」が少しずつ崩壊し、変革し始めていますね。
パラダイムが変わると、意識が変わります。これが"時代が変わる"と言う現実ですね。

「解釈の自由」が自由なのか?
自由を「選択の自由」と解するなら、
創造とは、「産みの苦しみ」が伴う自由である。
「産みの苦しみ」は当然であるが、"痛み"を伴う。
"痛み"はそれ自体で倫理性を持つ。
"痛み"によって分かる人間の経験の倫理。

 モードの世界で、「産みの苦しみ」という自由はどこへ行ったのでしょうか?
モードの"創造"とは、そのほとんどが、「選択の自由」によって成り立ってしまっていますね。
"パラダイム"が変わると、意識が変わります。
 そして、「世界はますます豊かになり、ますます不平等になっています。」

 今年、令和四年は、「近代のパラダイム」が変わり始めたことによっての、
"豊かさ"への欲望が変革し、いろいろな現象が表層化するとしでしょう。
 一番の危惧は、"軍事防衛費"が年々、考えられないほどに増加することに、
どれだけの日本人が「日本国憲法」に無知であるか?
日本人としての魂でこの我々の憲法を再度、"こゝろで知り信じる、
気概を持つ。"という
国民としての、「こゝろの置き所」が肝心でしょうね。

 現代の「飽食世代」の時代では
これがほとんど、皆無であり、希薄で、無関心なため、
政治家は白人に媚を売り、彼らたちのかつての、"冷戦シナリオ"の通り、
「中国」や「北朝鮮」を敵国視して、ユダヤ系軍事産業の"利権"で煽られ、
国民は"増税"に煽られるというシナリオの現在に、
将来の豊かな国家、日本が考えられるのでしょうか?
 気がつけば、国会議員たちも、勿論"戦前"は知らず、
"戦後の飢え"を知らない"飽食世代"がほとんどになってしまっていますからね。

 ACTIVISM/
「私はファッションデザイナーであり活動家です。 私が何を目指しているのかは明白。
私は気候変動と地球上の生命の大量絶滅を阻止するため、ファッションをその活動手段として
用いているのです。」
By Vivienne Westwood :

 さて、日本のファッション産業の今年は?
ヴィヴィアン ウエストウッドさんも亡くなられました。
 「サスティナブル」の一つの教科書的事例として、彼女、ヴィヴィアンが率先して為してきた、「Vivianne Westwoodのサスティナブル憲章」は
彼女が考えるこれからのファッションブランドが守るべき倫理観を
"ブランド憲章"と定めたを見事な世界を提案しています。
 これによってでしょう、ここ数年来、このブランド、"VIVIENNE WESTWOOD"の世界ビジネスは
今までになかった高売上を作り続けています。
 
 本年はこぞって当然、「サスティナブル & SDGs」がトレンド。
考えられる主体は、「サスティナブル & SDGs」がどのような"具現性を持って、
実ビジネスにラインアップされるかですね。
 ここに企業やブランドの"文化的差異"が生まれるでしょう。 
従って、よりビジネスの根幹になる、「自分たちの言葉」の、「産みの苦しみ」を伴った
"サスティナブル"であるか、
あるいは、「世間のトレンド」、借り物の「集められた集積」の"グリーンウオッシュ"なのかが、
正体を現す年になるでしょう。

 もう一つは、「柔らかいファッシズム」が日常化され、表層化する
即ち、"ライフスタイル化"されて行く日本の飽食社会では、この先端に、人間が纏うべきもの
としての"新しい被覆/被服"も登場してくるでしょう。
 例えば、"NASAの宇宙服技術"を利用した更年期障害の症状を緩和するユニフォーム的衣服など。 
 使い廻され、古くなってしまった、「安全、安心そして、快適」は実は、
「柔らかいファッシズム」の国家的企てであったこと。
この根幹が次第に若い世代の人たちの"感情価値観"を刺激し「安全、安心そして、快適」そのものが
欺瞞化され、新世代たちによって、「風化」され始める年の始まりでもあるでしょう。
 この政治的企ての向こう側には、「脱中心化」が人間個人の存在と認識を、
「愛があり、魂がありそして、倫理の世界」へ拡張化される即ち、新たな"パラダイム"へ。
 例えば、つい"コロナ以前"までの、「特異性」や「奇新性」が
デザインの優位性を担っていた時代は終わり、
そこで必然を感じることは、「愛と魂と倫理」のための「ヒューマンプロテクション」という
"こゝろの置き所"であるコンセプトも考えられるでしょう。

 しかし、これらのファッションにおける"新たなパラダイム"には、
"サスティナブル"や"ヒューマンプロテクション"等の"新しさ"には
かなりの、コストとリスクが伴う世界です。
なので、若いデザイナーブランドがこのパラダイムに挑むには至難の世界でもあるでしょう。
 従って、日本においては、SPAで儲けたファストファッション企業か、
或いは「御三家」と称されてきた「イッセイ、ヨウジ、ギャルソン」に
加わる、「SACAI」「ジュンヤ」などに期待するしかないのですが???
 日本における彼ら"勝ち組"ブランドは今までに築き上げてきた自信と欲望を
そうたやすく捨てられる人間性と勇気を持ち合わせていません。
 それにむしろ、この動きがより現実的になれば、デザイナーブランドビジネスそのものが
窮地に立たされるか、伸び悩み状況に追い込まれるでしょう。
 ということは、今年も、海外のラグジュアリーブランドやハイブランドの
"一人勝ち"なのだろうか?

 参考−1/「"The Responsible Fashion Company":
Integrating Ethics and Aesthetics in the Value Chain/2014/9/17発行」

 この本は、サステナビリティと責任あるイノベーションを通じて、
未来の、ファッション業界2030年の再形成に貢献することを目的としています。
 The book Fashion Industry 2030 aims to contribute to reshaping the future through sustainability and responsible innovation.
 参考ー2/"the Global Fashion Agenda"を読み込むこと。/ https://globalfashionagenda.org

文責/平川武治。
初稿/2023年1月10日。

 もう一つ、私事ですが、久しぶりで、今年最初の「トーク集会」を
下北沢のカフェ「洞洞」で下記の内容で開催します。
 ご興味とお時間があれば、ぜひ❗️❗️ご参加ください。

表示

年が令和5年ーMax.MOV

投稿者 : editor | 2023年1月11日 14:20 | comment and transrate this entry (0)

2022年6月 4日

何に「感謝」をすればいいのだろうか?  誰かに『ありがとう!!』って、言いたくなるときがありませんか?

 こんにちは、
又、新しい季節が訪れてくれましたね、
 お元気でいらっしゃいますか?

 何に「感謝」をすればいいのだろうか? 
誰かに『ありがとう!!』って、言いたくなるときがありませんか?

『 ―――「本質」を想い知ること。
その「根拠性」を手探りする。
そして、「関係性」と出会う。
必要である、大切な関係性であればその関係をどのように「継続」してゆくか?
その時、真こゝろの存在は、「本質」のカオスとエモーション。

唯、「表層」のみの漂いは自我の呻き。

巷には「表層」の呻きだけが。
従って、多くがのっぺらぼう。
無表情、薄っぺらな金メッキ。
なりすましが彷徨う。

自らの国を想う真こゝろ。
自分の国を愛する想い。
自然に守られて今がある僕たち。

四季の変化に育まれたこゝろ。
自然を見つめてください。
自然を想う真こゝろと
その現われのみに
明日のこゝろが。

不安は自由の眩暈。

1パーセントでいいですから
あなたの「エゴ」をセーブしてください。

モノを作りたい人。
買い物をしたい人、美食をしたい人も。
少し、「我慢」をして下さい。
こんな時代ですから、

自然が元気になります。
地球が楽になります。
いい空気が吸えます。

「生かされている」ことに「感謝」してください。
総ての「根拠性」はここからが出発です。
明日のための「本質」はここにあります。

ありがとうございました。

新しい季節が始まった6月の初めに。
                                  
合掌。』

 こぼれ陽に初夏のざわめきが、そのにほいと共に加わりはじめる鎌倉裏八幡にて。
ひらかわたけはる。

投稿者 : editor | 2022年6月 4日 15:58 | comment and transrate this entry (0)

2019年8月20日

久々に再開します。「平川武治のMODE-YOSE」。その第1回のお知らせ。

『 三伏の候、
まだまだ、それなりの残暑が続きますが、皆さん、お元気でいらっしゃいますか?

この程、古い友人、青木君が声をかけて頂き、久々に僕の小さなおしゃべりの会、
「平川武治のMODE-YOSE」を開きます。
令和の秋の始まりですが、お時間と好奇心が在りましたら、是非、ご参加ください。』


***

モード評論家の平川武治氏による連続セミナー「平川武治のモードYOSE」第1回を
開催致します。
平川武治氏のファッションに関する最新の考察や、経験談などをよもやま話風に
お聴きするセミナーです。モデレーターをストリート編集室代表の青木正一が務めます。

小さなスペースroomFで、参加人数を20人に抑え、深いレベルのセミナーにしたいと
考えています。同じテーマで3回行ないます。
最終日はスペシャルデーとして、参加人数を10名に抑え、個別の質問にも詳しく
お応えできるような、よりプロフェッショナルなセミナーの日を設けました。
開催日ごとにお申し込み者の中からの抽選になります。

【「平川武治のモードYOSE」 第1回】
メインテーマ:「ファッションディレクターの時代」
サブテーマ:「キャンペールなモードの現在点」
A
日時:2019年9月1日(日)17:00(16:45 DOOR OPEN)~19:00 + 懇親会
対象:一般+学生
受講料(学生):2,000円(税込)当日・現金
受講料(一般):3,800円(税込)当日・現金(領収書発行致します)
懇親会(希望者のみ):近くのキャッシュオンのカフェで
定員:20名(抽選)
応募締切:2019年8月25日23時59分
開催場所:roomF

B
日時:2019年9月3日(火)19:00(18:45 DOOR OPEN)~21:00 + 懇親会
対象:一般+学生
受講料(学生):2,000円(税込)当日・現金
受講料(一般):3,800円(税込)当日・現金(領収書発行致します)
懇親会(希望者のみ):近くのキャッシュオンのカフェで
定員:20名(抽選)
応募締切:2019年8月25日23時59分
開催場所:roomF

C
プロフェッショナルを想定した、個別の質問にも詳しくお応えできるようなサロン風の
スペシャルデーです。
日時:2019年9月4日(水)19:00(18:45 DOOR OPEN)~21:00 + 懇親会
対象:経営者、デザイナー、ディレクター、フリーランス、等
受講料:5,000円(税込)当日・現金(領収書発行致します)
懇親会(希望者のみ):近くのキャッシュオンのカフェで
定員:10名(抽選)
応募締切:2019年8月25日23時59分
開催場所:roomF

roomF:東京都渋谷区神宮前4-27-3 神宮前ビレッヂ 201 tel.050-3577-5690
最寄駅:明治神宮前(徒歩5分)、JR原宿駅(徒歩8分)
https://goo.gl/maps/AWw6qVgV1LJVgKYF9

*支払方法:当日受付でお支払ください。現金のみです。領収書発行致します。

*【応募方法】
下記の内容をメールでお送りください。
メール宛先:info@street-eo.com

申込セミナー:「平川武治のモードYOSE」 第1回
氏名:
年令:
会社名:
職業:
学校名:
希望受講日:複数応募可です。優先順にABCで記入してください。最初の希望日の抽選にハズれた場合に、次の希望日で再抽選致します。
 A:2019年9月1日(日)17:00
 B:2019年9月3日(火)19:00
 C:2019年9月4日(水)19:00

*応募締切:2019年8月25日23時59分
※当選のご連絡は、2019年8月26日中にメールでご連絡致します。
※ケータイメールをご利用の場合、info@street-eo.comからのメールが受け取れるように
設定してください。』

投稿者 : editor | 2019年8月20日 20:48 | comment and transrate this entry (0)

2017年9月 9日

Message de condoléances à la M.Pierre Berge,

 ”Merci beaucoup de m'avoir invité à de nombreuses choses magnifiques depuis longtemps.
 Je visiterai la "Librairie des Colonnes" de Tanger.
Une bonne réunion avec lui、、、、、、、”

 Y.S.L.が亡くなった時の彼、P.ベルジェの言葉でした。
 「彼を失い深い喪失感にかられています 、
皆さんも同じ気持ちでしょう。

 今朝新聞で今までにあったことを読んだと思います
アーティストの死とはいつもこういう風なものなのです。
彼がいかに大切だったかを振り返り
失うことがどれほどの痛手かを知るのです。

 ココシャネルは彼を後継者と見なしていました。
シャネルは女性に自由を与え
イヴサンローランは女性に力を与えました
男性服を女性服に転換することで女性に力を与えたのです

 イヴサンローランと今のデザイナーを比べることはできません。
才能のあるデザイナーがいないと言っている訳ではないです
才能ある人はたくさんいますし
すばらしい人が現れ成功することを期待しています
でも誰も彼と同じことができる人はいないのです
引退の日彼は自ら幕を下ろしたのです。
一つのファッション とりわけオートクチュールの幕を、」
 
 ベルジェさん、安らかな眠りへ。
合掌。

 またひとつ昨日、悲報を知りました。
巴里のモード否、世界のモードにとっても大いに、悲しい現実です。
これからのモードの世界には、新たな支える柱が必要に迫られます。
 が、シャネルを唯一のビジネス・ターゲットにしているディオール軍団の猛攻撃によって、
エディを巻き込んで、全面戦争が始まるのみです。
 でもこれは、YSLの時代には無かった、
取るに足らない、ただのヴァニティなビジネス戦争でしかありません。
これがこれからのモードの世界なのでしょう。
鎌倉にて:
文責/平川武治。

投稿者 : editor | 2017年9月 9日 13:46 | comment and transrate this entry (0)

2017年7月13日

巴里土産、”僕的、”巴里の新しい出来事、”平成29年7月記。

 ”僕的、”巴里の新しい出来事、”

 DIOR展で見つけた言葉。
“TRUE LUXURY NEEDS GOOD MATERIALS & GOOD WORKMANSHIP.”
 
 コレットが閉店します。12月20日で終焉。
ここでも、”20年周期”が。
確か、2年ほど前に(?)台湾系企業がオーナーになったはずですね。
彼らたちが、持ちきれないほどのビジネスレベルだったのでしょうか?
まだ、サラたちファミリィーが持っていれば、これにしがみついていたでしょう。
お母ちゃんはサラのために、自分が持っていた”サンチェ系の既製服ブランド”を
7社ぐらい売却してやり始めたのですから。
きっと、自分たちは売却して得たお金と、サラたちの顧問契約で
のらりくらり営業になったのでは?
一度、調べてみたいですね。
http://ja.colette.fr/?___store=ja&___from_store=ja

 時代は作り手の立ち居場所が変わったように、
ディストリビューターのあり方にも変化が必要な時代性。
もう、”DSM”も古くなってしまった商業形態でしかない。
自社ブランドと競合ユダヤ・ブランドとのリトマス試験紙あるいは、”振り屋”構造。
”世界の豊かさ”たちはどこで、どんな買い物をしたいのか?

 「ボンマルシェ」の創始者たちの言葉が思い出されます。
「3つのサーヴィス+もう一つ、」
そして、「新しい酒は、新しい革袋に」が再び、必要な時代性。
これは世界レベルで必需事項なり。

 日本でも、デパート、セレクトそしてAEON,駅ビル系から、
次なる新しいディストリビューターのあり方が必然になってきた時代性ですね。
ここで、どのようなバランスで、e-コマースとの構成比を考えるか?
例えば、”しまむら”も売り上げが落ち始める。
ここはe-コマースの比率が低いから早く落ち始めたのでしょう。
デパートにおんぶに抱っこアパレル・ブランドが消滅化。
セレクトは今では”SPA型”ビジネスで売り上げを取り、
”セレクト”とは名ばかりの落ちぶれ方。
AEONにしがみついているSPA型も今後がない。
e-コマースの比率をどのように堅持し、伸ばせるかが生き残りポイント。
新たの時代の気分を感じさせる「ファッション・ディズニーランド」か、
「ストリート・ラグジュアリィー」という名の「ロコ・ファッション」や
「コス・プレ」の世界。
そして、「ブラック・ラグジュアリィー」のみが
今後のあらたなファッションシーンを生み出せる時代の美意識。

 元マルタンの社長、ジェニィーさんも先日亡くなられましたね。
早すぎました。
南イタリィーのバ-リ、M.M.M.を売却して購入した別荘で。
彼女もファッションが大好きな人でした。
ブリュッセルで営んでいたブティック2件を売却してマーチンと”夢”を共有した彼女。
僕をいい距離から見てくださってた人でした。
「タケは今度生まれてくるときは”デザイナー”だろ!!」と言われた言葉を思い出し、
「いや、デザイナーにはなりません。」と返事した。
 黙祷。

 モード美術館、ガリエラのキューレーターをしていた、オリビエくんが
ここを突然解雇されて、J.W.ウエストンヘ再就職したそうです。
今、ブルーデル美術館でいい「バレンシャガア展」をキューレーションしたというのに、
残念です。
この展覧会は「バレンシャガア・ノアール展」。
知的なコンテンツがこの美術館のブルーデルの彫刻作品と対比されて展示されている
素晴らしい知的展覧会。
もともと、この美術館自体が小さなフレンチガーデンがあり、美しく、
大きな紫陽花が印象的。
このクチュリェの針の動きとブルーデルの人間の肉体の塊、マッスの捉え方との対比が
素晴らしい。
オリビエ自身が会場構成とセノグラフィーを担当したのも良い。
黒に拘った白の使い方、彼の繊細で知的な神経がこの展覧会の全てをまとめ上げている。
クチュールの美しさとは、作品を着た女性の表情と佇まいのバランスであろう。
それらをどのように見て貰いたいか?また、魅せたいかに拘った
彼のバレンシャガアヘのリスペクトと恋こゝろがこの展覧会への想いの全て。
当然ですが、始まったばかりのDIOR展とはその展覧会の趣旨と目的が大いに違うために
この差異は経験できない好奇心を味わせてくれた。
数年前に彼、オリビエがCdGの展覧会を白でまとめて魅せてくれたことを思い出す。
パリのモード・インテリとしては申し分のない人材だったのに、今回の再就職は残念である。
もう少し、これも調べて見たい。
http://www.bourdelle.paris.fr/fr

 DIOR展はすごくお金がかかった展覧会。
“TRUE LUXURY NEEDS GOOD MATERIALS & GOOD WORKMANSHIP."
”DIOR王国”とはこれぞ!!をこれ見よがしにまとめてやり始めた。
この裏には、アルノー氏がやっと、この”クチュールDIOR”メゾンの買収に成功し、
今まではプレタと化粧品だけであったが、この中枢のメゾンを手中にしたことによっての
ある意味、「文化は武器」というコンセプトを開け出した、
自分たちがこの王国を持っているのだぞ!と言わんばかりのプロパガンダ展。
でも、すごい!展示体数だけでもこれだけを展示された展覧会はない。
素人にもわかりやすく、誰もが、ノスタルジアを想い出させる展覧会である。
ディオール本人が一番凄い”クチュールとは!”の世界を作っている。
YSLのセンスがDIORのエレガンスを引き継いだ巧さは認められる。が、堂々さは感じられない。
アブラハムのプリントも彼の味方をした’70年始め。
うまくビジネスも繋げていたM.ボラン、彼が一番長くデザイナーをしていた。
イタリアン・エレガンスとフレンチ・エレガンスの差異が出せず苦労した学者的デザイナーJ.F.
フェレ。
自分の自由さを、自由の謳歌をこのメゾンで行った、唯一のジョンくん。
あの時には、その大胆さと繊細さが狂い始めてきていたのだろう。
ディオールとは違った意味での”魔術師”の才能を見せてくれるジョンくん。
一生懸命、”DIORエレガンス”を勉強して彼なりに頑張った、ストリート・クチュリェ ラフくん。
素材のオプションに面白さを見るが、これはT.TANAKAくんの仕事分野だっただろう。
ネオ・ヴァニティへの挑戦なのだろうか?あるいは、マーケットの入り口をより、広げるための
”FAMME OBJECTS”コレクション。
初めて委ねられた女性クチュリェ、マリア・グラツィア・キウリ。
それぞれの”DIOR”が一同に揃ったとにかく、必見すべき見事なキューレーションの展覧会。
パメラがキューレターで頑張った、展覧会としては素晴らしいものになっています。
ここで、パメラとオリビエに差が出来てしまったようです。
そして、多分、パリの展覧会で会場構成に”プロジェクト・マッピング”を使ったのは
この展覧会が初めてでしょう。
https://www.dior.com/couture/ja_jp/メゾン-dior/展示

 アントワープへ出かける。
あんなに通った街なのだが、その思いが砕かれてしまった鏡のような田舎町。
展覧会を見る。
やはり、パリの展覧会と比べてはいけない。
この街のどこに”エレガンス”があるのだろうか?それが、この展覧会にも見て取れる。
M.M.M.のオリジナル作品と、HERMES-M.M.M.の”SOUCE OF THE CREATIONS”の
面白さに、過去を思い出して微笑む。
嬉しいことにこれらのほとんどを僕は”レア”で見せて頂いてきた者、
M.M.がやって見たくなったという気持ちがわかるまでの”貧しさ”が発想の根幹でしかなかった
彼らたちのオリジナルコレクション。
ヴィンテージという名のオリジナルあるいはリアリティを見事に料理していたコレクション群。
HERMES-M.M.Mが持っているはずの”エレガンス”が展示予算の問題だけであろうか、
会場の雰囲気からは感じられなかった。
当時の状況を知らずに、彼らたちの作品だけをこうして見ると、
やはり、モードを学ぶ学生たちにはそれなりの新しさと、凄さを感じさせるまでの
展覧会である。
作られたものの説明が多く、その背景や時代感を感じさせる対比事項が弱いキューレーション。
https://www.momu.be

 LVMHアワードで特別賞をとった、N.Y.のkozaburoくんに会いました。
セントマから、TOMのところへ、そして独立。
なかなか、しっかりしたものつくりをしている精神性と美意識高い日本人でした。
今、TOMのところにいる福本ゆうくんと友達。なので、ゆうくんとも久しぶりの再会。
デザインをN.Y.で。ものつくりを日本で、ショールームをパリでという考えで
スタートし始めた彼。
今後の進展に興味あり。
ハンドクラフトとサイエンスクラフトのメチサージュ。
ハンドメイドクオリティとインダストリアルクオリティのバランスの良さが品よく仕立てられ
日本人には難しさである”エレガンス”があなたの美意識の高さによって
シンプルな美しさを構築されていました。
パリのモードの世界は”クチュールの世界”が根幹で成り立っています。
ですからこの街でのモードの究極の褒め言葉は”エレガンス”です。
どうしても、現代の日本人の美意識ではこの”エレガンス”が
間違った理解のされ方というよりは、身勝手な理解の上で表現されています。
”シンプルさ”で豪華な優美さをも表現できる世界なのですが、
”シンプルさ=貧弱さ”になってしまう分量のバランスさに問題があるのでしょう。
日本の”手仕事”の世界を生み出した美意識の多重構造”に自信と覚悟を持って
これから、ますます、お励みください。
ある意味で今の時代の”ヌーヴォー・ジャポニズム”です。
https://www.kozaburo.com

 Yプロジェクトがフランスの文化庁主催のAndamアワードを取ったそうですね。
僕はあまり好きではないデザイナー。
創造性において、新しさが感じられない。
所詮、”ブリコラージュ ドゥ アーカイブス”の世界でのお利口さん。
時代の風向きが味方したのでしょう。
http://andam.fr

 YUIMAくんが今季もいいコレクションを行なった。
どの様に良いかといえば、
「わかりやすく、見事に美しい”自分世界”をプレゼンテーションした。」
会場で流されたA.V.も大変親切に製作されていたので、
余計に彼の”SORCE OF THE CREATIONS”が丸わかりこれはこれで成功だろう。
が、僕が毎シーズン彼へ進言している「意匠登録」/COPYLIGHT」の申請が
まだなされていない。
この様な世界は、自分の思想的なこと以外ではやはり、自分の才能は自分で
守らなければならないだろう。
あの一生のプリーツでさえ、意匠登録を獲った為に彼の企業が救われたのであるから。
僕は唯馬くんは見事な「レゴ世代」を代表している、新しいクリエーターであると、
リスペクトして今後の彼の進化に興味を持っている。
彼がやっていることは見事に、世界に先駆けた発想で世界のモードに挑戦している
日本発の若者の一人であるからだ。
同じような海外で勉強してきました集団組とは大いに、一線が引けるまでの
志の高さを持っているから嬉しい。
http://www.yuimanakazato.com

 この街の新しさとしての”AFRICAN INFERENCE”。
じわじわと、過去へ戻ってゆこうとするパリ。
ケ・ブランディ美術館の「ピカソとアフリカンマスク展」
LVMH美術館での「アフリカンアート展」
それにラ・ヴィレットでの「ジャマイカ・レゲエ展」
僕は今シーズンのコレクションに現れてくると予測していた「AFRICAN LUXURY」
この兆しがこのような展覧会となってすでにこの街をあの時代へワープ。
1911年来、アフリカのプリミティフな世界がこのパリへ染み込み始める。
それらの”滲み”を新しさと感じられる世代たちの登場。
街のイミグレーターたちも第3世代へ。
豊かさを感じ始めるまでの、おしゃれとしての「ロコ・ファッション」が増え始めたこのパリ。
我が、CdG H.P.のコレクションが、まさに、”AFRICAN INFERENCE”そのもの。
海外のバイヤー達が言い始めた、
「このイメージングはロンドンチームがまとめたものだよね。」
アフリカの伊達男達、”サプール”と、ロンドンのストリーターズ達のイメージング・コラボ。
こんなクールなイメイジングは、流石!!CdG H.P.
あるいは、’68年に誕生した、R.ハミルトンの作品に現れた”POP”に見られる
アフリカンプリントの使い方。
そう、今シーズンのラギッドなトレンドとはこの”AFRICAN INFERENCE”。
そして、「AFRICAN LUXURY」あるいは、「BLACK LUXURY」が
これからのクールなトレンド。
http://www.quaibranly.fr/fr/
http://www.fondationlouisvuitton.fr/
http://www.citedelamusique.fr/francais/
合掌。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2017年7月13日 08:25 | comment and transrate this entry (0)

2017年5月28日

『無知が悪いのではなく、無知の自覚のないことが悪いのだ』

 『無知が悪いのではなく、無知の自覚のないことが悪いのだ』
(本書/#103、「新聞テレビは知能を破壊する。」より;)
 デザイナーさん、アーチストさん、先生、評論家と呼ばれていらっしゃる皆さん
そして、ファッション・ヤッピィーの皆様へ、
 3月に発刊されました、単行本「ニホンという滅びゆく国に生まれた若い君たちへ」。
僕たちの国家、日本とその今後について、現実の日本の状況を
”201”の項目で簡潔、明解に見事に書き下ろされた本が出版されています。
 ぜひ、ご一読ください。
 僕が平常、こゝろ憂いている幾つかが確りとまとめて書かれてあります。
無論、これを読んでそのまま鵜呑みにするのではなく、
「知ってしまったことはもう”無知”ではないのですから、この知ってしまった事に対して
これからこの国で生きてゆく若い人たちや子供達へどのような事が出来るのか?
どのように対処及び、行為をするか?
自分たちが”安心・安全・快適に委ねることだけでいいのだろうか?」
 僕は読後、悲しくなってしまいました。「社会的な個人」としての立ち居場所からでは、
何が出来るか?

 *タイトル/「ニホンという滅びゆく国に生まれた若い君たちへ」
”ーーー15歳から始める生き残ろための社会学”/響堂雪乃著
白馬社刊/ISBN978-4-907872-14-4/¥1620-
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Daps&field-keywords=日本という滅びゆく国に生まれた若い君たちへ

 また、少し古い本ですが、
 『 13歳は二度あるか?ーーー「現在を生きる自分」を考える。』吉本隆明著;
大和書房刊;2005年9月発行:
 これも合わせて読んでいただけると尚、自分たちが、無知の自覚のなく、
”知らないことを知ったかぶり”をして表層のみで、不誠実に生きてしまって来たかが、
自覚できるでしょう。

 この本など、”13歳、14歳、15歳”の若い世代の人たちへ向けて書かれています。
僕も真剣に、長年の念いである「14歳のためのモード論」を書いてみたくなりました。
 表層の”ファッション・ファッシズム”によって屈折してしまった眼差し、
専門学校という無教養さを教える教育機関、あるいは、解ったふりして
”壁紙ファッション論”を弄んでいるだけの輩たちはもう終わっていますね。
 もっと、素直な、誠実で、楽しい簡潔なモード・根幹論が世界レベルで
これから、ファッションに興味を持ってこの世界へ近づきたいという若い世代のために
ポジティフに書ければ、書いてみたいというこゝろが現れてきました。
 
 僕と一緒に、「14歳のためのモード論」に興味を持って、
”あたらしい自由”さと共に、一緒にやってみたいと思う人を探しています。年代、性別不問。
 関心ある人は、ご一報ください。[taque.hirakawa@gmail.com]まで、宜しく。
合掌。
平成29年5月28日/平川武治:

投稿者 : editor | 2017年5月28日 19:16 | comment and transrate this entry (1)

ファッション雑誌の嘘に裏切られた14歳
勝手に流行の宣伝をしていた。
虚飾のホップ。
フィリップスタルクは、お好きですか?
京都の暮らしは、どの様な風情でしたか?

投稿者 : naomi | 2019年3月18日 00:27

2016年11月18日

Hello President Mr.Trump!! "The world is the wall-paper that only the truthiness."

「The world is the wall-paper that only the truthiness.」
 「ーそう、世界は”真実っぽさ”で溢れかえってしまっています。」

/2005年S.コルベア(コメヂィアン)
 ある時期から政治家が合理性、証拠、さらには事実に基づいた議論に変わって、むやみに感情や「勘」に訴えるようになってきた現状を評したもの。現代社会とはこの”真実っぽさ”に寄って全てが構築されてしまている。

 「保守とリベラルの違いは、リベラルの方が合理的だとか、物事を考え抜くことに熱心とかいうのではない。リベラルの方が自己欺瞞に陥っているだけである。彼らたちは自分たちが合理的であると思っているが、その実、他の誰かと同じように感情的で直感に頼っている。このような思い込みはともすると驕りにつながってゆく。彼らは世界を予知し、支配し、変える自らの能力を過信する。このため、リベラルは人間の条件を改善すべく莫大な費用を要するのに無益な計画に従事し、みんなの暮らしを以前よりも悪化させるのが常である。人間行動の深遠な根幹を無意識の領域である直感的・非合理的な思考形態を素直に受け入れることは自己欺瞞に陥ることを防ぐであろう。」D.ブルックス/N.Y.Timesコラムニスト「人生の科学」(The Social Animal)
 参照/「啓蒙思想2.0ー政治・経済・生活を正気に戻すために」NTT出版刊/J.ヒース著:

 今回の President Mr.Trump陣営の一つの”ネタ本”、
 "Friendly Fascism"という本が1984年に出版されています。
参考文献/"Friendly Fascism"/「優しいファッシズム」by Bertram Gross/1984/01刊
http://www.thirdworldtraveler.com/Fascism/Friendly_Fascism_BGross.html
https://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=https://en.wikipedia.org/wiki/Friendly_Fascism&prev=search
 ベトナム戦争後に再び戦争に向かうアメリカ社会の内情を描いたものです。
グロスは、米国は依然として世界で最も裕福な国であると述べ、 資本主義は、まだ大衆のための快適さを作り出していました。安全安心を求める市民の欲求が政治的に利用され、いつの間にか自由を奪われた社会に向かっていく、というもの。当時は軍国主義は強権的政治が生み出すものと考えられていましたが、グロスは普通の市民が抱く感情がマスコミによって誘導されることで、容易にファシズムが実現できると警告したのです。

 ここでも「ナショナル・アイデンティティ」と「ネーション・アイデ ンティティ」のバランス化と言う「文化力」の根幹と本質が新たな「シン・人間性」を生み出すでしょう。
民族がもちえている「NATION IDENTITY」をどのように、マーケティングしてゆくか?
ここに「NATIONAL IDENTITY」と「NATION IDENTITY」のバランス力が
新たな”文明”そして、”国力”になる時代性の到来でしょう。
 この行為が「保守的」な関係性を生み出すか、あるいは「革新的」な関係性を生み出すか?
はただの方法論でしかなく、根幹はここに今後の合衆国の「賭け」があるでしょう。
 彼、President Mr.Trumpは不動産業とカジノ産業で儲けていましたね。
これら、「賭け」には「掛け金」が必要です。彼のこの「掛け金」の動かせ方が今後の
「経済」となる、やはり日本経済にとっても厄介なPresident でしょう。
日本の戦後の政治と社会とは”リスクとコスト”を回避することで成長してきたのですからね。
 しかし、このPresident Mr.Trumpの元においてはあるいは、「カウンター・カルチャー」
そのものが”リ・モデル化”され、芽生え激しい新しさを欲求する新たなコミュニティー運動の
可能性が見えるかもしれないし、その一端としての”州”の独立運動もありうる時代へ至るかも?

 M.ムーア曰く、
"However this ends, that's where we begin." /「これは終わりだが、始まりでもある」
 
 「トランプ大統領の誕生。」
”現実”とはこのようなものです。
この新たな”現実”によって、
今後のリアリティが生み出されてゆくのですね。
アメリカ国民の大きな賭けの時代が始まるでしょう。
賭けには「金」がつきものです。

そして、確実に「近代」は終わるでしょう。
その次なるのためのカードは?
そのカードとしての「価値観」とは?
その価値観を育む「プログラミングとシステム」

「保守」の時代性も変革が起こるでしょう。
これからのアメリカ人たちは「何が変わることに期待をしているのでしょうか?」
金の世界が生み出すヴァニティな世界は”薄っぺらなヒューマニズム/truthiness”を救うか?
これが彼流の”ファッシズム”あるいは、"Friendly Fascism"という名のナショナリズム”。

”0 or 1”の決断には金だけだはなく、経験そして、「勘」と「感情」が必須でしょう。
”ヤルか、ヤラナイか?”の世界が広がるでしょう。
今後のこの世界に決断できるのはもしかしたら、案外”エトランジェ”たちか
あるいは「黒人」たちもしれませんね。

リベラルを装う白人たちの”ヨオロピアン・コンプレックス”に変わって、
彼らたちの勘と経験からの価値観が決断を産めば、
その新しさは一つの時代を生み出す可能性があるでしょう。
例えば、彼らたちが吐き出すボキャブラリィーである
「ラップ」を聞けば理解できるでしょう。

彼らたちが選択する「近代」の次なるは、「脱・近代」なのか、「超・近代」なのか、
あるいは「シン・キンダイ」なのか?それが、「超・保守」なのか???
問題は「幸せ」という真実が蜃気楼であり、
ただの”真実っぽさ/truthiness”でしかなかったこと。
世界は「壁紙ワールド」。

しかし、President Trumpは「近代」と言う1頁を彼の"教養"/レベルで完全にめくるでしょう。
彼の武器はなんなのだろう?
そして、目指すは古き良き時代の「いにしえの帝国」と言う名の集合集団。
憂国の孤独から生まれる"Friendly Fascism。

今日までに既に、綻びかけていた「近代」は
グローヴァリズムによって全く”新しいルールとシステム”の必然性を知る。
ここに来て「金の力」で新たな「近代」が押し出されるでしょう。
そこにあるのは「真実っぽさ」が溢れかえっている不自由な社会。
「The world is the wall-paper that only the truthiness.」
合掌。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2016年11月18日 14:15 | comment and transrate this entry (0)

2016年8月26日

おしらせ ”VACANT- Le Pli会 ”残暑の宴”

VACANT- Le Pli会 ”残暑の宴。”

三伏の候のごあいさつ。
みなさま、お元気で今年の酷暑を
お愉しみになりましたでしょうか?
既に、半年はご無沙汰をしてしまっていた、
この原宿VACANTでのLe Pli会を開催させていただきます。

僕はと申しますと、
初夏の宵に慌てふためいた結果、
路上で膝の皿を割ってしまうという久し振りに、
僕にはちょっとした出来事がありました。
お陰で、暫くは動きも取れずその後も、杖に厄介になる日々を
2ヶ月半ほど過ごしておりました。
が、今ではたくさんのお気遣いで回復へ、
そして、
巴里からも帰国し再び、鎌倉で潜む生活を営んでおります。

今回の会では
僕の近況とそこから色々考えていたことをやはり、
”モード”の立ち居場所からこれだけはお話をした方が良いだろうと言う事のいろいろ、
そして、みなさまからのご質問とともに
この残暑を忘れる迄の豊饒な時間をと考えております。
よろしく、ご期待ください。

今回のコンテンツは
マタイ伝から、「あたらしい酒は、あたらしい革袋に」
そして、「あたらしい自由」です。
僕たちは「近代」の次なるを考える時代性が来てしまっています。
何故ならば、ル・コルビジュェがもう、既に、”世界遺産”になってしまったからです。
 
原宿VACANT-Le Pli会のごあんない。
開催日時;九月二日午後七時より。(会場は六時半~)
会費;一般/¥二千円、学生/¥千七百円。
休憩時にお茶とお菓子をご用意します。

ゲスト;中里唯馬氏;
先シーズンの巴里のHaute Couture Weekにてコレクション発表.

予約|info@takashiogami.com
*件名を「Le Pli」とし、お名前・人数・ご連絡先を明記の上、
上記のアドレスまでメールをお送りください。

相安相忘。
平川武治

投稿者 : editor | 2016年8月26日 10:04 | comment and transrate this entry (0)

2016年8月 8日

「在命退位」を自らお言葉になさった天皇は、

 『みなさん、日本の盛夏、お見舞い申し上げます。
どうか、酷暑に負けず、國体の行方を考え見守ってください。』

 一昨日の友人とのメール交換から、 
 「在命退位」を自らお言葉になさった天皇は、
昨今の安倍内閣が手がけようとしている
「憲法改正」についてご自身が危惧なさっていることへの一石を
ご自身の「立ち居場所」からのみ発せられる行為を
ご自身の”生”を賭けてこの機をお設けになっただけだと
僕は解釈しています。

 天皇は今現在では、自分たちの國即ち、これからの日本國民が
どのような國体における民族になって行くか、
自分たちの國土を自分たちで穢してしまった現在(もちろん現発で、)
そして、「第9条改定」へ、そのための「憲法全面改定」案。
ある意味で「神風」を起こそうと、
自分の國であるからという「責任こゝろ」という「覚悟」とともに。

 残念ながら、これらはすべて、小泉内閣以後の我が国の国政の根幹は、
合衆国からの「飴と鞭」版”シナリオ”によって演じさせられてしまっている現実でしょう。
その証拠は戦後の「日米安保関係3悪条約・同盟」が外されないままのシナリオです。

 天皇はこれを見破っていらっしゃいます。
よって、ご自身の「立ち居場所」でしか可能でないご感想発言。
ここには「日本民族」の”継承”という問題がもう一つにはありますね。

 8月15日を待たずして、広島と長崎の原爆被爆記念日の間の今日という日を
お選びになったそのおこゝろに、
国民である僕たちは関心を持って今後の国政のためにも、子供達のためにも、
一国民として向かい合って天皇のご「本意」を知ってください。
そして、反対論、賛成論やいろいろを論じ合ってください。
お願いします。
合掌。
平川武治:

投稿者 : editor | 2016年8月 8日 06:40 | comment and transrate this entry (0)

2016年3月 1日

"DADAGLOBE" 今年はDADA100年の年。

 巴里がファッションピープルでがさつになる前に、友人のいるチューリッヒを訪れる。
この街で起こった"DADA Movement"、チューリッヒ・ダダが誕生したのが100年前。
 ロシアから降りて来たユダヤ系ロシア人たちがこの街で興したアヴァンギャルドムーブメント。その展覧会がこの街の美術館で行われていたので行く。
今回のDADA展は、当時この運動をバックアップした同人雑誌、”DADAGLOBE"を軸にして、この街でどのような人たちが、どのような関係性を築きながらこの前衛芸術を創生していったか。そしてその後、巴里へそして、N.Y.へどのように拡大していったか?がこの展覧会のコンテンツ。
 多くの日本人は知らないこの”DADAGLOBE"には興味ふかい写真が、ドローイングがそして手記と作品が連載されていた。この時代のバックグラウンドが戦争と不景気それにユダヤ人問題が重なり始めた複雑な時代性から生まれ出た”爆発!!”とても、現代の日本では起こりえないエネルギィイの集約とその憤りが一つの時代への芸術定義がなされたDADA。
 参考書籍/この出版社はいいものを出している。
http://www.scheidegger-spiess.ch/index.php?lang=de&page=books&view=lc&booktype=filter_5_title&subject=1&artist=all&author=all&pd=ss&book=706
 

投稿者 : editor | 2016年3月 1日 18:44 | comment and transrate this entry (0)

2015年4月25日

恒例 VACANTーLEPLI会 新学期編おしらせ。4月26日夕刻より、

  こんにちは!
今年初めての、VACANTーLEPLI会を開きますのでご案内をいたします。

タイトル:『閉塞感とは自らが生み出している怠惰なる生き方の状況結果でしかない。』
1部;「新入生でもわかる、パリのモードの新しい風とは、
Nouvelle Vague La Mode Paris」ーーモード産業の構造が変わり、クリアティビティが変わり、
ラジグジュアリィーが方向転換をし、モードビジネスが変わった。そんな、新しい風とは?

*ゲストスピーカー:工藤雅人氏;若き、モード評論家。大妻女子大学ほか、非常勤講師。

2部;「人生90年プロジェクト」
ーージェロントロジィー*(gerontology)をより、ポジティフに考え新たな未来への提言。   
近未来社会のために考えてみるこれからの日本における”ファッション産業”のための
コンテンツ。世界諸国に先駆けて迎えてしまった、”少子高齢化社会”を、
よりポジティフな発想のもとで再考し、必要なる新たな社会システムまでを構築し、
それらを産業化してゆく発想のプロジェクト。スローライフ、スローファッション
そして、スローアーキテクトについても考えてみよう。
       
*ジェロントロジィー(gerontology)
加齢にかかわる諸問題を研究する学問領域。生物学医学などの自然科学と社会科学を
統合して研究する。老年学。老人学。加齢学。
    
会場;原宿VACANT/ 担当;大神
開催日時;平成27年4月26日:早い夕刻より、
会費;一般:2000円 / 学生割引:1700円
ティーブレイクあり。

 「久しぶりのヨオロッパを、パリーバルビゾンーアムステルダムーロッテルダムそして、
再び、パリと旅歩く。
 多くの人たちと再会を果たし、彼らたちが一応に考えてしまっている「閉塞感」とは?
その正体とは、なんなのだろうか?を僕なりの眼差しで探す旅でした。
 行動すること、そのために、来るべき時代性読むこと、そのための価値観を
新たに探し持つことそして、やはり、それぞれが”オープンマインド”であり、
多くの人たちとコミュニケーションを交わすこと、そのための自分の考えを持つこと。
「あなたたちは”パーソナルボキャブラリィー”を持っているか?」という問い。
 モードの世界からの立ち居場所と眼差しを持って、少し先の時代、僕たちの国が、
そして、ファッションの世界が今後、皆さん世代の時代のためにどのような伸展を
もたらすのだろうか?
 20世紀戦後の価値観のまま、構造化され、マニュアル化されてしまった、
現代日本の社会システムは確実に綻び始めていますね。
 このような事を皆さんと考え対話ができればという会です。」
 好奇心と時間があれば、ぜひ!!
いらしてください。
よろしく!! 
合掌:
文責/ 平川武治:

投稿者 : editor | 2015年4月25日 01:01 | comment and transrate this entry (0)

2015年1月 4日

HAPPY CHAOS 2015

 新年、平成二十七年のご挨拶。

”白被せ 何を見せるか 雪風情”

 新たな、めでたき年の始まりにお祝いを申し上げます。
「あけまして、おめでとうございます。」
みなさまへ、良き、穏やかなる1年でありますように。

 昨年も多くの皆さんにお世話とご声援をいただき、ありがとうございました。

 今年の僕はモードの眼差しで、”ジェロントロジー『人生90年プロジェクト』”です。
これからの僕たちの国体に大いなる影響を与える”ジェロントロジー”。
しかし、新たに迎えるはずのこの社会問題に、
モード/ファッションの世界から視点を定めて社会へ提言が為されれいません。

 新たな年を迎えた、今日までも、
モード/ファッションの世界は変わらず、”20世紀の価値観”を根幹にした、
ルールと方法論そして、”アーカイヴィス”の諸バリエーションの世界。
作る側も、報じる側も、商売をする側もそして、教育する側も、論じる側も
この”20世紀の価値観”とイメージングで、もう既に、30年以上が経っています。

 これからの日本社会へ新たなる国力になり得るまでのこの視点、”ジェロントロジー”
特に、世界の先進国に先駆けて激しい「少子高齢化社会」を迎える日本には、
この現実認識と社会化は”大いなる可能性”の一つです。
 
 そこでこの新しい時代に考えるべき問題の一つが「倫理観」です。
”金の豊かさを「倫理観」の第一義としてきた戦後70年は、”THEEND"です。
これからの「あり得るべき規範」としての”新たなる豊かさ”を"QUOLITY OF LIFE"を
目指し、生活に、社会にコミットさせるために、
今まで置き忘れられてきたこの「倫理観」を再考する時代性が今年です。

 30数年、パリモードを中心軸に、モードに接してきた僕の結論的発想の一つに、
「成熟された倫理観が洗練さを生む」という信念を持っています。
この経験的発想と眼差しとセンスをこの迎えるべき新たな社会へ
僕が為すべき方法と実践でコミットして行きたく、今年のお正月を迎えることができました。

 この視点、”ファッション-ジェロントロジー”に興味、関心ある皆様、
バックアップとご指導を今年もよろしくお願いいたします。     合掌。
相安相忘。
平川武治;
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 ”When I walked o the small street out side museum in Vienna,I had find this graffiti.
It's a so cool!!
& Keep in touch!!!,Taque." / 03rd.Jan.2015

投稿者 : editor | 2015年1月 4日 15:56 | comment and transrate this entry (0)

2014年10月30日

久し振りの『VACANT-LEPLI会』のお知らせ。

 ご無沙汰をしています。
久し振りで、『VACANT-LEPLI会』のおしらせをさせて頂きます。

 『ファッションゲットーから遠くへ、』
 コレクションが終わった巴里をすぐ後に、大好きなバス旅行で車窓の美しいフランスの
アルザス地方の農地を見ながらヴィエナへ辿る旅の今回。
 オールドマスターとオペラを見る旅のヴィエナ。堪能してから又、バスでプラーグを経て
ベルリンへ。途中、”裏月食”をバスの車窓から見る。
 ベルリンでは森と動物園とバウハウスを再び検証する旅。
’57年にこの街で開かれた”西ドイツ住宅博”の跡地住宅の素晴らしい集合住宅に住む
旧い友人宅に逗留。
 中日には、大好きなB.W.とヴィエナのクンストで先生をしているクリストファーたちと
憧れのドレスデンへ、ここでもマスターピースを見る旅。昔読んだ、J.コクトーとL.アラゴンが
ここのクンストの収集作品をネタに論じあう評論本、とても知的な興奮を与えてくれた
対話集の影響。結果、フェルメールの作品を又3点、新たに視た。
 旧い、文化を持つ都市だけが持っている独特の佇まいとにほいに酔った1日。

 何を隠そう、僕ももう既に、”ファッションゲットー”に住み着いてしまって30年以上が立った。
もういい、と想いながらも巴里へ行く。
 が、今回も来てみるとそのガサツさと薄さと品の無さとオーディエンスの軽薄さが
見え透くだけのシーズン。なので、「ファッションゲットーから遠くへ」の逃避行でした。

 そこで、久し振りの『VACANT-LEPLI会』です。
以前も大神さんからご親切にお声を掛けて頂いていたのに、僕はすっきりしない自分が有って
のらりくらり。
 なので、今回は、『VACANT-LEPLI会-1』と『VACANT-LEPLI会-2』と言う少し、
乱暴な程のスケジュールで2回の会を開催いたします。喋りたい事は沢山あります。
 『みなさま、ご興味と好奇心をVACANTへ、』

 『VACANT-LEPLI会-1』では、
 今の日本で現実になっている”ニュース”を読み込み、考えこれからの日本の表層が大いに
変革する状況を、“ニュースを読み、考えジグソウパズルをしよう。”と言うタイトルでお話を。
 そして、後半は、今回第2回目を開催された“HAPPENING"の発案の独りである
スタイリストの伏見京子さん他にゲストで来て頂き、『HAPPENINGとは何ぞや?
どうしたいねん?云々、、、』を又、『何が”東コレ”を面白くなくさせているか?』等も
お話が出来ればお聞きし、出来れば、僕もこの30年の”巴里-ファッションゲットー”体験からの
スキルと関係性を何らかのかたちで日本のこれからの若い世代へ大いに、
利用してもらえればといろいろお話を交わすオープンディスカッションの会。
 ぜひ、皆さんのご意見も参加させて下さい。盛り上がりましょう。

 『VACANT-LEPLI会-2』では、
もう2年程前から僕が提言していた、『WITHOUT SEWING』と言うコンテンツを軸に、
これからのファッションに“新しさ”が有るのか?を話し合おうと想っています。
 前半は、僕の今のファッションに於ける新しいテーマは『スローファッション』です。
この辺を、僕も原宿で20年程前に“古着屋”をしていた経験から
『自分で捨てたゴミは自分で拾え!!』プロジェクトを旧くて新たなファッションビジネスの
一つとしてお話をします。
 後半は、雑誌WIRED-3号で特集されている
『ファッションはテクノロジーを求めている』の編集長、若林恵さんとの
この特集についてのキッカケ等をお伺いし、対談をいたします。
 又、若林さんのご経験やお仕事柄ではの『”新しさ”とは何か』を、
その誕生に必要な”評論”の現在性とは、そもそも、現代に“評論”が必要なのか?等も
ジャンルを超えたところでご一緒にお話が出来ればと愉しみにしております。
 http://wired.jp/magazine/

 ご興味有るみなさま、好奇心を揺さぶりたい人たち、どうか、この様な時代性です。
社会の閉塞感は個人が持ちえた閉塞感が解き放されないと風穴が開きません。
 その為にも、脳みそを軽くして、のんびりとシャッフルしてみませんか?
現代ファッションと言う閉ざされ始めてしまった”習慣世界”から逃避するためのキッカケに
ご利用下さい。
 僕も元気になりましたので、久し振りでお会いしましょう!よろしく。
                                  合掌。
相安相忘。
文責/平川武治:

 おしらせ;
 「VACANT-LEPLI会 - 1」

2014.11.9 (sun)
at VACANT
13:30 open / 14:00 start

テーマ「ファッションの現在は?」
噺人:平川武治(ファッション評論家)
客人:伏見京子(スタイリスト)

 「VACANT-LEPLI会 - 2」

2014.11.14 (fri)
at VACANT
18:30 open / 19:00 start

テーマ『フィーチャーファッションの可能性』
噺人:平川武治(ファッション評論家)
客人:若林恵(『WIRED』日本版 編集長)

入場料:
一日券|一般¥2,000 / 学生¥1,500
通し券|一般¥3,000 / 学生¥2,000
(休憩時、お茶と菓子付)

予約:http://www.vacant.vc/d/130(VACANT)
*予約フォームは、イベントページ下部の〈RESERVE〉ボタンより立ち上がります。
備考欄に希望日をご記入ください。

 

投稿者 : editor | 2014年10月30日 18:19 | comment and transrate this entry (0)

2014年9月25日

HAPPENINGと言うハプニングを愉しもう。

ファッションが好きな皆さんへ、
『 閉塞感のみがただ溢れ流れるさまの大東京。
今後は無様な、品格無き閉塞感だけが彷徨い現われるのは“金権格差社会”。
そこで行なわれる”東コレ”とは?ここにも”表”と”裏”の世界。
彷徨っている”二枚舌デザイナーたち”がその閉塞感から抜け出そうと
もがいているようでもがき足らない連中の吹きたまり場。
いつの間にかの生温い”慣習”の中でのマンネリ化。
辞められなくなったファッションで社会にコミットしているのだろうか?
そして、誰が儲けているのだろうか?(そんな事は野暮である)
 そんな組織と彼らたちから遠くは慣れたところで
自分たちの若き情熱に畏敬を持って自らの世界に歓喜している連中がいる。
 そんな”HAPPENING”と言う連中に、皆さん、温かい想いと好奇心を持って
見守ってあげようではないか?
 僕も巴里から想いを馳せています。』

文責/平川武治:


http://your-happening.com
http://camp-fire.jp/projects/view/1257

投稿者 : editor | 2014年9月25日 16:17 | comment and transrate this entry (0)

2013年11月25日

師走、VACANT-LEPLI噺会告知/12月23日月曜日16:00開始(開場15:30時より)

師走、VACANT-LEPLI噺会告知
12月23日月曜日16:00開始(開場15:30時より)
客人;平林 恵さま;県立金澤21世紀美術館学芸員
森永邦彦様;ANREALAGE代表
噺人;平川武治:

こんにちは、
 師走ももうすぐ、お元気でいらっしゃいますか?
この押し迫った日にまた久し振りで会を開きます。
気が付けば、昨年もこの日に会を開きました。
今回は、”モードとアートの新たな関係性とその境界”について
それぞれの立ち居場所を持ていらっしゃる方々と
また、辛辣なセッションが出来ればと、僕自身待望する会になりそうです。

話題;
   『21世紀のモードの今後は、どのように進化するのだろうか?』 
―――モードの進化流の一つについての私説。
その1;
   『肉体から身体そして再び、肉体へ。或いは、「肉から身体そして皮へ。』
   " From the body to the radical body."
 ――“ポスト-ジェンダー”以後、ファッションから思想は消えた。
再び、女性の性の喚起と謳歌へ、そこに、新しい人間関係と讃歌を。
  その初め、”肉体”をラッピングする事から始まったモードは、
20世紀後半には“身体”をプロテクトし後には、”こゝろ”や”自由”迄をも
プロテクトしてしまった。
 そして、再び、ラジカルな肉体としての”皮膚”を新領域として、
人間への新たなる可能性へ。
 例えば、今のデザイナーで誰が“BODY CONCIUS "を巧く出せるか?
究極なる女性美の根幹としての”A.ALAIA”へ近かずく為に、美への挑戦が為されるであろう。
 
その2;
    『モードビジネスが近づく、アートビジネスの世界とは?』
 ――“ファッションビジネスとモードビジネスは違う。”
着れなくてもいい、“コレクションピース”を創作し始めるデザイナーたち。
 新たなモードビジネスとして、ここ数シーズンのCdGコレクションとHIDEKI SEOの活動を例として。
 ここから、”モードとアート”の境界線が新たに交わり始める。
誰がコンテンポラリな作品の価値を付けるか?
どの様にして、独りのアーティスト希望の作品がアートビジネスの世界の中へ落とし込まれるか? 所謂、アートビジネスとは?どうゆう世界か?
翻訳本”偽りの来歴”を参考にした考察。
 これを熟知している日本のアート関係者たちは少ない。
ここにも日本の教育の狭軌なる欠如が”アートコンプレックス”を生み続けている。

その3;
    ”金澤21世紀美術館-フィロソフィカルファッション”を語り合う。
 その企画担当者、平林さんに聞く、いろいろ。
 アートの世界から見た東京ファッションの世界とは?
そして、なぜ、この3ブランドが選ばれたのか?
結果としての”反響”は?

その4;
    質疑応答、いろいろ。

終会予定;~19時迄:
噺会会費;一般会員/¥2000円 
       学生/¥1500円
休憩時/お茶と菓子付
VACANT担当者;大神まで。

投稿者 : editor | 2013年11月25日 11:43 | comment and transrate this entry (0)

2013年9月11日

2年半が過ぎた“FUKUSHIMA”、忘れてはいけない幾つか。

 あの日から今日は2年半が経ちました。
大津波と言う天災による災害の犠牲になられた多くの人々へのご冥福をお祈りいたします。
そして、もう一つ”原発企業事故”によっての多大な事故影響とその後の放射能被爆の犠牲に
なられた地域住民のみなさまにこころよりお見舞いをそして、悔しさと憤りを改めて今後も
決して、僕たちは忘れないように覚悟いたします。
 合掌。

 
 この世の物事には全てに”表と裏”が、“光”と”影”が在ります。
宇宙にも、自然界にも、時間にも、モノにもそして、人のこゝろにも。
 
 今日この頃で言えば、”次回オリンピック大会の東京開催決定”という”表”と
“その後のFUKUSHIMA"と言う”裏”です。

 僕たちは生きている以上、
この“裏”である『FUKUSHIMA原発企業事故災害』を決して忘れてはなりません。
これからのより、少子化してゆく『日本國』を担ってゆく若い世代と子供たちそして、
赤子たちの為にも、彼らたちの國を惨めな國にしない為にも、“風化”させてはなりません。

 1)平成11年5月29日、イギリスの日刊紙ガーディアンは、
事故当時、GE社のエンジニアとして事故現場で働いていた技師の意見を載せている。
 Japan may have lost race to save nuclear reactor
Fukushima meltdown fears rise after radioactive core melts through vessel – but 'no danger of Chernobyl-style catastrophe' /The Guardian, Tuesday 29 March 2011 16.53 BST
http://www.theguardian.com/world/2011/mar/29/japan-lost-race-save-nuclear-reactor?intcmp=239
 
 2)ドイツのサイト/GEOMARでは
もう何れ、このままでは太平洋が何れ壊滅するだろうとの意見を発表し始めた。
ドイツのキール研究所のホームページ/http://www.geomar.de/
2012年7月6日発表のシミュレーション等のデータのあるページ/
http://www.geomar.de/news/article/fukushima-wo-bleibt-das-radioaktive-wasser/

 3)僕たちは東電・吉田元所長死去を”風化”させないこと。
彼が生前に発言していたことを決して疎かにさせないこと。
youtube/広瀬社長「社員を代表して心より感謝」
http://www.youtube.com/watch?v=ptlMg6p3-ck&feature=player_embedded#t=9

 4)福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆 さんの街頭演説にも”裏”が語られていました。
福島県双葉町の元町長・井戸川 克隆 さんの街頭演説 @ 新宿 (1) [ 2013.07.16 ]
http://www.youtube.com/watch?v=kNGH17igez8&feature=player_embedded#t=1

 5)最近では政府発表による、「廃炉実施計画の認可」の”裏”を
熟知しておくこと。
堤未果 x 村田光平「廃炉実施計画の認可」2013.08.14
http://www.dailymotion.com/video/x135frb_堤未果-x-村田光平-廃炉実施計画の認可-2013-08-14_news?start=217

 6)そして、安倍首相のあの”表”を偽装する為の例によって、真こゝろ感じさせない
ファミリィ-メンツの為の政治を行っている”如何様発言”。
五輪招致も…日本メディア「安倍首相の無責任な発言、安全という根拠は?」
http://japanese.joins.com/article/960/175960.html?servcode=A00§code=A00

 どうか、僕たちの國、日本國をこれ以上、惨めな國にしない為にも、
皆さん、最低この6つは決して、忘れずにご家族で、お子さんたちとそして、友人たちや
仲間たちへと語り継いで下さい。
“風化”させてはなりません。

**
 この数日来、これからもそうでしょう、“表”は天下を執ったように自分たち、
消費税やTPP問題等と”裏”問題としての『FUKUSHIMA』、地球規模での放射能拡大事実や
体制の不都合さと政府の覚悟の無さを隠す為にそして、メディアの時間稼ぎのネタとして、
この”次回オリンピック大会の東京開催決定”は『日本B層国民』を喜ばせ、
騒がし続けるでしょう。
 
 しかし、”次回オリンピック大会の東京開催”の”裏”にも念願の”カジノ”ビジネスの
合法化が在りその新たなるビジネス利権があのパチンコ業界と関係政治家ファミリィーを
基盤として渦巻くこれからの数年でしょう。
 パチンコ業界のボス、マルハンやラスヴェガスカジノ業界、パチスロのU.E.
(旧アルゼグループ)の新旧合同作戦による長年の思惑が実現化したのがこの”東京決定”。
彼らたちは今後、これ迄に使った維新の会のハシシタ軍団や自民党や元石原都知事時代からの
政治資金以上に新たな”より多くの儲け”が、東京開催ではしゃぎ廻るメディアと共に
新観光産業となって消費税増税の影で定着、発展してゆくでしょう。
 早い話が、”ラスヴェガス”+”アキバ”+”吉本”+”AKB48"というメディア環境を利用た
“表”/『東京エンタメ』世界を想像して下さい。
こうして、新しいが変わらぬクオリティ”日本國”の未来社会が構築されてゆくのでしょう。

 ”次回オリンピック大会の東京開催”決定の裏のシナリオがこの“カジノ法案”の通過です。

 従って、この東京決定は当然、海外のカジノ関係業界の下心と入れ知恵があっての決定。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MSU9LR6TTDS901.html
 当然、自民党もミコシを担ぎ始める。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/takashikiso/20130522-00025123/
 平成16年6月に始まったカジノ産業案『ゲーミング(カジノ)基本構想』/
http://www.vmi.co.jp/info/bestvalue/pdf/bv12/bv12_07.pdf
 旧アルゼ(ユニバーサル・エンターテインメント)への質問状/
http://facta.co.jp/blog/archives/20121115001148.html
 ユニバーサル・エンターテインメントに関しての面白いニュースは、
昨年12月30日の朝日新聞の第1面記事、”フィリッピン政府高官たちへの高額賄賂疑惑”を
参照。(しかし、このニュースはその後消去されている。)
 
 蛇足ながら、昔からの日本には、神道や仏教の思惟の根幹に『2項対立』的発想は無かったのが、そもそもの僕たちの國が持っている素晴らしい『発想の為の根幹』なのです。
 即ち、「0:1」/「YES:NO」の世界観はその後、西洋を学んだ連中が持ち込んだ
哲学の根幹でしか在りません。
合掌。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2013年9月11日 19:03 | comment and transrate this entry (0)

2013年9月 2日

Pole shiftとChristopher Németh、On 22nd.Sep. at St Peter's Church,

 季節が変わった。
気象庁の発表が”異常気象だった。”
と言う、当たり前のような不思議な不明な発表を聞きながら、

  確実に、地球規模で気象異状が我が国だけではなく、各国各地で起きている。
日本でも、今年のこの激暑の夏や豪雨、それに今日の竜巻などの災害の根幹は、
地球の軸性の移動、”Pole shift”であろう。
 調べてみると、今年6ヶ月で地球軸が161マイル(259Km)も南西に移動しており、
北極がシベリア方面に接近している。そして、月の軌道は年間1.5インチ(3.8cm)
地球から離れているという調査結果が発表されている。

<参考サイト>
 red alert pole shift news it has moved/
http://www.youtube.com/watch?v=nbh9VI2PL0I&feature=player_embedded#t=34

 また、この50年間の移動の軌跡についてのサイトは、
http://modernsurvivalblog.com/pole-shift-2/alarming-noaa-data-rapid-pole-shift/
 
 そして、真の地動説とは”Pole shift”と言うyoutubeも参考になる。
http://www.youtube.com/watch?v=46nGhhgXxrM&feature=player_embedded#t=9
 
 時代が変わり、新たなビジネスチャンスを考える上で今世紀に成ってから
その比重がより大きくなって来ているものに、「天気予報ビジネス」が在る。
1993年の天気予報の自由化(気象業務法改正)で、許可事業者が気象庁の観測データを
利用し、独自の予報群をビジネス化し始めたからである。
http://www.dreamgate.gr.jp/knowhow/topics_detail/id=256

『真実を捜すブログ』/災害についての最新情報。 
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-801.html

 もちろん、ファッションビジネスも大きくこの影響を被って来た産業である。
日本的ファッションビジネスのレベルで言ってしまえば、そのビジネスの動向は30年来
変わらず、『男目線』と『天気』次第と云える本質でしかないだろう。
そこにどれだけ、『成金感覚』がそれぞれの“巴里”“N.Y."”ロンドン”“ミラノ”発のブランドの
広告によって持ち得た『プライド』を触発させ、満足させるか、そして、附加されているか?
が、変わらぬ現実の日本のファッションの世界である。
 
 **
 この様なご招待状を受け取った。 
 もうすぐ、僕が大好きで、彼の生前からリスペクとしていたファッションデザイナーで在り、家族を愛した自由人、その自由な発想と優しいこゝろで素晴らしい世界を創造して多くの、’90年代の日本の若いストリート系のデザイナーたちへ過大な影響を与えまた、
コアなファッションファンから強烈な人気があった、故Christopher Némethの3回忌が
22日に来る。また、彼の事を思い出す時期だと思っていた矢先に、彼のロンドンのお姉上さまから"Christopher Németh's Memorial Day"のご招待状を頂いた。
 僕も参加させて頂く。誠に有り難く、たいへん嬉しい次第です。
ありがとうございました。
合掌。
 
 そして、もう一つ僕にとっても嬉しい情報が記されていた。
その内容はVictoria & Albert Museumで7月10日から開催されている 展覧会 "Club to Catwalk, London Fashion In The 1980's"展(来年2月16日まで) に故Christopher Némethの世界も
出展されている、というもの。
 この展観はJ.ガリアーノや V.ウエストウッド、B.ジャクソンそれに、セントマーチン校で
多くの素晴らしいデザイナーを育成創出したMrs.Wendy Dagworthy先生達そして、
この時代のロンドンのストリートカルチュアーをリードした雑誌 "i-D"マガジンなどが展観
内容として盛り込まれたロンドンならではのストリートファッション展。
 このオフィシャルなV&Aでの "Club to Catwalk”展に 僕も大好きで、彼に会った日のその後はこゝろ豊かに嬉しくなった想い出しか無い彼、Christopher Némethの世界が展示されることはご家族の皆様もさぞ、誇りに、嬉しく思っていらっしゃるだろう。

 僕が力不足で実現出来なかった、「Christopher Némethの世界」展。
幾度か、思い立っていろいろな人に相談し動いたのであるが実現出来ずになってしまった、彼のこのような今回の母国での展観に、僕は本当に嬉しく、彼を想い出してしまう。

 ’90年代始めには、多くのChristopher Némethファンが東京の路上に現れた。
そして、その後、多くのデザイナーたちが彼の世界に影響を受けたりパクったりして
東京ストリートを賑わせた。
S.アラカワ、川久保玲、J.ガリアーノ、A.L.マックイーンたちは世界舞台へ彼の素晴らしい、
堂々とした確かな服作りに共鳴し、インスパイアーしてそれぞれが作品化した。
 だが、不思議と、日本のメンズファッションメディアは彼を取り上げなかった。
僅かに、当時“STREET"誌を独りでやっていた青木君と僕ぐらいで在った。
それが僕は残念で、悔しくも思った。
 
 缶ビールと優しい笑顔、家族想いだったChristopher Németh。
僕が大好きだった、そして数少ない、リスペクト出来たファッションデザイナー
Christopher Németh。

ありがとうございました。

 では、St Peter's教会で!
合掌。

V&Aの展覧会告示案内/
http://www.vam.ac.uk/content/exhibitions/exhibition-from-club-to-catwalk-london-fashion-in-the-80s/about-the-exhibition/


***
Christopher Németh's Memorial Dayの案内;

Sunday 22nd September
  
11.30 AM   Mass followed by Christopher's Memorial Service at St Peter's Church,
Clapham Manor Street, Clapham, London SW4 6BX

2.45 PM   Victoria & Albert Museum (V&A).  Exhibition: Club to Catwalk, London Fashion In The 1980's
6.30 PM      Dinner  -  Venue to be advised.
Your suggestion of a suitable venue would be most welcome – please send me an email to josewie@hotmail.com

 St Peter's Church

Underground
Clapham Common and Clapham North (both on the Northern Line) are 2 minutes walk away.

Main Line Railway
Clapham Junction station is about 20 minutes walk or about 10 minutes bus ride (35, 37, 345) Clapham High Street station is 3 minutes walk away.

Buses
stopping on Clapham High Street near Clapham Manor Street: 88, 155, 255, 322, 345 
passing nearby: 35, 37, 137, 417, P5
Parking
Most yellow lines around the church and nearby streets do not apply at weekends. Please read the signs carefully.

V&A Museum of Art & Design
Cromwell Road
London SW7 2RL, United Kingdom
Tel: +44 20 7942 2000
If you are unable to attend the visit to the V&A on this day, you will be able to visit the exhibition "Club to Catwalk"" until 16th February 2014.

 9月22日の日曜日。
もし、ロンドンにいらしてお時間があれば、
どうか、この日が ”Christopher Németh's Memorial Day”であることを思い出して 
St Peter's 教会へご参加下さい。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2013年9月 2日 14:48 | comment and transrate this entry (0)

2013年7月 9日

砂山健さんのことを想いだそう、7月8日。

  これを久し振りで乗るParis-Zurich間の車中で書いている。
僕はこの電車が好きだ。車窓からの風景が美しい。
田園風景をこよなく飽きもさせずに時折、小さな可愛い街風情が過ぎ
又、広大な田園が広がろ。四季それぞれにそれらの田園にまた違った風景が現れる。
今は緑と枯れ草の調和がアブストラクトに美しいところへ
運河の水路がのどかさをたよわせている。
太った羊が群れを作って静かに干し草の周りを動いている。
その田園には広がった空が栄え雲が穏やかに遊んでいる。
これがフランスという国の農業国である証拠をじゅっくりと美しく見せつけてくれる
7時間程の旅。
 もう幾度もこの線を利用した。今ではこの線は従来線になってしまって、
一般客は新しく早いTGVに乗らされてしまう。
丁度、日本で言えば快速を利用した”青春18切符”旅行である。
 もうすぐ、ル-コルビジュェのロンシャン教会の白い、雲のような塔と上屋根が
それも殆ど一瞬にであるが見える。これが見えると“LUCKY!!".見過ごしてしまうと
何か大切なものを落としてしまった時の気持ちになって、そのままZurichまで行ってしまう。
 この教会へも小さな駅で途中下車して長い坂道を上りその突然の、
目前に広がる見慣れない姿を見たい為に幾度も通った。
完全にここには彼の世界が生き就いている、躾けあるがおおらかな空間世界である。


  今日書きたかったことは、確か、故砂山健のご命日であるという事を
昨夜から思い出していたのだが、今朝又、再び、巴里東駅でこの思いにおそわれるように
彼に恋しさを覚えたからだ。
そうだ、砂山さんの事をいっぱい想いだそう。

 彼が選んだ選択肢からもう20数年が経った。
その日の1日の時間という流れがどのように流れたのかを今でも良く覚えている。
朝に始まる1日はこの日も変わらず始まった。そして、1本の電話。
そこからその日があのように悲しい特別の日になり始めてしまった。

 今という時勢に成ると彼、故砂山健を知る人も少なくなったであろう。
お元気でいらっしゃれば僕よりも10歳ほど年長であったからもうかれこれ80歳近い。
僕にとっては“師”であり続けた人だった。彼の耽美主義的でありながら、
アイロニカルな審美眼とその言葉の選び方の小粋さと巧さに僕は憧れ彼から多くを学ぼうと
幾度か尋ねたことがあったのを思い出す。
一時、彼の文を幾度も読んでその文章を手本に試みた。

 とっても、お洒落な人だった。
お洒落に煩かった。所謂、戦後の”モダンボーイ”であり、
その若さの時は“美少年”でいらした。
 僕が彼と出会ったのは確か、’69年か’70年の始まりだったであろう。
彼が熱心に、その当時の『週刊平凡パンチ』誌で所謂、元祖”街頭スナップ”を仕事として
大阪へ居らした時であろう。
当時はメンズファッションがどっと、巴里から堰押すように僕たちの街へ大きなうねりを
持って流れ出した、その堰を切ったのが高田賢三さんの巴里での存在とあのYSLであった頃、
当時のお洒落な若者たちは”VAN”のアメリカンIVYの流れに乗るか、
やっと情報が流れてき始めた巴里を中心にした”ヨーロピアンエレガンス”の流れに乗るかの
選択そのものが”お洒落”を意味した時代だった。
これは東京以外では未だ、”EDWARD"を着ていた人は少なく、
未だその殆どがアイビー族“VAN"の時代であり少し、“JUN"が流行っていたころの話しだ。

 僕が覚えている当時の砂山健さんはYSLの最新のサファリジャケットにロングブーツ。
大阪と言う地方者の僕はこんなカッコいいお洒落を東京の人は
もう、やっているんだという印象だった。
それ以後、彼は殆どを男性ファッション誌の編集者として関わる人生を送られた。
あの『NOW』誌の創刊にも関わりその後、『Men's Hi-Fashion』の立ち上げを始め
多くのメンズファッション誌のファッションエディターとしてまた、『銀河』誌にも
関わりその後、流行通信社が『X-MEN』という今でも決して見劣りのしない新しいタイプの
メンズ誌の編集長を任されて3年間、猛スピードでこの初めての編集長と言う立場を
愉しく、カッコ良く猛烈なエネルギィイで駆け抜けた人だった。
 当時、彼のアシスタントをしていた2人は今はもう、メンズ誌編集者としては
それぞれがそれぞれの道を立派に歩んでいらっしゃる。
僕は彼が当時のファッション業界誌の一つ『ファッションヴィレッジ』誌に
彼がデビューし当時のY'SとCdGのショーを論じている文章が好きで今も残してある。
その当時の彼のY'SとCdGへの眼差しは的を得た今へ通じる論評であった。

 早い時期からの同性愛者であった。
今でこそこのファッションの世界では“ゲイ”が堂々とした市民権を持ち得て
それが在る意味大きなステータスにまでなってしまっているが、
彼が編集長として最後に関わった『x-men』誌当時の’80年代初めでも
未だ、この業界でさえ偏見が強く、その詰まらない、まったくの狭軌な資質の人間性の
眼差しが世間一般の同性愛者へのそれであった。
その結果が、彼が一つの世界観を出していた『X-MEN』誌の編集長を辞させられる
大きな原因に迄に追い込まれてしまったのだ。
ポジティフで教養もエロスも存在したメンズ雑誌だった。
これは当時のメンズ雑誌にしては革命であった。今でもその大半がそうであるように、
『女に持てる為のお洒落』誌がカッコを付けていた全盛期だった。
 
 例えば、巴里のピエール&ジルたちを日本で最初に取り上げたのも彼であった。
敢えて、”白人モデル”という時代にあって、東南アジアへ出掛けて当地のカワイイ少年を
キャスティングしたフォトページも彼が最初。
「GOLD」や「PARADISE」という特集を組、兎に角、編集長自らがスタイリング迄に
口を出して自分でやってしまっていたほど、この当時にしては画期的な愉しく巧い
スタイリングコーディネートだったことを覚えている。
 今では若い頃にスーツを着たことの無いスタイリストが流行だからと突然に、
ブランドものスーツを安くしてもらって着込んでスタイリングしているような
おちゃらけな世界ではなかった。そんな連中も今ではそろそろ禿げ掛かって来たから
余計に面白いギャグにもならない漫画世界が今も続いている。
故砂山健が生きていたらどう嫌みを言うだろうか?と時折考える事もある。


 流行通信社が当時、新たに市ヶ谷に新社屋を建てた。
その空間を利用して、彼は『X-MEN』誌のパーティをディレクションし開催した。
題して、その名も『PINK-PARTY』。大勢のPINKを着た男たちが集まった。
いい女たちも集まった。愉しく艶っぽいパーティだったことを今でも良く覚えている。
 その後、僕がPINKを着るようになった動機はここからである。
今でこそ、CdGHPが当たり前のようにピンクを使っているがその当時のCdGHは
VANの裏返しか、継ぎ接ぎでしかなかった。
 金子国義氏や高橋睦郎氏たちも集まった。
懐かしさがその想い出を余計に大きく膨らませる。
金子国義氏がカバーの絵を1年ほど手掛けていた。贅沢なイメージングだった。
’80年代を艶やかなファッションシーンとして描いたアントニオ ロペスやペーター佐藤氏も
登場した。僕が当時は未だ、アパレルに居た時代だったので、良く来られては愉しい、
面白いお話を残して帰られていた。中でも、ヴィスコンティ映画をよく語った事が印象深い。


 その朝、文化出版局の美濃田編集長から電話が入った。
『健ちゃんに連絡を取りたいのだけど繋がらないの、あなた知ってる?』
そして、その日の午後再び、文化出版局から、秋元さんから電話が入った。
『砂山さまがお亡くなりになられたそうです。』

 当時、『x-men』誌を辞められてから鶴岡市で一人住まいのお母様を危惧為さって
東京を離れられた砂山健さんの電話の取り次ぎを僕の青山の事務所のようなところで
させて頂いていた。
まめにご連絡を下さっていた彼からの連絡が暫く無い事に気を病んでいたので
僕もそれ迄も幾度かの電話とfaxをしていたのだが、
 
 その後、お母様からの悲報を受け取った。

 その春、3ヶ月ほど前の、"TAKEO KIKUCHI"のコレクションが西麻布であり、
ご一緒したのが彼に会った最後となった。
横断歩道を歩きながらショーについての幾回か交わした会話が最後だった。
今でもその内容を覚えている、不思議なものである。

 彼は”青色”がお好きだった。
彼の鶴岡に残されてしまったあの“青い部屋”は今も僕の記憶に彼の声高々な笑顔と共に
鮮明に残っている。
 

 3度ほど墓参をした。
久しく訪れていないので帰国したら鶴岡へ行こう。
月山へも足を伸ばそう。

 その後、残された、お母様の事が気に掛かるが、

 ”どうか、健さん、おおらかにおやすみください。ご冥福をお祈りいたします。”

文責/平川武治:ZURICH市にて、

投稿者 : editor | 2013年7月 9日 20:17 | comment and transrate this entry (0)

2013年5月23日

今日の明日ですが、”LEPLIーVACANT会のお知らせ”

 LEPLIーVACANT会のお知らせをいたします。
 突然の様にご案内をしますが、
僕が風邪を拗らせて、ほとんど死んでおりこのような遅れてのご案内になりました。すみません。

 山梔子を 撫でゆく風も 二の腕に
 
 みなさま、ご機嫌はいかがですか?
3ヶ月ぶりにいつものVACANTでLEPLI会を行います。
 久し振りに少し東京コレクションを見せて頂きましたが、
そこで幾つかのことを考えてしまいました。

テーマ/『日本の”ファッションデザイン-ブランドビジネス”について、』

 例えば、“鮮生食料品”を何処で買うのだろうか?
紀伊国屋で買うか、
デパ地下で買うか、
ピーコックや東急ストアで買うか、
街の食料品屋さんで買うか、
地場の市場で買うか、
コンビニで買うか、
又は、NETで買うか?
これもリアリティの“豊かさ”の一つでしょう。
では、この場合の差異のファクターは?

 日本のファッションビジネスの根幹はとは、
変わらぬ”市場/マルシェ”商売ですね。
この“鮮生食料品”も今では、冷凍食品も、レトルテ食品も加わって
”鮮生食料品”擬も加わった市場。
それらがいろいろな商業形態で客の好みと都合と事情に寄って選択され
買われる現実状況。
 嘗て、”ファッショントレンド”であった、”鮮生食料品”モノ。
これ自体が鮮度を失い始め、そのクオリティも変化してしまっているのです。
でも、今も変わらづのそれなりに気掛かりになり、魅力に思い、
自分にあった”鮮生食料品”を何処で捜すか?
見つけるか?出会うか?取り寄せるか?
 ここに買い手の”エモーショナル-ポテンシャル”ががどれ位存在するか?
買い手は持ち得た沢山の情報によって”耳年増”になり、強かになり
その主導権を握ってしまっている。
それに、ファッションの”鮮生食料品”の場合はアウトレットというような
”お買い物遊園地”まであるという“消費社会の豊かさ”。
 一方、取れたての”人参”も嘗ては、生産者が畑へ出掛け、自らが土を耕し、種をまく。
そして、肥料を施し、収穫し、販売する。
 しかし、今の時代の“鮮生野菜-人参”の生産者はもう、自らがわざわざ、畑へ出掛け
水も、土を耕す事もやらなくなったようです。
これが”ブランドもの”と呼ばれ、値段もそれなりの”鮮生食料品”モノの現実でしょう。
 “さあ、朝取れの人参だよ!”と
市場の平台へ並べて売り切れごめん商売は、今でも儲かるのか?
 東コレのショーを見ていて、いつも気掛かりになるのは、
このブランドはこの“今様鮮生食料品”のショーでどれ位のビジネスをしているのか?
でしかありません。

 という訳で今回のテーマは
『日本の”ファッションデザイン-ブランドビジネス”について』です。

 そこで、今回のゲストスピーカーは僕も尊敬するそして、師匠でもある
セールスエージェント”moreride”代表、藤野卓也氏です。
 彼との出会いはやはり、もう25年ほど前になるでしょう。
あの時代に、現在のような“セレクトッショップ”の先駆けであった大阪の名物ブティック “SPACE"の初代責任バイヤー時代でした。
 巴里のデザイナーたちの展示会で出会う度に、”こんなカッコいい日本人バイヤーが居るのだ!”という印象は今も良く覚えています。まだ、無論、U.AやTOMORROWやH.P.等無かったデザイナービジネスが愉しくカッコ良くなり始める頃でした。
 彼は、今世間で知られているような“出たがりバイヤー”ではありません。
寡黙、実直、決断力と服のクオリティが解る、ファッション好きな人情熱き人物です。従って、今回は嫌がる彼に無理矢理お願いし、彼の眼差しによる経験談とその念いを伺います。
 そして、第一部では僕の経験から見たCdGブランドがどのように現在のような“モンスターブランド”になったかをビジネス面から話します。
 みなさま、給料日前の”華金”の夕刻ですが、日本の編集者や評論家たちが知らない、
喋れない”ファッションビジネス”の現況を垣間見たい好奇心ある方、ブランドをやっている人や始めたい人は是非!この機会にご参加ください。
相案相忘。
平川武治:

***
LEPLIーVACANT会/
 会場/原宿VACANT、2F.:VACANT担当;大神/og@n0idea.com
 日時/5月24日(土曜日)18:30分開場、19時スタート21:30頃まで:
 会費/一般当日¥2,000円:NET.¥1,700円/学生一律¥1000円:
    休憩時に飲み物&茶菓子サービス有り。
満員次第閉め切りますのでお早めにお申し込みください。

投稿者 : editor | 2013年5月23日 16:52 | comment and transrate this entry (0)

2013年3月13日

又、シッポを振ってしまった安倍首相。

 アメリカのポチに成る事を顔面の笑顔で喜んで、又シッポを振ってしまった安倍首相。
前首相時代のアメリカ案『憲法全面改定案』が実行出来なく
『敵前逃亡』してしまった“前科者首相、安倍”はその”ツケ”を僕たちの國を
再び、この様な形でアメリカへ将来あるべき子供たちの『日出ずる国』の根幹を
売り飛ばしてしまった。
 この首相が語る『愛国心』と云う言葉がなんと薄っぺらな、ニヤケタものに聴こえる事か?
 

 『TPP』とは、米国を中心とした環太平洋地域による経済連携協定の意味です。
が、実は米国の今後のアジア支配戦略の一環でしかないのです。
戦前の日本の國力の再現と再生を牽制するための保国戦略です。
自分たち、アメリカ合衆国が世界の”2番手国家”に成る前に、”戦後”関係を利用して、
アジアにおける我が国”日本國”を今後もより、属国化し、
“アジアの永久二等國”化する戦略のもの。
 これに参加する事は『これからの若い人たちと、その子供や赤子たち』が
アメリカ合衆国の”完全なるポチ”として『ご主人様の顔色を伺って』変わらず、
生きて行かなければならない事になるのです。
 僕たちの國の”未来”を子供や赤子のために考えるならば、
このTPPとはどういうものなのかを良心と気骨ある愛国心を持って
皆さんが関心と学び考え行為して下さい。
 
 決して、既にお解りの様に、”世間”のメディア”は正直ではありません。
いつも自分たちの都合、即ち”金の流れ”に振り回されているのがメディアです。
あの”3.11/FUKUSHIMA"の時がそうでしたね!!
皆さん、学習して来た事は身勝手に、目先の”人参”のために忘れないで下さい。
そして、本心僕たちの國の”未来”を念い、覚悟ある行為をして下さい。
 
 これは21世紀の”新-植民地主義”の手法でしかありません。
今後のアジアに於いて、中国を利用しながら同等に戦うためのアメリカ合衆国に
その企業籍を置くグローバル企業の利権拡大戦略でしかない。

 今後の政府の動向にこゝろして下さい、お願いします。
文責/平川武治:

参考/
「TPPについて - 日本の皆さんへ」
http://www.youtube.com/watch?v=6-uZx2HFn5U
「日本のTPP参加は主権の放棄」
http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=share
「TPPについて報道した驚異の内容とは」
http://www.youtube.com/watch?v=HLVKAalmD48&feature=endscreen
「TPP交渉参加直前の自民党議員たちのサル芝居」/カレイドスコープ
http://kaleido11.blog111.fc2.com/

投稿者 : editor | 2013年3月13日 18:52 | comment and transrate this entry (0)

2013年2月13日

緊急/久し振りの『The Lepli/VACANT会』の最終お知らせです。

緊急/久し振りの『The Lepli/VACANT会』のおしらせです。

 今回の第2部の『企業CdGをクリニュシェエする。』は、
昨年ロンドンのI.D.MAGAZINEの編集発行人の友人テリーが責任編集し、
ドイツの版元TASCHEN社から発刊された“REI KAWAKUBO"へ書いた原稿を元に
巴里デビューまでの”CdGと川久保玲”を話し、ご質問に答え進行して行こうという
”2ways"の会です。

 是非、CdGに関心が在って、”コムデ、凄い!!大好き!!!”な方はご参加ください。
出来れば、皆さんで一緒に新たな『コムデギャルソン本』を作りたいと。

***

 こんにちは、皆さん!
 今年も立春を迎え、自然は正直ですね。
少し、この時期になり暖かさが増すと
喜びが行動を促すように
土から新芽を出す、
木々の新芽も脹らみを増し始める。
穏やかな空気が匂い始める。
三寒四温の始まりでしょう。

 『昨年も日本のファッション産業は停滞のみ。』
そのためであろうか、メディアの空騒ぎだけが目立ち、
東コレではそれに乗っかった自己愛が発端の“デザイナーゴッコ”の変わらぬ含羞さ。
日本の素材や縫製技術さしては、モノ作りに関わる人たちの日本人特有の責任感と
プライドを含めたマインドを無駄遣いしないブランドが出てきたらいいですね。
 『自己愛よりも社会愛へ、』
今年の僕の眼差しは、『自己愛よりも、社会愛へ。』です。

 皆さん、告知が遅れましたが、『The Lepli/VACANT会−1』は15日の金曜日です。
これからの日本のファッションに好奇心ある方、
ご興味のある方どうか、ご参加よろしく。
共に、愉しく成熟した時間にしましょう。
相案相忘。
文責/平川武治:

『The Lepli/VACANT会−1』
日時:2月15日/19時〜開始。
会費:¥1、700円/人(学割あり:¥1、000円/人)
 第1部/『今感じる“新しさ”とは、』:ひらかわによる提言。
<休憩>
 第2部/『ファッション産業のための“新たなる革袋“を施策するために、
 企業CdGをクリニュシェエする。:プロローグ』;
 予め頂いた参加者からの質問に答える対話形式で皆さんと一緒に考える企業CdGの“凄さ”とこれからのファッションデザインビジネスの“可能性”について、幾度か
 の対話をして行きましょう。
 その1回目は、‘77年の“僕と川久保玲の出会い。“をテーマに始めて行きます。
* ご質問は予約メールの際に“CdGについてひらかわに聞きたいこと”の質問をご記入ください。また、twitter、facebook等での受付も致します。
*質問宛先は、“VACANT“です。
* 質問カテゴリィーは“クリエーション”“ビジネス”“プロダクト”“メディア”“ディストリビューション”そして、“川久保玲”とします。

投稿者 : editor | 2013年2月13日 18:48 | comment and transrate this entry (0)

2013年2月 7日

平成二十五年の立春に、”新年のごあいさつと今年の想い再び。”

新たな年の立春に;
 年初めのこの1ヶ月はもう既に、いろいろな事件が起こってしまった
近年には珍しい、騒々しい年の始まりになりましたね。
自然界や人間界で。そして、国際的にも、国内でも。
気が付けば、僕たちの國も白人世界の彼らたちの”業”の中に
完全に組み込まれてしまう結論的な始まりの年でしょう。

「虚飾が騒げば騒ぐ程に、索漠とした新年の移ろいのみ。」

 今年の新年も
不便さの中の自由を噛み締めて生かされております。
今の日本人の多くは、表層のカッコ良さや便宜さばかりに惑わされて
年毎にカッコ悪い生き方になってしまっていますね、特に中年以上が。

 近いうちに本当に想いもよらぬ“豊かなる難民”に成り下がってしまう
”覚悟”が出来ているのでしょうか?
もう少し、不器用にごつごつした生き方や、身勝手な自我を抑える事も
今後の新たな、子供たちや赤子の為の気概ある社会を作るには
必要な日本人のこゝろの有り様でしょう。

 新年にはこんなことを考えていました。
 残念ながら、今の日本は
もう、個人が持ち得た”エゴや夢”を目指し、成就する事のみが
国家や民力を豊かに出来る時代では無くなりました。
現状の日本は政治家たちと彼らの政治によって
そのようなレベルと構造になっていません。
個人の”夢/エゴ”の成就が國の豊かには、残念なが通じなくなりました。
國を念うこゝろと共に國力が豊かに稔るよう
現実的により、現社会にコミットして行けるか?

この様な時代性とは、
先ず、”國力”を豊かにする事も大きなプライオリティでしょう。
これが僕の今後の課題です。
ここに“I'm a Yellow."の根幹ありと考えるからです。

 しかし、もう、彼方たち若い世代が國を改造する意識を、
こゝろの有り様を持つべき時です。
そこでは団塊の世代たちの多くが捕われてしまった、
即ち、含羞無き軽薄な自我と表層のニンジンに”下こゝろ”を捕われないように。

与えてもらった”物質的な豊かさ”を利用して、
何を排除し、何を残さなければならないか、
こんなに”豊か”なのに何に苛ついているのだろうか?

彼方たちの現実から、それぞれの豊かさに“こゝろ”を肉付けして下さい。
このままで行くと日本も“金権資本主義”による金権格差社会が進化発展するのみです。

どうか、政権が交代しても『FUKUSHIMA』
忘れないで、風化させないように、おねがいします。
この構造を僕たちの国土に直接仕掛けたのは彼らたちとそのアーカイブたちです。

ご自心のご経験を生かし
ご自心の世界観を持って
ご自心らしい手法で
覚悟ともに!!!


 僕たちの世代は“大いなる罪滅ぼし”をしなくてはなりません。
これからの國や幼子を念うために、よりこゝろと時間を使わなければいけません。
守るべき事、残すべきものを含羞と共に決断し、新たな”リスク”を熟知し、
これからの日本という國の調和を生み出す為の覚悟を。

 僕は元気で、質素な新年を多くの皆様の御陰で迎えることが出来ました。
どうも、ありがとうございました。

凍る夜空に導く北斗をあらため、
耀く新たな年の冬の陽に委ね、
濱では大波が繰り返す海原へ
のろのろと歩んで行く亀に遭遇。
まるで、僕自身を見ているようなデジャブな新年の始まりでした。

また、僕が昨年のPARCOで行われたANREALAGEの会でお話した
僕が思う新しい事としての"MAKERS"/”第3次産業革命”の1件は
その後、今年の年頭の経済誌”東洋経済”誌の特集として組まれています。
もうその時代が始まります。

ファッションの人間がファッションの世界に閉じ籠って
イキがって居るだけの時代は終わたでしょう。
どれだけ、世界で興っている事実とそれらが生み出す新たな”リスク”
即ち、”リアリティ”に目を背けないで、生きるかです。
そこに”絆”と称されている
これからの”マス-コミュニケーション”の価値と存在があるでしょう。

その為に皆さんの『教養と経験とスキルと技術と関係性』を持って
皆さんの方法論でどのように社会に寄与するか、よりコミット出来るか?
ご自心の”根幹”と共に。

 どうか、今年はおおらかに、穏やかにおこゝろと、
お時間とお軀を十分にお使いください。
結果、好奇心豊かな、心地よい時間の1年でありますよう、
ご自愛と”覚悟”と共に、お励みください。
相案相忘。
文責/平川武治:平成二十五年正月吉日。

投稿者 : editor | 2013年2月 7日 20:11 | comment and transrate this entry (0)

2013年1月25日

福島県双葉町、井戸川町長の「最後の町長メッセージ」

福島県双葉町、町長井戸川克隆氏が1月23日に辞職為さいました。
以下、長文になりますが、その彼の最後のメッセージを紹介します。
読んで下さい。
そして、僕たちも忘れないで、念い考え行為して下さい。
お願いします。

平川武治:

井戸川・双葉町町長の「最後の町長メッセージ」
http://www.town.futaba.fukushima.jp/message/20130123.html/
最後の町長メッセージ/(転載)
『双葉町は永遠に
私たちは前例の無い避難という過酷な状況に置かれています。いつまでも海原を漂流するわけにはいきません。早く上陸地を国が準備して、再興できる日を求めてきました。しかし、時間が足りませんでした。
 放射能のないところで平和な、皆が集える町ができることを祈り町民の安寧を願って、私は本日、双葉町長の辞職申し出をしました。

 私の今までの取り組みから次のことを申し上げたいと存じます。
1 事故に負けない
 原発事故で負けるということは、今のまま、何もしないことである。
双葉町民には負けてほしくない。勝ってそれぞれ生き抜いてもらいたい。今はそれぞれの地に離れて住もうとも、廃炉が完了して故郷から放射能の危険が去り、自然と共生出来るようになったら再結集しよう。
 我が子どもたちへ、この悔しさを忘れることなく、何としても生き抜いて何倍も幸せな双葉町を再建していただきたい。そのためにも負けないで学び、求められる人になれ。世界の雄になってもらいたい。

(1) 負けないということは以下のことを忘れないこと
避難してくださいと国から頼まれたこと。
東電と国は事故を絶対起こさないと言っていたこと。
町と県と東電には安全協定があること。
事故は我々が起こしたものではないこと。
正式な謝罪と見舞いがないこと。(形のあるものではないこと)
自分の権利は自分以外に行使できないこと。
被ばくさせられたこと。
放射能の片付けをさせられること。
20msv/yで町へ帰ること。(一般公衆の限度は1msv/y以下)

(2) 勝つためには何をしなければならないか
事故の原因者を確定すること。
我々の受けた損害のメニュー作成すること。
損害の積算をすること。
回復の請求をすること。
回復の限界と代替を請求すること。(仮の町、借りの町)
立証責任の不存在を共有すること。
気づくこと。
水俣の住民の苦難を学ぶこと。
広島・長崎の住民の方に聞くこと。
避難先の皆さんの恩を忘れないこと。
多くの町民が健全な遺伝子を保つこと。
ウクライナの現実を確認して同じテツを踏まないこと。

(3) 町民の力を結集すること
役割分担をすること。
 ・汚染調査 ・除染問題 ・賠償問題
 ・住居問題 ・職場問題 ・健康問題
 ・墓地問題 ・学校問題 ・中間貯蔵施設問題
 などの調査研究する組織をつくり町民の不利益を解消すること。
事故調査委員会をつくること
事故の報告書には避難を強制された住民の実態が語られていない。外部に任せていたらいい加減に処理されてしまうので、委員会を町独自に構成して正しい記録を残さなければならない。

2 主張する権利を行使する
見守り隊の組織
法律家の組織
文書学事の組織
ボランティア活動組織
被ばく被害者団体の組織
などを組織して国民の主権と被害者の復権を勝ち取らなければならない。

3 この世には先人の教えがある
(1) 温故知新 
歴史から新しい発想が出てくる。自分が直面している問題について語られています。遠くは私たちの祖先である標葉藩が相馬に滅ぼされたこと、会津藩が長州に負けたこと。しかし、負けても滅びる事もなく私たちは生きてきました。先人達に感謝し、これからは私たちが町の存続を引き継ぎ後世に繋がなければなりません。今度の事故は前例がありません。今は子どもたちを放射能の影響によるDNAの損傷を避けて暮らし、幾多の困難に負けずに 双葉町の再興に向かって、生き延びましょう。
(2) 人生に五計あり
中国、宋時代の朱新仲が教訓として伝えた人生の処世訓とされるものです。生計、身計、家計、老計、終計があり、生き抜く考えが記されています。
(3) 八正道と言う道
昔、釈迦がインドで行われていた求道について、新しい道があることを説いたとされています。
正見  : 正しい物の見方
正思惟 : 正しい思考
正語  : 偽りのない言葉
正業  : 正しい行為
正命  : 正しい職業
正精進 : 正しい努力
正念  : 正しい集中力
正定  : 正しい精神統一

 今の私たちにはこのような精神にはなれません。この言葉は東電と国あるいはこの事故を被害者の人権を無視して矮小化しようとしている勢力に猛省を促す言葉として捉えてほしい。願わくば、双葉町の子どもたちに人生の教訓の一部として、心に刻んでほしい。

 この事故で学んだことは多い。我国でも人命軽視をするのだと言うことがわかった。国は避難指示と言う宣戦布告を私たちに出した。武器も、手段も、権限もない我々はどうして戦えるだろうか。

 白河市にアウシュヴィッツ博物館がある。ナチスがユダヤ人を毒ガスで虐殺したことは衆目の事実だ。福島県内では放射能という毒で県民のDNAを痛めつけている。後先が逆だ。この状態から一刻も早く避難をさせること以外に、健康の保証は無い。その後に十分時間をかけて除染をやれば良い。

 人工放射能に安全の基準を言う実績が少ない。20msv/yで住めると言う人が家族と一緒に住んで示すことが先だろう。その安全が確認出来たら福島県民は戻ればいい。これ以上モルモットにするのは、外国の暴君が国民にミサイルを撃つのと変わり無い。
 福島の復興なくして日本の再生はないとは、人口減少の今、将来の担い手を痛めつけていては、真に福島の復興には繋がらないと心配している県民は少なくないと思う。双葉町は原発を誘致して町に住めなくされた。原発関連の交付金で造った物はすべて町に置いてきました。

 原発の誘致は町だけで出来ない、県が大きく関わってはじめて可能となる。私たちは全国の人たちから、「お前たちが原発を誘致しておいて被害者面するな」という批判を受けている。私たちはどこにいても本当の居場所がない今、苦悩に負けそうになりながら必死に生きている。子どもたち、高齢者、家計を支えなければならないお父さん、お母さんたちの悲鳴を最初に菅総理に訴えた。変わらなかった。そのために私は野田総理に国民としての待遇を訴えたのです。しかし、今の町民の皆さんは限界を超えています。何とか国には町民の窮状を訴え、町民には叱られ役をやり、マスコミに出されるようにしてきました。

 県にも窮状を訴えています。最近も質問をしました。回答は具体的な内容ではなく失望しました。知事は福島の復興のために双葉町に中間貯蔵施設を造れと言うので、双葉町の復興はどうするのですか、と聞くと答えてくれません。そこで、踏み込んで私に町をくださいと言いましたがやはり答えませんでした。これでは話し合いになりません。

 環境省の局長にどうして双葉に二つの場所を決めたのですかと聞いたら、分かりませんと言いました。では会議録をみせてくださいと聞いたら、後日ありませんと言う返事でした。このようなことで、調査だけで建設はしないからと言われて、ハイいいですよとは言えません。

 町には古くから先人が築いてきた歴史や資産があります。歴史を理解していない人に中間貯蔵施設を造れとは言われたくありません。町民の皆さんが十分議論した後に方向を決めていただきたい。若い人に決めてもらうようにしてほしい。

 今まで支えていただきました町民の皆様、双葉地方各町村をはじめ福島県内各市町村の皆様、国及び福島県そして事故発生時から避難救済にご支援いただきました国民の皆様、国会議員の皆様、全国の自治体の皆様、埼玉県と埼玉県議会の皆様、県民の皆様、加須市と加須市議会の皆様、市民の皆様、さくら市の皆様、医療界の皆様、福祉関係の皆様、貴重な情報の提供された方、最後に国内並びに世界中からボランティアのご支援をいただきました皆様、この避難を契機にご支援いただきました多くの皆様に支えられて、ここまで来ることができました。心から感謝を申し上げまして、退任のご挨拶に代えさせていただきます。
長い間誠にありがとうございました。 
平成25年1月23日
双葉町長 井戸川 克隆
(転載終わり)

投稿者 : editor | 2013年1月25日 14:18 | comment and transrate this entry (0)

2012年12月 6日

告示された選挙へ後、1週間。是非の参選、投票へ!

 「吐く息も 師走の狂いに 滲むまで」 

 帰国して,かれこれ1ヶ月近くが過ぎる。
 そして,帰国後夢中になって読み終えた本の1冊に
”日本の戦後史の正体/1945~2012年”。孫崎亨著/創元社発行:
戦後の日本人指導者たちがどのように戦後日本を再生して来たか?
その再生シナリオを作り押し付け通し続けて来たGHQとは,
そのシナリオとは,その本意とは。
そして,どのようにその時代時代の日本人指導者たちを、国策を
自分たちの國の思惑のみで操って来たか?

 そこから見えるアメリカの対世界戦術観と世界の実際の動き。
『自主路線』型と『対米追随』型が成し遂げて来た
”戦後”という時代の日本の本質とその虚構された現実。
語り尽くされ偶像化されて来た戦後の政治家たちの実態。
アメリカに擂り寄る事、“気骨”無き、”含羞”を忘却した輩たちの戦後。

 読後,今僕たちは何処に立たされているのか?
これからの日本人としての世界での立ち居場所とは?
そのために決断すべき國を念うこゝろの有り様とは?
いつから日本はこのように、”より,変な,おかしい國”になったのか?
を思う。

 この発端は僕が今回の巴里滞在中に経験した幾つか,
ファッションの世界のユダヤ民族の人たちから近年に至っては、
まるで,手のひらを返した様に日本という國へ邪険な発言,
そして,当然の様に”中国”へ昔、日本で学んだ手法で”笑顔”を向けている。
 
 あれ程迄に“JAPAN MONEY"を巧く利用して,
早くは’80年代初めからの20年間を商社伊藤忠系をその手先として使い,
自分たちの企業利潤と存続の為に日本企業をターゲットにした戦略ビジネスを行い、
その現実の結果が今の”パリ-コレ”の多くの若手デザイナーと称する連中の登場と継続。
そんな彼らたちの大きな経済的に直接原動力になって来た僕たち,
まじめな、外国人大好き(コンプレックス)日本人。

 その國を今なぜ?

 この経験からのこゝろの有り様が在って帰国して始めて読んだ本がこの本。
”日本の戦後史の正体/1945~2012年”。
“戦後日本”に対しての僕たちの無知さと虚飾さと含羞なき態度。
眼から鱗でした。


 そして,選挙が告示されもう1週間が経ちました。
僕のような者でも,今回の選挙はそれぞれが自分たちの國を念い、考え願う為の
必然に与えられた、一つの重大な”決断”のチャンスです。
今回はより,多くの人たちが自分たちの國体の今後の為に
深く真剣に政治に関心を持つべき時です。
どうか,投票へ行って下さい。

 これからの僕たちの大切な國、日本が子供たちの住み易い、
彼らたちが自慢出来る、良い國である様に、
國を念う愛するこゝろを持って政治に参加して下さい。
今という時代の日本國では個人が持ち得た”夢”の成就が國を豊かにするという
パラレルな関係性が既に崩壊してしまった状況の國状です。

 豊かさを享受したところでの個人の”夢”への努力とその成就が
國体を強くする迄の政策と政治力を“NATION IDENTITY"を根幹に
これからの子供たち、若者たちが世界に,アジアにそして何よりも
自分たちのこゝろの有り様へ”気骨”を持って自慢出来る國体と國力に
その決断への意識として政治へ参加して下さい。

 そのためには,先ず,自分たちの念うこゝろの有り様を正直に
國を思うこゝろを持って政治を取り行いたい人たちへ
勇気有る”行為”として投票して下さい。

 その為には,僕たちも皆さんも,学んで下さい。
”無知”程怖い事は有りません。
大衆とは“思想無き”群衆です。
“原発問題”の二の舞、三の舞はもうよしましょう。

 例えば,先の小泉がどのような政治を行ったか
結果、日本人の汗水の結晶,”郵便貯蓄金”をアメリカ国債へ売却。
小泉の周りでどのような人が動いたか?
その人は今? などを復習するのも良いでしょう。

 石原元都知事は“カジノ構想”で新たな”ファミリィ利権”を構想するが、
築地移転と東京オリンピック誘致失敗。そして,もう一度という念の入れ方。
そこで,気が付けば,もう一方の”カジノ構想”を陰の選挙資金源とし
西日本を地場にしている“ハシシタ=パチンコ業界=関西エンタメ=吉本=???”と
言うベタ大阪育ち関係派と組むという構図が突然的に。

 何のコンテキストも共有出来ない派閥間の立候補である
今回の”維新の会”と”石原派”の下ごころ集団行為は
愛国心無き,含羞なきそして、品なき政治家行為であると読んでいるのですが?
深読み過ぎるでしょうか?

 金権資本主義の世界では“お金”の創成方法とその使い方が人間の”品格”を作る。

 まるで,この選挙にタイミングを会わせてような
”アメリカ国防省=北朝鮮裏コネクション”の下こゝろある行為の表れが,
このミサイル発射騒動。(少し以前のハリウッド映画、”WAG THE DOG”を参照すれば
より今の時代のアメリカの政治が面白く読める。*)
これによって,”憲法第9条”問題がより,表層化し,”右傾向”へ。
全くの,アメリカ版“風が吹けば桶屋が儲かる。”であろう???。

 表層のメディアに登場する情報が全てでは無い。
むしろ,それらの情報は”操作”されてしまった情報である事を
昨年の”原発企業事故”で学んだ事を忘れないで、
熟知した上での”決断/リスク”を投票して下さい。

 今回の選挙では最低、次の”4つの決断/リスク”をこゝろして
自分なりの國を念う意志を反映させるべく、
これらの現実と今後を見届ける”国民責任”として
”投票”という僕たちが政治に参加出来る行為の一つの根幹と意識して
以下についての関連知識を皆さんも責任ある投票の為に大いに学んで下さい。
1)リベラリズムを継続させる決断/リスク。
参考書的ブログ;
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1611.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1616.html
2)憲法第94条から、第9条の自衛権について、
軍隊を持つか,持たないかの決断/リスク。
参考書的ブログ;
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1729.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1713.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1556.html
3)“原子力発電所”の今後のあり方についての決断/リスク。
参考書的ブログ;
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1521.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1508.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1365.html
 *http://blog.livedoor.jp/yaguchi16/archives/52975148.html
4)軍事的経済問題になるまでの”TPP"への決断/リスク。
参考書的ブログ;
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1542.html
 *http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1696.html 
 
 そして,常に選挙の為の眼差しは
どうか,“将来の子供たちの時代”を
”大和こゝろ”でもって念う事です。

 僕たちが身に付け,持ち続けて来た日本民族の優秀さと素晴らしさは
これからの世界の国際諸関係にとても大切で,重要な役割が託されています。
それをより,人間的に果たせる時代を創成して行きましょう。

 その自信ある國を念うこゝろを持って,世界に於ける僕たちの國の立ち居場所を
僕たちの考えと想いで、インデペンデントに決断して行く,ちかずくための
僕たちの國の為に持つべき“リスク”でもあります。
一つの重要な機会が今回の選挙です。

 常に,表層でしかないメディアに良く出るからというだけの
浅はかな,思慮なき吉本的判断で決して,これからの日本国を委ねる
政治家たちを選ばないで下さい。


 例えば,嘗ての日本軍軍人でも,
「栄誉なんて関係ない。日本の行く末をきちんと決めるのがワシの仕事だ」
と唱えた人が居たのです。/陸軍総師、上原勇作元師:

 どうか,政治に参加して下さい。
ありがとう。
相案相忘。

文責/平川武治;
参照サイト/http://kaleido11.blog111.fc2.com/
*”WAG THE DOG”/R.d.ニーロ& D.ホフマン主演/’97年 
”Why does a dog wag its tail? Because a dog is smarter than its tail. If the tail were smarter,the tail would wag the dog."

投稿者 : editor | 2012年12月 6日 15:03 | comment and transrate this entry (0)

2012年9月 7日

『ひらかわたけじ/いろはとすさぶ。―――ことばの Bric-Collage 展。』9/8(sat)~9/30(sun) opening party 9/8 (sat) 16:00~20:00/At: DOROTHY VACANCE :

『ひらかわたけじ/いろはとすさぶ。―――ことばの Bric-Collage 展。』
9/8(sat)~9/30(sun) opening party 9/8 (sat) 16:00~20:00
Open:13:00~19:00
Closed: every tuesday~Thursday
At: DOROTHY VACANCE
Address 東京都大田区中央3−2−16,1F
Tel 03-6429-8692
mail dorothyvacance@gmail.com

bg.jpg


『ひらかわたけじ/いろはとすさぶ。―――ことばの Bric-Collage 展。』によせて;
 『言葉のBric-Collage』――言葉をリ-メイクする,修繕する。 
このブリコラージュ*とは、元来、手仕事、日曜大工の意味なのですが,
80年代のはじめにフランスのレヴィーストロークという社会哲学者が
『野生の思考』と言う本で使い始めた言葉です。
人間の身体性を使って自分たちの都合良い必要なものを
“寄せ集める”というレベルの意味を持っています。
僕はこれに好奇心を持ち、’80年始まりの頃、
これをタイトルにして企業誌 "Bric-Collage"を発刊していました。
*http://ja.wikipedia.org/wiki/ブリコラージュ


 さて、“言葉”もこの様な時代性になると私たちの生活の中、
社会の中に同じ日本語としても、たくさんの種類の、
たくさんの言葉が溢れ返ってしまっていませんか? 
なのに毎日、毎日汲めどもなく”言葉”は書き生み出されそして、
無造作に、無表情に消費されて居ます。
ですから、
ことばを表記する記号である仮名や漢字も同様に
無造作に無防備に溢れ
私たちのこゝろの周縁を浸食しています。

**
 そこで、「言葉もモノと同じ様に”溢れ返って”いるから書くのを止そう!!」
これが今回の展覧会への単純極まりない発端であり
そして、僕のこゝろの有り様です。
言葉を書く事を出来るだけ止めて、
かつて、使われた言葉たちをすさんでみようという試展です。
 僕が今迄に書いて来た物からある“言葉”や”センテンス”を意味なく選び出し、
それらの”言葉やセンテンス”そのものを分断、分切し,
”不整備な言葉の断片”を作り空間にバラまき、
”不要なる言葉の屑”に変質させるのです。
良く、没原稿をそうする様に空間に投げ捨てておく。
これだけのパフォーミングです。

*** 
 そして、ギャラリィーDOROTHY VACANCEを訪れた人たちが、
それぞれ拾い上げ広げて、書かれている言葉やセンテンスという断片を
その時のこゝろの有り様によって全く、
自分流に繋ぎ合わせて文章にする。 
自分で拾い集めた“言葉”や”センテンス”の断片で作るコンテキストなき物語。
これが今回の展観、『言葉のBric-Collage』を楽しもうと言うこれからの1ヶ月です。

 場所は大森文化の森近くの住宅街に潜むようで実は、
全く潜んでいないギャラリィーDOROTHY VACANCE
http://dorothyvacanceshop.blogspot.com/  

 空間は天井に僕が大好きな”ミラーボール”を掛けました。
その下で友人で、不思議な気を佇んで持っていらっしゃる
植木寛子さんがお創りになった『薫るひらがな』が、
そのミラーボールから溢れるような光の雫のように垂れ下がり、
また、想い出のにほいを含んだ仮名が雨だれのストップモーションの如く
揺れ止まっています。
二人の共通項は“ミラーボール”。

 僕にとってのミラーボールは耀きは”不要なる言葉の屑”を
スターダストに変身さす“ブリキのお月さま”のD.V.バージョン。

 これら『薫るひらがな』はみんな植木さんのゴールデンハンドから
生み出された作品のアクセサリーです。
かつて、何処かに在ったようで、無かったものたちの登場です。 

 三面の壁面には、僕がマリ共和国のバマコと言う首都を
人生最後のヒッピィー旅行と称し、歩き回って撮った”樹木”の写真を
セーレン(株)様のご協力により布にインクジェット-プリントを施し
僕が『3.11/FUKUSHIMA』によって変わった、
自心のこゝろの有り様を表現した文章と
植木さんのオブジェを使った”ジオラマ”作品の3点が展示されます。
hiroko ueki/http://lmhere.com/sherbet.html
協賛:セーレン株式会社 | SEIREN:
空間構成:玉井健司:
コピープリント:(株)ANREALAGE:

 期間中のイベントは、オープニングが9月8日のサタデーイーヴニングパーティー。
9/8(sat) opening party 16:00~20:00
ささやかですがsajiさんの素敵なクッキーでおもてなしです。
saji/ www.saji-web.com

 9月17日の朝10時からは、
ひらかわと友人,オビヤさんによる”薬膳粥”を作っての
“こゝろと軀にいい朝粥会”も開催いたします。
9/17(mon) 朝粥会 10:00~12:00
 尚、期間、17日迄の午後からは、
ひらかわも展示され彼による”パーソナル-コーティング”も行ないます。
ファッションの世界にお悩みや迷いを持っていらっしゃる方々、
どうぞ、ご遠慮なくお話しましょう。
「ファッションバカの世界知らずにならない様に!」
”平川武治のパーソナル・コーチング”
web/ご予約は http://taque-pc.blogspot.jp/ まで

相安相忘。
文責/平川武治:http://lepli.org/discipline/

投稿者 : editor | 2012年9月 7日 02:17 | comment and transrate this entry (0)

2012年8月28日

The series "For not without knowing the world" 08/27:ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/

The series "For not without knowing the world" 08/27:
ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/

http://www.youtube.com/watch?v=sStd-fMa2ic&feature=player_embedded

自由を求める人たちはもう、アメリカヘ行かれなくなりますね。
 日本語ではこのサイトをご覧んください。
http://tiny4649.blog48.fc2.com/blog-entry-88.html

投稿者 : editor | 2012年8月28日 14:47 | comment and transrate this entry (0)

2012年8月16日

ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/The series "For not without knowing the world" 08/15:

 今日はあの”八月十五日”です、『大東亜戦争、終戦記念日です。』
 どうか、忘れないでください。
辛いでしょうが、辛いことを忘れないでください。
忘れないで、自心のこゝろの有り様の原風景として、想い出してください。
今日はそんな日なのです。
そして、無念に念い多く亡くなられた同胞たちへ、
いまの僕たちの不安なこゝろの有り様とともに、
黙祷をいたしましょう。
合掌を。

 そして、今回の「ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”は」ある古書の紹介です。 
やっと、1986年8月1日初版本/「グッドバイロンゲラップ ---放射能におおわれた島---」が
捜していた書庫から見つけ出せたのでこれを紹介しましょう。/築地書館刊:

 この写真本はフリーランス-フォトジャーナリストの豊崎博光さんが25年も前に上稿為された労作である。
この本は南太平洋に浮かぶ夢の楽園“ロンゲラップ島”がある日から“地獄の島”に変貌してしまった。
その“ロンゲラップ島”のある日以降を’78年,’82年,’85年,’86年に6度に渉って
ドキュメントされた写真と文章の本です。
 カヴァーには、
『放射能に覆われた島、彼等たちは何を見たのか?
1985年の夏、故郷を捨てた人びとは振り返らなかった。
青い海とヤシの木に囲まれたその島から人影は消えた。
1954年水爆ブラボーの実験以来30年の間、放射能は島をむしばみ続け、悲劇は繰り返された。
人びとはかつてみたこともない病気に冒され、子どもたちも死んでいった。
“ロンゲラップ島”は私たちに警告のメッセージを送りつづけている。
けれども、それを知る人はほとんどいない-----1978~'86 豊崎博光:

 「蝕まれた楽園、ロンゲラップ島
1954年3月1日午前6時45分、
アメリカは、ビキニ環礁で水爆『ブラボー』を爆発させた。
爆発規模は15メガトン、広島型原爆の約1000倍の威力だった。
この時、ビキニの東160キロで操業中だった第五福竜丸が死の灰を浴びた。
(これが、戦後3番目のアメリカ軍による日本人被爆事件となった”第五福竜丸事件”である。)
第五福竜丸が操業していたところから、僅か20キロ東のロンゲラップ島には、
当時4人の妊婦を含む82人がすんでいた。」
 
 「放射能の被害から逃れるために、ロンゲラップ島のひとびとが故郷の島を離れます。」

 もしかしたら、そのご、この豊崎博光さんの労作、ドキュメンタリィー本、
「グッドバイロンゲラップ ---放射能におおわれた島---」は或る筋から消された形跡が在る。
ここにも、恐ろしい”原子力ムラ住民”たちの気配が、,、、

 ”3.11/FUKUSHIMA”の30年後は?
”結果”がどの様に現実化するのか?
“政府”と“東電”と””原子力ムラ住民”の思いとおこゝろがどの様な30年後を迎えるのであろうか?
新たなリスクへの誠実な挑戦と責任が根幹。
 

 僕はこの本を'86年に豊崎さんご自身からから頂いた。
当時のstudio voice編集長だった片桐さんがご一緒為さってお話とともに
頂いたことをあの”3.11/FUKUSHIMA"以降頻繁に想い出していた。
ここにも”気骨”あるフリーランスドキュメンタリージャーナリストの気概を見せて頂いた。
このような事態が同胞たち企業人によってもたらされた”3.11/FUKUSHIMA"を
どのような無念のおこゝろで接しられたのだろうか?
ご自心のこゝろの有り様は?

 「ありがとうございます、豊崎さん。お元気でいらっしゃるのでしょうか?」

豊崎博光
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/chosya/toyosaki-hiromitu.html
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&tbo=p&tbm=bks&q=inauthor:%22豊崎博光%22
第五福竜丸/
http://ja.wikipedia.org/wiki/第五福竜丸
ロンゲラップ島 ビキニ環礁 核実験/
http://simanto114.blog116.fc2.com/blog-entry-512.html
http://ameblo.jp/housyanou1/entry-11130468270.html

 そして、
やはり、この様な発言がそろそろ当事者たちの大本営から発せられる様になりましたね。
「米GE イメルトCEO 原発“見切り”発言、」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0607I_W2A800C1000000/
 日本の『ポチ』野田や『元-ポチ』“原子力ムラ住民たち”はどのように本意なく
気骨なく生き抜くのであろうか?
これからの政治にもっと関心を、好奇心を!!
平成二十四年八月十五日:大東亜戦争、終戦記念日に。
合掌。
相安相忘。
文責/平川武治:大阪へ墓参のための移動さなか。

投稿者 : editor | 2012年8月16日 00:38 | comment and transrate this entry (0)

2012年8月13日

大阪/GRAFの会のお知らせ。

投稿者 : editor | 2012年8月13日 14:46 | comment and transrate this entry (0)

残暑お見舞いと、大阪/GRAFの会のお知らせです。

 ”蜩蝉の 響きひろがり 夏囲む”

「残暑の激しさ、今日もひとしお。
濱へ流れる人多く、 
浴衣姿の増えたこの夏。
このようにして、
やっと、日本に、”日本”が戻って来たのでしょう。
彼等たちの速度で彼等たちが目覚め始めたようです。
残暑のお見舞いを申し上げます。」

 さて今般、私事ですが故郷、”大阪”で初めての会を開きます。
”graf”/ http://www.graf-d3.com/の企画主催、
Yellowcultureclub/ http://www.yellowcultureclub.com/プロデゥースによる
大阪版新企画の“平川武治の会”が8月18/19日に行なわれます。
関西方面にお住まいの方、またご興味あるお友達がいらっしゃれば
是非、好奇心旺盛にお楽しみにいらして下さい。

 ご自愛とともに清々しい残暑を、
相安相忘。
ひらかわ:

投稿者 : editor | 2012年8月13日 14:43 | comment and transrate this entry (0)

2012年8月 3日

ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/The series "For not without knowing the world" 08/02:

 みなさん、猛暑お見舞い申し上げます。
水分不足、栄養不足、寝不足になっていらっしゃいませんか?

 この時期、日本にいらっしゃる方は寝不足でしょう。
毎夜送られて来るロンドンからのオリンピックゲームの
試合映像に夢中になってしまうからでしょう。

 しかし、今回のロンドンオリンピックは何か変だと思われませんか?
実際に今までこの様な大会ではあり得ないようなことが幾つも珍事として起っていますね。
オープニングの祭典での日本人チームやインド人チームの入場式からがそうですね。

 金メダルの事ばかりを思って競技をする選手たちと、それを見る側。
そこで今回の”ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”は
ロンドンオリンピックをより、面白く見る為のガイドです。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=fXj-y8nfaxQ

 僕が好奇心を共有出来る大好きなサイトが”カレイドスコープ”です。
既に、ご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう、このサイトも是非!!併せて見てください。http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1460.html

***
 ここで、オリンピック観戦から気が付いた事を、
今回も今までで、多くの優れた力のある選手たちが”メダル”を取りましたね。
凄い事です。でも、なぜ、日本人選手は目標の”金メダル”ではなく
“銅メダル”しか取れかったのでしょうね?
“金”と”銅”の間にはどれだけの実距離があるのでしょうか?

 “銅”で悔しいけど”メダル”が貰えたから満足する。(?)
多くの選手のインタビューでの答えがこのように感じ取ってしまうのですが、
メダルは貰う物ではなく“勝ち取る”物ですよね?
そして、“金”が欲しければ、”金”を取るこゝろの有り様を凝縮させ
自心でそのテンションを作り出さなければ今までの練習努力が”銅”に変わってしまう。

 何処で、このように”刷り込み”が為されてしまったのでしょう。
 その原因は何なのでしょうね?
技術、経験、精神性、気骨、覚悟、無我夢中と努力そして、運?

 例えば、柔道もこのロンドン大会から以前の柔道では無くなりましたね?
只の、格闘技に近くなってしまったようです。
以前の日本の柔道に在った様式美が無くなり、
只、勝ちたい、勝てばいい、というだけの勝負の柔道になってしまった様に感じます。

 勝てばお金が、顕彰金とかいろいろなお金が廻って来る、メディアへの露出度も増える。
という時代性への現れなのでしょうか?
何か、恐ろしい力で見事に刷り込み操作が為されている様に思ってしまうのです。

 ファッションの世界にも似てしまっていますね。
コンペティションばかりにこゝろ囚われて”服作り”をはじめる若い人が増えましたね。
競いあってメダルをもらう、賞金が入る、以後メディアで露出してもらえる。

 そこで、先日見た映画で、N.Y.VOGUEのアナ-ウインターが発言している言葉は
やはり彼女らしく、的を得て、モードの根幹をしっかりと理解した上での発言をしていました。

" THE FASHION IS NOT ART, FASHION IS EVEN CULTURE.
FASHION IS A ONLY ADVERTISING.
THE ADVERTISING IS MONEY.
THE ADVERTISING BUSINESS WILL BE MAKING LOT OF HIGH AMOUNT OF GUARANTY."

Anna Winter/by GIA.

 この根幹に立って論じられるモードと、見えている表層の形骸だけを論じられるモード。
ここに現実に於ける”成熟”さの違いがあります。

 モードを論じるにも自心の立ち居場所と、モードの立ち居場所という根幹を
謙虚に、実直に把握していなければ、論じ合うステージとレベルがズレて終いますね。
モードやファッションという解り易い言葉のみの表層レベルで
小難しい事や教養を見せびらかし、論じ、自己満足し合っている
若者たちには奇天烈な偏見を感じてしまいます。
何処か、風通しが悪いですね。
躾けある、スマートさが感じられませんね。
経験未熟な思い上がりな視点が見えるだけです。

 彼らたちをカッコいいと自らの下積み経験からのバッドな思い違いで、
簡単に煽て上げる外国コンプレックスなファッション村の住民たち、編集者さんたち。

 何時まで経っても、モードをポリテカルな視点で論じられない世界。
これは造る側、デザイナーと称してそれなりの郎党を組んでいる未だ、尻が青い豚たちにも言えますね。
これらの豚たちは、煽てられて木に昇ってしまっていますからね。
彼等たちは所詮、広告塔の為の只の客寄せパンダを演じさせられてデザイナー振っている輩たちです。

 "THE FASHION IS NOT ART, FASHION IS EVEN CULTURE.
FASHION IS A ONLY ADVERTISING."

 やはり、彼女、Annaはすごく、頭の切れた体験者ですね、
モードとはの”根幹”を実践から熟知してらっしゃいますね。
既に、現在のファッションとは完全に彼女の言葉が現実世界になってしまっています。
そして、彼女たちに振り回され、見事にコントロールされてしまっていますね。

 時代を予知してしまった編集者ですね。
だから、あれ程までに、伝説の人に成れたのでしょう。
 相安相忘。
文責/平川武治:盛夏に:

投稿者 : editor | 2012年8月 3日 13:48 | comment and transrate this entry (0)

2012年7月22日

ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/The series "For not without knowing the world" 07/22:

 これを読んでくださっている人たちの中にも参加なさった方もいらっしゃるでしょう。
ここ数週間、毎週行なわれ、これほどまでに大きくなり始めている今、国民が行動しなければならない
市民運動の”反原発、原発はもういらない!”デモ行進の報道がおかしい。

 帰国し、時折見る日本のTV番組にはこゝろ穏やかになるまた、知的興奮も憤りも好奇心も
喚起するまでの人間的なる心的魅力ある番組が殆どない。
その多くがTVショッピングやレストラン廻り、料理番組とお笑い芸人たちの
大きな声で喋繰りまくる番組が殆どと言う変わらぬ現実。
そして、今では“オリンピック関係”番組とお決まりのワイドショーと称する番組からの
決まったような事件をそれぞれの局が一斉に報じるだけ。

今、国民へ報じなければならない事即ち、将来の日本国という國が益々、貧しい國になり、
生活し難くなり、これからの若い世代たちが背負い込まなければならない諸問題の現実性を
気骨を持って報道する、論じる主メディアが皆無に等しい。
その大半が対合衆国との戦後の関係性に於いて締結構築されて来た諸問題が大半であり、
それらは軍事関係及び、基地諸問題での普天間基地問題と米軍の新型事故多発輸送機「オスプレイ」の
国内基地配備問題。原発核問題関係それに、TPP加盟問題等の貿易経済関係であり、
これらがこれからの日本を背負って行く若い世代の日常に大きく”負”の力として伸し懸かる事、
今後の日本の国体を弱体化する諸問題のすべてが適当に、蔑ろに報道されてしまっている現実を
もっと認識し、それぞれの立ち居場所で可能な、出来る行為を実行して行かなければいけない。

昨年の”3.11”以降、海外諸国が発覚、危惧した最大の問題点の一つが
日本のメディアの立ち居場所とその報道内容の真実性と狭軌性であった事をここでもう一度思い起こし、
この変わらぬ現状に対して国民が国民としての責任感で逃れてはいけない事である。

今週の、ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”はこの報道を紹介したいです。
http://www.youtube.com/watch?v=mxVGJCoasoI&feature=em-subs_digest

『無知というのは知識がない事ではない。疑問を発せられない状態を指す。』/Frantz Omar Fanon,
http://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・ファノン
相安相忘。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2012年7月22日 01:06 | comment and transrate this entry (0)

2012年7月13日

ひらかわ版:”世界知らずに成らないために”/The series "For not without knowing the world" 07/11:

 “嘗て、子供だったことを覚えている大人は少ない。”

これは星のお王子様の言葉。 
 現野田政権も“嘗て、野党だったことを、、、” 忘れてしまった程の
”訪米”後の大人振り方。訪米で何を掴まされたのでしょうね?
僕たちの國は変わらず、国体亡き”白人たちのポチ”状況、
事の発覚後、現実を知らされてから『4幕劇』を演じ始め、“ワン、ワン”騒ぐ彼等、輩たち。
 
 このTPPも然りです。/http://www.youtube.com/watch?v=vhMAa12ztb4&feature=relmfu
今後、出て来る自衛隊=防衛軍化そのまえにある、
普天間基地問題と米軍の新型事故多発輸送機「オスプレイ」の国内基地配備問題。
例えば、岩国基地のその対面には日本人の真こゝろの象徴である”宮島”が対峙しているロケーション。
鎌倉がお調子メディアで持ち上げられているこの隣りの横須賀基地には
’08年の9月から原子力空母艦ジョージ-ワシントン号が既に停泊中。
これでは鎌倉は世界遺産都市には成れないであろう(???)
 
 そして、原発再稼働化の方向へ流れ始めた邪心多き、悪い”気運”をなんとしても、
時間がかかろうが止めなければなりません。
これからの子どもたち、赤児たちが安心と自信を持って生きられる國にするために。

 僕たちは日本人です。守らなければならない事、『NO』と言うべき事があります。
自心のこゝろの有り様での決断が”気骨”であり、誠実”という行為です。

 グローバリズム経済構造は現状の日本國を救ってくれません。

 今現在、世界を知るためには
選ばれた一部の白人たちの“NEW WORLD ORDE/世界秩序"に
自心のこゝろの有り様で関心とそして、疑問を持ってください。

TPPに関して、
 http://ja.wikipedia.org/wiki/環太平洋戦略的経済連携協定
 http://gigazine.net/news/20111104_tpp/
 
新型事故多発輸送機「オスプレイ」の国内基地配備問題、
 ttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-14/2012061401_01_1.html
 ttp://www.gensuikin.org/frm/lnkmn/2012/03kaisetu/0625mousiire.html
 http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnnational/20120626-OYT8T00817.htm?from=yh

『無知というのは知識がないことではない。疑問を発せられない状態を指す。』
/Frantz Omar Fanon,(マルティニーク-フレンチ)

 さて、先日読んだ中から、
「日本の政治、経済はすべて同じ筋書きの『4幕劇』で語れる。
この『4幕劇』とは、
1)最初は『何の問題も無い』と事態を過小評価する。
2)問題の存在を渋々認めるが、可能な限り矮小化する。
3)問題先送りで傷口を広げる。
4)進退窮まって、全面降伏する。
 この現象を日本の政治や経済、軍事それに、警事問題等に関して
「登場人物や時代背景が変わっても、必ず同じ事を繰り返す。」という普遍性をも説いている。
『なぜ、日本の政治経済は混迷するのか?』/小嶋祥一著/岩波書店刊:

 原発問題も何もかも、すべてがこの『4幕劇』で校正されていますね。
文責/平川武治:

投稿者 : editor | 2012年7月13日 11:40 | comment and transrate this entry (0)

2012年6月26日

ひらかわ版/”世界知らずに成らないために”/ひらかわ版/The series "For not without knowing the world"

 今週のひらかわ版/”世界知らずに成らないために”は
映画「渚にて」/" ON THE BEACH"を紹介したい。
http://youtu.be/rF0iWSmuBtg

 僕が少年時代に見た映画で不思議に覚えているものの一つがこの映画でした。
監督のS.クレーマー、出演俳優たちも一流たち。
そのシーン、シーンに白人社会の人間味溢れる生活への哀愁が散りばめられながら、
もうすぐ来る人類最後の日を迎える、、、、、、
オーストラリアのフォークソングの一つである”ウオーシングマチルダ”がメインテーマ曲も良い。
この映画へのショックから今も覚えていて良く口笛で吹く曲である。
 昨年来の“FUKUSHIMA"以降は恐怖の方が先に感情移入されてしまって
より、印象が深くなってしまった名画です。
 ”原子力爆弾=原子力発電所”という根幹事実を忘れないで下さい。
そして、“FUKUSHIMA"を決して、風化させないで下さい。
ありがとう。
相安相忘。
ひらかわ:

投稿者 : editor | 2012年6月26日 01:24 | comment and transrate this entry (0)

2012年6月17日

ひらかわ版/The series "For not without knowing the world" by version Taque.Hirakawa.

 6月17日、今週の”世界知らずにならない為に”は
やはり、日本の“核”開発の後ろにはU.S.A.の身勝手なご都合主義が
べったりと押し付けられている状況の一端を知って下さい。

Please make yourself study your awful truth about the nucleus like this this week.
日本の隠された #核 開発計画 高速増殖炉 もんじゅ #原発 #再稼動
http://www.youtube.com/watch?v=5S3vsDUCIvM&feature=em-subs_digest

投稿者 : editor | 2012年6月17日 23:41 | comment and transrate this entry (0)

2012年6月 6日

石黒さんとの合同授業は、6月16日(土)午後5時から、一般聴講はもう閉め切りました。

 お知らせです。
 桑沢デザイン研究所にて
この度、“NOZOMI ISHIGURO”のデザイナーである石黒さんと合同授業をやります。
この合同授業は、6月16日(土)午後5時から2時間程です。
会場は無論、渋谷の桑沢デザイン研究所です。
 石黒望氏は’85年にこの桑沢デザイン研究所卒業で、今年の”桑沢賞”を受賞為さったので
そのお祝いも兼ねて,以前から交流も在るひらかわがいろいろ質問を交え,
愉しい、激しいモードを喚起する会にしたいと考えております。

 一般聴講はもう閉め切りました。
ありがとう。
文責/平川武治:平成二十四年六月六日:

投稿者 : editor | 2012年6月 6日 02:46 | comment and transrate this entry (0)

2012年5月17日

『Paul Jorionさんのインタヴューの日本語翻訳が出来ました。

 始った、サイト、”Yellow Culture Club”で本邦初めて紹介する
Paul Jorionさんのインタビューの翻訳文が掲載されました。
是非、ご一読ください。

http://yellowcultureclub.com/yellowcultureclub/tittle.html

彼、P.Jorionさんも発言なさっていらっしゃる、
 “原発企業事故ーFUKUSHIMA"について、

 『日本だけではなく、世界のこの現実を知ってしまった若者は
激怒すべきであり、その彼等たちの”激怒”が次のムーブメントを喚起させる全てで在る。』

 現在の現実段階ではこのような“絵に描いたような“状況が投げかけられています。
僕たちは“激怒”しつづける責任があります。
未来の日本を担ってくれる”子どもたち”の為に、
これからの僕たちの國を愛してくれる子どもたちの為にも。

 黙って、”原子力ムラ”住民に無駄金をバラまき、飼い馴らして来た資金提供者でもある
“東京電力”始め、電力企業という国策企業の言いなりには、
“電気代金の値上げ”とはこの事件を”風化”させる彼等流の手段なり。
 彼等、金権資本主義企業とかわらぬ我が国の政府の
のらりくらりな気骨も含羞も,国民主体の国体無き政策に
“激怒”し,そのこゝろの有り様を,”激怒”したこゝろを行為にして下さい。
合掌。
相安相忘。
文責/平川武治:平成二十四年五月拾七日。

投稿者 : editor | 2012年5月17日 12:50 | comment and transrate this entry (0)

2012年4月10日

中川幸夫先生、こゝろの傷みとともにお悔やみを申し上げます。平川武治; 

 
 三日前にそのとても辛い悲報を知った。
 中川幸夫先生、
先生、どうか安らかにそして、おおらかにご成仏下さい。
向こう側の世界で変わらぬ、あの童顔なまでの美しい笑い顔と大きな笑い声で
ご自分のおこゝろの有り様に正直に全てを新しい天の元で
華の美しさとともに
暫くはごゆっくり、穏やかにお眠り下さい。 


 ありがとうございました。
本当に、豊穣なるお時間をありがとうございました、先生。

 僕のような者へ決して多くはない、
そのみんなの一つ一つの先生のお言葉が今、不思議と自然に僕の軀中に
漲り、たいへんに真こゝろ深く悲しい想いに落ちる。


 エルメス東京店での展覧会にお伺いし、お会いしたのが最後だった。


 
 僕は先生に不躾な、たいへん失礼で悪い事をしてしまったと言うこゝろの有り様を引き摺っている。
それは”COMME des GARÇONS/川久保玲”に紹介した事である。
 

 その結果、後に立ち上げられた先生の公式サイトの展覧会リストからは、
”COMME des GARÇONS/川久保玲”との接点が
全て、削除されてしまっている事に気が付いたからだ。
 
 僕は先生にお詫びとお話を伺いたくなり、丸亀へお電話を掛けた事があった。

もう、この真意を
先生のおこゝろを直接にお伺いすることが出来なくなってしまった。


 ”COMME des GARÇONS/川久保玲”/’97年春夏のコレクションが原因であった。
このシーズンの川久保玲のコレクションは
その直前に、中川先生と出逢って居なかったら
創造出来得なかったコレクションだと
僕を含めて数人の人間は感じてしまったからである。


 僕は今でもショーが始まって数分の内には、
その冷たいものがこゝろから軀中へ流れ込むと言う体験を憶えている。
(この辺りの事は以前、STUDIOVOICE/http://studiovoice.jp/?p=4586で書いた。)
 
 “ここまでやる人なんだ。”
と言う一言しか咄嗟に思い浮かばなかった。
以後、僕のような者でも川久保玲像が変質してしまった事も確かな後遺症である。


 このショーが終わって先生とご一緒の帰途の事を変わらず思い出してしまう。
 『あんな歩き方では駄目だね。』
これが先生の唯一言おしゃった、ショーに対しての直接的なお言葉だった。

 このお言葉を見事に補足するかのように
直後に、独りの現代舞踏家が自分の世界観を新たに生み出している。
“マース・ カニングハム-ダンスカンパニィー”が
そのドレスの形骸性からテーマを産み出しコスチュームに使う公演をした。

 身体が異形の人間が歩く事、座る事、食べる時、寝る時、日々の行程に
本来どのような不具合さや苦痛を生じるのか?
日常生活に於いて、どの様な”負”の部分をもたらす事であるか、
決して、”表層”のみの、目に見えているだけが世界ではない。
全てが真こゝろに通じている、
究極、先生が伝えたかった真意?若しくは根拠はここだったのであろう。

 その結果が、中川幸夫公式サイトの展覧会リストから
”COMME des GARÇONS/川久保玲”が完全に抹消された。

 真意をお伺い出来なかった自分への勇気のなさと愚かさだけが
また一つ、こゝろの滲みになってしまう。

 華の季節が広がり始める頃と言うのに、
 どうか、中川幸夫先生、ご成仏下さいませ。
合掌。
文責/平川武治:巴里、オルシェット街にて。平成二十四年四月十日:

投稿者 : editor | 2012年4月10日 13:35 | comment and transrate this entry (0)

2011年6月18日

回覧板<原発事故関係関係サイト>集−2/追加

 追加−1/高橋康人様が教えて下さったものです。
放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング
http://www.geocities.jp/environmental_radiation/

小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com/

これは必見;2011年5月23日、参議院行政監視委員会で福島原発事故の責任追及と事故収束と脱原発を訴える参考人四名/京都大学原子炉実験所助教:小出裕章氏、芝浦工業大学非常勤講師:後藤政志氏、神戸大学名誉教授:石橋克彦氏、ソフトバンク株式会社代表取締役社長;孫正義氏
http://www.ustream.tv/recorded/14906087
http://www.ustream.tv/recorded/14907869

2011/4/17 河野太郎×飯田哲也トークライブ
http://www.ustream.tv/recorded/14090027
http://www.ustream.tv/recorded/14091157

放射能漏れに対する個人対策
http://www.irf.se/~yamau/jpn/1103-radiation.html

ベクレル[Bq]をシーベルト[Sv]に変換します。
http://radiation.fxsearch.biz/index.php

まとめのまとめwiki
http://www47.atwiki.jp/matowiki/pages/28.html

**
追加-2/お忙しい人へ、最低これだけは読んで下さい。
 『原発と人間』/朝日ジャーナル週刊朝日緊急増刊号。
 『原発のウソ』/小出裕章著;扶桑社新書刊。
 『核大国化する日本ー平和利用と核武装論』/鈴木真奈美著;平凡社新書刊。
追加サイト/
speedi/放出放射性物質の拡散状況
http://gebweb.net/japan-radiation-map/jp/

’08年までの原発の利用率の変化
http://www.meti.go.jp/press/20090417004/20090417004.pdf

3.11以降のエネルギィー戦略ペーパー
http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf

責任編修/平川武治:

投稿者 : editor | 2011年6月18日 05:51 | comment and transrate this entry (0)

2011年6月10日

回覧板<原発事故関係関係サイト>集-1

回覧板<原発事故関係関係サイト>集
/平川武治編:
*先ず、原子力発電とは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/原子力発電
*では、原子力発電所とは
http://ja.wikipedia.org/wiki/原子力発電所
*日本の原子力発電所とは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の原子力発電所
*世界との原子力産業の関係性、
http://ja.wikipedia.org/wiki/国際原子力パートナーシップ
*フランス、アレヴァ社とは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/アレヴァ
 2007年11月,三菱重工、日本原燃とAREVAが米国エネルギー省と計画参加の契約を締結
*アレヴァCEO/アンヌ・ロベルジョンとは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/
 2009年フォーヴ誌の『世界で最も影響力を持つ女性』の9位にランクインしている。
*東芝=WH買収の背景、
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr186.htm
*広瀬隆/『東京に原発を!』
http://www.kanshin.com/keyword/1270692
*放射能の危険性
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm
*熊取町の6人/小池さん他、これは必見。
http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#
*"あえて最悪のシナリオとその対処法を考える"長いヴィデオですが是非!
http://www.videonews.com/
*石橋克彦先生の’05年/国会発言ほか、『地震と共存する文化を、』
http://www.stop-hamaoka.com/koe/ishibashi050223.html
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/0808toshi.pdf
 戦前の誤りが「根拠のない自己過信と失敗の時の無責任」にあるとすれば、
いままさに原発震災にその事が問われている。
高裁での第6回口頭弁論は、石橋克彦神戸大学名誉教授の証人尋問です。
*地震予知/溝上惠/地震地殻変動観測センター
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/HIGHLIGHT/jishin_yochi01.html
*2006年の国会質問で今回の福島原発事故を想定していた。
http://raaq.jp/universaljapan/2011/03/genpatsu-2
*下記のは阪大の平川秀幸先生のブログです。浜岡原発、他についてです。
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200504/170105.php
http://hideyukihirakawa.com/links/tokai_earthquake_and_nuke.html
http://hideyukihirakawa.com/blog/
*元GE技術者・菊地洋一さん講演。
http://www.stop-hamaoka.com/kikuchi/kikuchi2.html
*「原発がどんなものか知って欲しい(全)平井憲夫」
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html 
*「原発がどんなものか知って欲しい(全)平井憲夫」を考える投稿者;吉見道夫
http://raaq.jp/universaljapan/2011/03/2063
*福島には原発が必要だった
http://d.hatena.ne.jp/ayua/20110411/1302526954
*日本の原子力技術は、
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/23339420.html 
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/11583912.html
*アトミック-ランド/東京に原発を、
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20070724/1185267003
*原発と保険から、
http://page.freett.com/trustjp/matuo/matuo9.html
*放射能汚染水を飲料するには
http://arita.com/ar3/?p=3719
*東電はこのような資金を東大ほかへ、
http://www.insightnow.jp/article/6430utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
*東京大学核燃料サイクル社会工学寄付講座へようこそ
http://www.n.t.u-tokyo.ac.jp/nfcs/
*プルトニウムについての対策のサイトです。
http://takedanet.com/2011/03/36_9d9f.html
*IAEAの調査結果を無視する日本政府は国民を守る気があるのか
http://blog.livedoor.jp/amaki_fan/archives/51973282.html
*3月28日厚労省との交渉報告
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mhlw_kosho110328.htm
*『原発なしで暮らしたい100万人アクションinヒロシマ』
http://ameblo.jp/nijinokayaker/ヒロシマ大会。
*高校生へ向けた原発事故のサイト
http://www.mammo.tv/interview/archives/no288.html

*今回の大地震そのものが”人工地震”であると、
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/24220615.html
http://yok-blog.com/?p=1214
(これらからいろいろな展開が出来ます。)
*日本地震地図/http://www.japanquakemap.com/

*募金について、
http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin
*赤十字、ボランティアについて、
http://www.jrc.or.jp/

*あなたが推薦する原発関係サイトをご記入ください。
そして、多くのご友人みなさまへ“回覧板”としてご利用ください。

投稿者 : editor | 2011年6月10日 02:34 | comment and transrate this entry (0)

2011年3月29日

どうか、僕たちの『風土』、國を想うこゝろを持って”最悪のシナリオ”を意識して下さい。/『明日』が『あきらめ』の同義語となって行く事の無いように気骨あるがんばりを。

  この度の東北関東大震災におきまして、
みなさまとみなさまの周りの大切な方々のご無事をこゝろより、
お祈り申し上げますとともに、
被災なされた方々には謹んでこの場からお見舞い申し上げます。
 

 戻って来てみたものの、
原発併発事故の情報は天災災害のニュースに譲り
また、すり替えられているのでしょうか?
メディアを通じての原発事故の現実とその情報量は
やはり、海外に比べると少ない気がします。

 国民の大半が
元々、原発について無関心者な”豊かなる難民”たち。
そんな迷えるひつじたちを取り囲み、
彼らたちを余計に怠慢化させている政治家や財界人のそれなりの人たちと
彼らに飼われている学者たちや文化人と称されている人たち、それに芸人たちも
マス-メディアにご登場。
決して、メディアに誤魔化されないで下さい。

 個人が持つべき
フィジカルな知識と情報が乏しくおとなしい国民には
この現実をまだ、実感として感じる人たちは少ないのだろうか?
目を覚まして下さい。
『知ってしまった事に対してどの様に行為をするか?』
多くの悲惨な犠牲を払わぬうちに!!

   ぜひ、これを見て下さい。
<熊取町の6人集>

http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#

  ”地盤構造の違う”事が、総ての発端。
そうです、『風土』の違い。
これが日本の原発の『育ちのボキャブラリィー』
日本列島の地殻には最不適合な方法論としての原発プロジェクト。
例えば、あの富士山も今だ”休火山”であることを忘れないで下さい。
日本列島を取り巻く自然と
その自然が生み出す環境の即ち、『風土』が違います。
 
 自然と向き合わず、
寄り添って、想いあい、見つめあい、話し合って、守りあって
自然と語りい、感謝し、僕たちの真こゝろと共に
『風土』がありました。
この関係を忘れてしまえば、
自然を破壊すれば
僕たちの美しかった『風土』は
持ち得たそれぞれのエゴの傷跡によって
醜い、悲惨なすがたの『風土』になってしまいます。
自然は裏切りには容赦しないでしょう。
 
 ”地盤構造が違う”
『風土』が異なる。
これは「僕たちはイエローだ」と言う事にも繋がるフィジカルに認識すべき事実。
僕たちの”地盤構造”の違いと白人たちの地盤構造。
そこで守られ培って来た「それぞれの世界」
『育ちのボキャブラリィー』を、
僕たちの國としての”立ち居場所”の再認識と再確認。
そして,出来れば、多くの人たちが
自分たちの國を想う為の
『深層のボキャブラリィー』に意識と真こゝろを。

払わなければならない悲惨なツケを
最小限に食い止める為に、
”最悪のシナリオ”を意識して下さい。

 そして、僕たちの
『明日』が『あきらめ』の同義語となって行く事の無いように
國を想うこゝろと気骨あるがんばりを
勇気ある責任こゝろで。

 お母さんと
沢山のプッシュチェアーに乗せられている
赤児たちと子供たちの明日の為に。
本質、“子育て支援”を。

 『日本の自然』の
おおらかさとうつくしさを取り戻しましょう。
 『日本の風土』の
気配りとやさしさを守りあいましょう。
ありがとう。
合掌:
平川武治:

  そして、今回の起るべくして起ってしまった企業災、
福島原発災害事故の状況はここで語られている事がやがて、現実化しないように、
<あえて、最悪のシナリオとその対処法を考える。>

http://www.videonews.com/on-demand/

<東電はこのような資金を東大ほかへ、>
http://www.insightnow.jp/article/6430?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

<元GE技術者・菊地洋一さん講演>
http://www.stop-hamaoka.com/kikuchi/kikuchi2.html

投稿者 : editor | 2011年3月29日 05:17 | comment and transrate this entry (0)

2011年3月22日

津波災害と原発併発事故によるその後は、大丈夫でしょうか? / どうか、『近代性』が『あきらめ』の同義語となって行く事の無いように気骨あるがんばりを。

 みなさん、
津波災害と原発併発事故によるその後は?
ご家族、大切な人たちは
大丈夫でしょうか?
変わらづ,心配です。 

 どうか、
周りの表層に誤魔化されないように、
このような事態になるとメディアは
“表層のボキャブラリー”を報道するだけです。

 電力会社とは、國策企業です。
この裏には、いつもの天下り財団があります。
日本社団法人 日本原子力産業協会です。 
http://www.jaif.or.jp/
当然ですが、国家と絡んでいます。
このサイトを見ても
このサイト上で、今日まで何の詫び文も掲載されていません。
福島原発事故に関してもただのレコードしか発表していません。
これが彼らたち,原発を推進して来た連中の神経であり、本心なき事態です。

 原発が日本に設置する時には
財界、政治家(当時の自民党の連中です)学者、そして、商品を売り込むアメリカ企業が
絡んで出来上がった日本の原発政策です。
国民の為の結果の原発ではないと言う事。
儲ける側と自分たちの考えを実行、実際化出来る連中が、
儲ける為に進行されたもの。
決して、
国民の将来迄も考慮されて決定された事業ではないと言う事です。

 これが僕流に言う
日本の原発の『育ちのボキャブラリィー』です。

 原発の実態については“広瀬隆”さんが以前から書かれて来られた書籍が多くあります。
http://www.interq.or.jp/rock/ff67/hirose/books/books.html

 戦後の不自由さから日常生活が始った僕たち世代や、
国民も電気が何不自由無く無節操に使える環境は
そのものが豊かさのシンボルンとなり、
以後、進化する消費社会環境に必然であり
これには国民が思うレベルの”自由と豊かさ”への、
無意識に慣らされてしまったシナリオの巧さがありました。
そして、その後ここまで来たのが現実であり、
これが、戦後の”日本の成長”と言われて来た”表層のボキャブラリー”でした。
適当に”餌”を与えれ続ければ、
大衆と言われる国民はその餌の為に”勤勉に働き”
与えられた餌”は満腹になる迄みんな食べる。
不足すれば不平を言ってその分だけ又、蒔かれる”餌”。
この繰り返しと、
この状態が旧自民党政府関係者たちによって与えられたシナリオ、
戦後の”大衆のしあわせ”。
このレベルの”しあわせ”を選択出来る選択肢の多い事は
大衆消費者たちの”自由”度。
”しあわせと自由”が満足を与える。
戦後の日本人はこの非常に簡単な明解な回路で
国家とその周辺企業に飼いならされて来ました。

 それを
”豊さ”と勘違いをし、
僕たちが本心、忘れてはならないものを
沢山、置きざりに来てしまったのがこの60年間ほど。

 僕が言っている
”もう20世紀は終った。”
が、ここに来て真剣味を持って来たようです。
もう僕たちは“21世紀”に生きて行かなければならない。
その為の”価値観/イエローバリュー”を!

 時代が変わりますね、
変わらないといけません。
変わる為の後退、
背負い込まなければならない責任
勇気ある真こゝろを持って、
光が差し込む方を堂々と向いて、
光と対話して下さい。

 21世紀には21世紀を築き上げる為の
あらたな光が差し込み始めています。
あらたな”人間”が必要です。
あらたな日本人が生まれる迄に、

 このような状況で
今までの、”豊かなる難民”たちは
”災害被害の難民”に
”原発併発事故の難民”になってしまいました。
このようなツケを残したのは僕たちの世代の責任です。

 当然、
僕たちは試練を受けなければなりません。
忘れて来たものに対しての詫びとこゝろ配りを。
責任ある勇気を持って、

 責任を取らなければ
この事態は國を想うこゝろをみんなが一つにして
そのパワーで、最小限に解決しなければなりません。

 僕たち日本人には可能です。
僕たちの國は優れた精神性とメンタリティ豊かな民族の國です。
やさしさとしなやかさを持ち備えた民族です。

 僕たちはイエローです。
“イエロー-ミラクル”を使う時が来ました。


 今年の年頭に、
「どうか、『近代性』が『あきらめ』の同義語となって行く事の無い年に。」
と願いをこめました。
本当に危惧していたことが起こってしまったのです。
どうか、『諦め』ず、やり直しましょう。

 僕たちの
”21世紀”を創世して行かなければならない。
と言う、目標が必要です。
ここには『僕たちはイエローである。』
僕たちには『やまとこゝろがある』
僕たちは日本人である。
と言う、大変、ありがたい”立ち居場所”を持っています。
大切な、貴重な本意と本心を
もう一度,謙虚に改めて学ぶ必要がありますね。
『表層の外国人コンプレックス』を棄てられる迄。

 今回の
津波災害と原発併発事故から、
非常に過大きな犠牲を受けられた人々には、
言いようもない、大変なご不幸を
真こゝろより、お悔やみを申し上げます。

 その為にも、
正面から、僕たちはこれからの子供たちの為にも
もう一度,謙虚に改めて責任あるこゝろの様を持てる迄、
大いに、まだまだ学ぶ必要があります。

 そして、
自然に感謝をし,國を想うこゝろと人間を想うこゝろで、
気概在る、行為をしなければならないですね。

 予断を許さない状況です
どうか、呉々も油断無くご注意と
ご自愛と共にお気張りください。
ありがとうございました。
合掌。
相安相忘。
平川武治/平成23年3月21日:

 <ぜひ、一度開いて欲しい関係サイトです。>
*日本の原子力発電所/http://ja.wikipedia.org/wiki
*日本地震地図/http://www.japanquakemap.com/
*広瀬隆/『東京に原発を!』http://www.kanshin.com/keyword/1270692
彼の本書の警告がもっと、多くに人たちに理解されていれば、、,、、
*日本原子力産業協会/http://www.jaif.or.jp/ 
ここには謝罪文が全く掲載されていません。
恐ろしい事です。日本人としての真こゝろが全くありません。
間違った自己権威主義なのでしょう。彼らたちが原発推進の凶現団体です。
*外為替【為替王】のサイトhttp://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/50846020.html
*TEPCO東電サイト/http://www.tepco.co.jp/cc/press/... 
これも今回の事故で消されています。
内容は関係原発の放射能量の測定結果でした。
この中に今回の福島原発も含まれていましたが、完全に抹消されてしまいました。
*下記のは阪大の平川秀幸先生のブログです。
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200504/170105.php
http://hideyukihirakawa.com/links/tokai_earthquake_and_nuke.html
http://hideyukihirakawa.com/blog/
*アトミック-ランド/http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20070724/1185267003

 <最後に、募金関係のサイトです。>
http://sites.google.com/site/quake20110311jp/bokin
http://www.jrc.or.jp/

投稿者 : editor | 2011年3月22日 05:52 | comment and transrate this entry (0)

2011年3月15日

外国のメディアは? 例えば、フランスのフリーペーパーでさえ、

De son cote, la France a conseille hier a ses ressortissants habitant la region de Tokyo de "s'eloigner pour quelques jours" s'ils n'ont "pas une raison particuliere" d'y rester. By Direct Matin No.844-14th. Mars '11
www.directmatin.net

 これはフランスのフリーペーパー” DIRECT MATIN"の今日の記事です。
このフリーペーパー紙は巴里を訪れた人なら一度は目になさった事があるでしょう。
メトロの駅に置いてあるものです。
今日の紙面で既に、日本の今回の原発事故の事が第1面トップで報道されています。
その中で、
今回の災害で21人のフランス人が行方不明である事を僕も初めて知りました。
また、前出の記事文は日本の政府やメディアが報道した以上に、
大切な核心を衝き、放射性物質の量が危険値を超す可能性が
今後、強いから用の無いフランス人は出来るだけ早く東京から離れろ!!
とも、忠告、報道しているのです。

 もう1紙,同じような巴里のフリーペーパー”metro PARIS"の本夕刻発行の第1面のトップに
”Scenario Catastrophe / 災難のシナリオ”と言う見出しで報道されている。
ここでも、
既に、このままの政府関係者たちの発表状況で進行すれば本事故は
あの”チェリノブイリ原発事故”よりも酷くなる可能性がある。と報じている。
No.1963/14th. Mars. '11
より、詳しくはこのサイトを参照/www.metrofrance.com

 このような場合は日本でも必ず、資本家がエゴを振り回します。
即ち、企業の責任を転嫁させる為のごまかしをします。
金が総ての資本主義国家ですから金の力がポリティカルなパワーへ変質し
物事の本意や本質や真実がねじ曲げられます。
よーく見届けて下さい。
 例えば、このような際にすぐに電力不足になったので停電を実施すると。
この発表の裏には原発がなければ、皆さんこんなに不自由な生活をしなければならないですよと、
恐ろしい論理ですね。
 当然、この機会に僕たちも自分たちの持ち得たエゴを1%でいいですからセーブし、
それぞれが、嘗ての日本人が美徳としていた”ものには総て終わりがある”と言う観念と
”質素倹約”の生活心を持たなくてはいけません。
そして、ご自身の責任あるおこゝろの在り様を行動に移して下さい。
 
呉れぐれも、こゝろ豊かにご自愛とご注意ください。
どうか、深くお祈りを!!
合掌。

相安相忘。
平川武治、サンクルー市にて:


 

投稿者 : editor | 2011年3月15日 06:54 | comment and transrate this entry (0)

2011年3月12日

The day after, God bless us!

 みなさん、大丈夫でしょうか?

 大変なことが起こりました。

遂に、来るべき事が来たと言う気持ちが何処かに

大丈夫でしょうか?
あなたの大切なみなさまがご無事でありますように。

僕はまだ巴里に居るのでこの災害からは幸い、免れましたが
大変、心配です。

どうか、
冷静沈着に、理性ある行動をなさって下さい。


特に、この様な時が来た、と言う実感が
”原発”の併発事故がとても心配です。
このような場合、
メディアは何も真実の本意は報道しません。
呉々もご注意ください。

こちらのメディアの報道でも気になる事は、
僕も心配する一番の”原発の併発事故”です。
これは人災です。
災害ではありません。
日本のメディアは本当の事を何も言切っていません。
どうか、この報道にこゝろ惑わされず、ご充分にお気をつけ下さい。
これが本当になれば、僕たちの國が、民族が無くなる迄の可能性が。
幾世代へもの悪影響が体内に、脳みそに残ります。
そこ迄の危機の可能性が今あるのです。
しかし、国家、報道は何も知らせていません。

 呉々も、ご自愛と博愛の限りを。

日本の國体を持って今後のこの災害と事故が
より、最小限で収まりますように
最善の努力とともに、
神道関係者、仏教徒関係者、日本キリスト教関係者のみなさま、
どうか僕たちの國を、民族を救って下さいとこゝろして
みなさまがたもお祈りして下さい。

『どうか、最悪の事態が起りませぬように、お見守りください。』

ぜひ、このサイトをお読みください。
現在の日本の原発施設がどのようなレベルと状況で構築されているかがフィジカルに解ります。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

合掌。
相安相忘。
平川武治:

 僕の本意は、このような事がいずれ起こりうると。
幾度もこのような”デジャヴ”を感じた事があったのです。

あの原発が新たなエネルギィイ源の最良の方法であると言われ
現在のような状況を”発展”と称して来た過去に反対して来た者です。
静岡に当時、出来た浜岡原発へも調べに行った経緯があります。
日本のような地震によって出来上がったと言っても過言でない国土をベースとした國が
選択するべき方法ではない。
当然ですが、あの原発を常設化する事によっての
その後の日本の大衆消費社会への発展が大きくありました。
豊かさと便利さを求め始めることが出来るようになったのです。

原爆の恐怖、核の恐怖を世界で一番熟知しているはずの日本人が
選択するべき最良の方法ではなかったと常に念っている者です。

起き上がってしまってからの総てがスタートとしての行為と
事前に何らかの責任感による学んだ知識と経験があっての行為の違い。

自らの生活にただ、単に便利性や欲望のみに多くを委ねた生活意識が一人でも
“僕だけは質素倹約”な生活。(古い言葉かもしれませんが、)
核がもたらす本当のリスクある現実を知る事。
このようなことが起こらないようにとこゝろして生きて行く。
何がしあわせであるか?
ここに或る種の未来へのDISCIPLINEがあると感じています。

こちらでnhkニュースを見ることが出来、見ております。
今回の原発の事故は自然がもたらした災害ではありません。
自然災害がきっかけで派生した事故です。
タイトル”原子炉災害”、
既に、メディアもここで完全にすり替えが始っています。
停電、電気代、増税もろもろ、

こちらに居る分、当事者でない、
それだけ僕に出来る事は客観視して気を使う事、
精一杯の応援出来る事をするしかないのです。
ご理解を。

『 どうか、『近代性』が『あきらめ』の同義語となって行く事の無い年に。』
これが今年の僕の友人への年賀状のタイトルでした。
合掌:
平川武治

投稿者 : editor | 2011年3月12日 18:50 | comment and transrate this entry (0)

2002年10月16日

始めのごあいさつ。

 はじめに、
 遅まきながら、"平川武治のノート・ブログ/The Le Pli"を
周りの友人たちのお陰で立ち上げました。今後、よろしく御付き合いください。

 永年、ファッションジャーナリストという立場をインデペンデントに活動して来ましたが、
やはり、我が国のジャーナリズムが気骨無き「御用ジャーナリズム」と化してしまっていること
に微力ではあるが抵抗したくこれを立ち上げました。
 ジャーナリズムが本来持ちえている「第4の権力」的立場の復活と、ジャーナリズムがある種
の「社会教育」を担っていると言う視点からこのホームページを始めます。
 そして、この"LE PLI"を媒体にして、多くの人たちと好きなモードの世界を中心に 
コミュニケーションが持てればうれしいです。

 この初回は日記風に、僕がパリを軸にしてどのような行動をしているかも交えて書き始めます。
 8月の終わりから東京を離れて先ずはこの街、巴里へ。
そして、アントワープ、巴里、アントワープ、チューリッヒ、アントワープそして、コレクション
のために再び巴里へ。これが今回の現在までの僕の行動。

 8月27日:成田発巴里へヴィエンナ経由で出発。
未だ、バカンスから戻っていない閑散とした巴里も一つの顔。8月も第4週の週末になると流石
この街のバカンス好きな巴里ッ子達もこの街へ戻って来始める。彼らたちを直接的に巴里へ呼び
戻すのがこの街に多くあるアートギャラリィーである。彼らたちが売り出したい作家たちの新作
展覧会のオープニングレセプションである。残念ながら、ファッションは2の次だ。
 今年からちょっと洒落た趣向を凝らしてのオープニングはアート好きな若者たちを喜ばせた。
多くのギャラリィーがあるマレ地区の一角で、ご近所のギャラリィーが共同でオールナイト・
オープニングレセプションを催したことだ。僕も30,31日の週末にはこの催しへ顔を出す。
中でも面白かったのは『BINGO』展。幾人かの若手アーチストたちのポップでガゼットな作品を
同じテーマで界隈のギャラリィー数軒が共同企画での展覧会。古くからの友人で、日本にも幾度
かコレクション写真を撮りに来た事があるフォトグラファー、クリストファー君が全く、新しい
作品で、アートの世界へ登場し、今回の新人展で見事にデビュー。写真とコンピューターを
使って微妙な皮膚感を人工的に合成した写真は医学写真の新しさの様で面白く興味を持った。
 この後、彼はヨーロッパ写真家美術館でアービング・ペンの新作展と共に、ニュー・ジェネレ
ーションの世界をここでも披露している。彼に話しを聞いてみると、彼の作品に興味を持った
この美術館が制作費用を持ってくれて今回の展覧会になったという。よいものを見る眼とその
よい作家を誕生させる公共の構造がこの街には確りと出来ていて、新人であろうが彼らたちの
眼に止れば今回のクリストファーのようにデビューが出来る仕組みが結局、この国の文化の新陳
代謝になっているのだろう。

 「マルタン・マルジェラ・ブランドがイタリーのヂィーゼルへ身売り。」
 コレクションを1ヶ月後ほどに控えた9月の始めにこの意外なニュースが、この街のファッシ
ョン雀たちの口角を賑わせた。今、モードの世界はクリエーションよりビジネスのほうが面白い
と言う典型なニュースである。
 今、我が国では海外デザイナーブランド物ではバッグのLVには及ばないが、服ではこの
『M.マルタン・マルジェラ』が一番良く売れている、人気度の高いブランドが身売りをした。
しかも、あの、イタリーのデニムメーカーの『ヂィーゼル』にである。発表されたのはこちらの
ファッションビジネス紙の『ジャーナルド・テキスタイル』紙。それをニュースソースとした
日本的なが報道が「センケン」紙と「WWDJapan」紙に発表された。当然だが、これらの記事は
余りにも表層しか書かれていない。勿論、当事者たちも余り多くを喋りたくない。しかし、
面白い事件である。結果、こうなってしまったかと言う感じが僕にはした。
 なぜかと言うと、ここ3シーズン来、彼のクリエーションは今、一つだった。
一時の覇気が無くなっていた。丁度、東京にやっとの事で世界での1番店の直営店がオープンし
た頃から、その感じが匂い始めた。そして、多くの彼とそのチームの友人たちにそれとなく話を
いろいろ聞き始めていた結果が、コレだったのかと。

 アントワープのロイヤルアカデミィーを卒業し、J.P.ゴルチェの元で3年半、働きその後、
独立したのがマルタン・マルジェらである。彼が未だ、ゴルチェの所にいた時には幾度か会って
いる。体格がよくいつもキャスケットを被っている物静かなで、ナイーフな青年だった事が印象
にあった。'87年の3月コレクションを最後にゴルチェのアトリエを去り1年半の期間をその
準備期間として自らのブランド「M.マルタン・マルジェラ」を発表したのが'88年の10月の
コレクション。このコレクションはよく今でも憶えている。
 彼のデビュー・コレクションを見た事によって、僕はこの仕事をしていて良かった、幸せだと
感じたからだ。僕が、マガジンハウスの春原さんを誘って友人のフランス人ジャーナリストに
教えてもらって行ったその会場には日本人ジャーナリストはいなかった。ポンピドウーの裏に
今でもある小さなライブハウス的なところ、「ラ・ガラージュ」が彼の歴史的なデビューをする
場となった。屋外で既に、小1時間は待たされた事、その時あのJ.P.ゴルチェもみんなと同じよう
に待っていた姿が印象深く記憶にある。
 M.M.マルジェラはこのコレクションを機に、僅か5年間で高イメージを築き上げるまでの見事
なクリエーションとショーを僕たちに見せてくれた。デビューコレクションは当然、資金が無い
ため素材はコットンのみ。永く待たされた後に登場したのがトップレスのマヌカンたち。
胸を抑えて出て来た彼女たちが穿いているのがロングのタイトスカート。それから、次々に
上ものがコーディネートされ、スーツになってタイトでスリムな、健康な若い女性の肩がまるで
はじけ出るのではないかと思わせるようなタイトなコットン・スーツそして、僕たち日本人に
見覚えのある地下足袋を改造したシューズ。
 彼が近年に無いデザイナーだと知ったのは僅か5年間で彼自らのパーマネントコレクションを
古着を使ってクリエートしてしまった事だ。これは近年のデザイナーにはいなかったことだ。
そして、次の5年間で自らのクリエーションを定番化しコマーシャルラインの#6、#10など
を完成させた。このコマーシャルラインが売れた。イメージもどんどん昇華した。そして、
第3期の5年目で、エルメスのデザイナーと東京に直営店第1号を持ち、ブリュッセルと6月に
はこの街巴里にも直営店を出店した。この、僅か13年足らずで彼、マルタン・マルジェラは
巴里のプレタポルテ、クリエイチィブデザイナーの頂点に達した。多くのデザイナーや学生たちが
彼の影響を受けた。モードの流れを完全にストリートへ引き落としたのも彼だった。
 ショーイングのアイデイアや会場選択にも彼が新しい流れを創った。そして、14年目を迎え
ようとした時にこの事件(?)である。

 「ヂィーゼル社長がマルタン・マルジェラの株式の過半を取得。」
このタイトルはセンケン新聞のものであるが現実はこうである。
 話は約1年半前ぐらいから起きた。当時、マルタンの生産を請負っていた「スタッフ・インタ
ーナショナル社」が2年前に倒産し、その後デーゼル社が買収した。ここで先ず、マルタンと
ヂィーゼル社の関係が出来た。東京1号店の直営店が出来た頃からお互いのビジネス戦略上で話
し合いが持たれ始めた。店舗を拡張しビジネスを拡大してゆくには「資金」「生産背景」そして
「物流」の充実が必要になる。ここで、「生産背景」はヂィーゼル社の小会社が請負っているの
だから「資金」も「物流」もこのヂィーゼル社が望むのならこの組み合わせが一番明解な組み合
わせである。その結果がこうだとはちょっとおかしくないだろうか?
 「この"M.M.M."自身がブランド拡大を本心から希望したのだろうか?」という疑問から
僕はこれが『真意』ではないという発想から調べまくった。あんなにも確実に5年単位で自らの
クリエーションとイメージングを昇華しながら地に足を着けたビジネス戦略をキャフルに展開し
てきたこのメゾンの本当の問題は何なのだろうか?その結果がこのような状況を創るのが一番の
方法だったのか?誰が一番儲けたのか?エルメスはどのような態度をとったのか?

 確か、昨年の12月頃にかなり多くのスタッフ、7人ほどが辞めた。この中には事実上、
コレクションラインをデザインしていた女性もいた。彼女の場合も、円満退社ではなかった。
一方、マルタン自身は旅行に凝っていて、多くの時間を好きな旅行に費やしていると聞いた。
ここ3シーズンほど、コレクションラインがコマーシャル化し始めてきた。一方、相変わらず、
コマーシャルラインの#2、#6、#10等の売上は伸びていた。ショップが出来てからかなり
店頭MDが入たものが店頭にはまってきた。最初から大好きで見て来ている僕にとってはこの変化
を感じるのは易しい事だった。何か、このメゾンの内部でも"変化"が起こっていると思い始めた
のが7月だった。

 マルタンがJ.P.ゴルチェの元から独立してバッカーを捜して約1年半後に出会ったのがマダム 
ジェニィー・メイレン。それまでの彼女はブリュッセルでかなり大きな洋品店を2店舗を経営して
いた。ギャルソンも売っていたし、ヨウジも扱っていた。彼と出会った彼女は今までの成功して
いた洋品店を処分して彼、マルタンに掛けた。
 いつか,彼女はインタビューで、『彼が私の夢を持って来てくれたのです』と語っていた。
そして、'88年10月のあの衝撃的なデビューコレクションとなる。以後、彼らたちは2人3脚
でがむしゃらに働いた。特に最初の5年間は20年分以上のエネルギーを使ってチームワーク良
くやって来たから現在があるのだろう。コマーシャルラインのレデイースを見るとその殆んどが
マダムジェニィーが似合う服ばかりである。だからこのブランドがその後、彼女のような多くの
キャリアウーマンに人気があったことが伺える根拠がここにあった。

 一番儲けたのはヂィーゼル社の社長、レンゾー・ロッソ氏である。
彼らたちの約70%の株を買い占めたからである。これからこのようなブランドを新たに造ると
したら、当然、造ろうとしても不可能ではあるが、これ以上の資金と才能とセンスが必要になる
からだ。マダム ジェニィーとマルタンはデザインコンサルタントとして年契約をした。
結果、いつでも辞めたい時に辞められると言う立場を、やっと得た。

 エルメスが買ったら良かったのにと言ったのは僕と元ジャルダンデモード誌のマダムアリス・
モーガンだけだったと後でエルメスのスタッフから聞いたが、何故そうならなかったのだろう?
この一件はここにも一つの鍵があったように思った。エルメスとの契約は後数年残っている。

 当然であろうが、物凄く時期、タイミングを計算した結果の出来事であった。
"M.マルタンマルジェラ・ジャパン"の「ここのえ」はマルタン側と三菱商事との合弁での会社で
あるが、これがこのように整理されるまでこのM&A契約は発表されなかった。
 当初の『ここのえ』はマルタンと三菱そしてオリゾンチィ社との3社間で始まった。その後、
直営店プロジェクトが始まるとこのオリゾンチィ社に力が無い事が解り、オリゾンチィ社を
外そうと持ち株の分担を減らした。が、そうこうしている間にやはり、このオリゾンチィ社が
倒産という行き着く結果を迎えた。その後、このオリゾンチィ社の親会社W系もこの放蕩会社を
手放した。その先が、ライセンスビジネスの伊藤忠。
 従って、三菱はこの数10%ほどの株を伊藤忠から 買い戻さなければならない羽目になった。
そして、それがちゃんと終わった段階でこの買収契約が発表されている。
それに、仙台の最初からの大口取引先である『レボリューション』がマルタンのオンリィー
ショップをオープニングした後での、事の次第でもある。
 全て、計算された結果の行動である。これは当然であるがこれ程迄に計算された結果の本意
には裏が、何かがあるはずだ?

 3ヶ月前には既に、それなりの社員たちには話があったという。
では、M.M.M.ジャパンの『ここのえ』には同じように話があったのだろうか?

 このブランドも然りである、多くの巴里発の海外ブランドの企業成長に我々日本人は
どの国よりも貢献し、愛し、尽くしてきた。
 彼ら、M.M.M.の14年間のサクセス・ストーリィーも同様である、日本は最大の理解者で
あった筈なのに。本当に今後の企業発展のための結果でこうなったのなら、何故、日本企業にも
アテンドが無かったのだろうか?また、エルメスと組まなかったのか?
 その最大の原因は? 

 しかし、彼らたち、M.マルジェラとマダム ジェニーをリーダーとした、彼らチームの見事な
"仕事"である。やはり、彼らたちはプロ中のプロであった。
 スマートでクレバーなファッションピープルたちが駆け抜けた14年間だった。
当然である、マダム ジェニィーとマルタン マルジェラは膨大なお金を手に入れた。
 「輝きそうな石。きっと、輝くと思って一生懸命磨き上げれば、
それはダイヤモンドになった」というアントワープらしいお話。
 彼らたちは、「M M.マルジェラ」と言う"ファッション・キブツ"を構築し、そこから無限の
可能性を育て上げた。
 その後、この"ファッション・キブツ"で働いていたと言う連中の多くが、他のブランドへ
侵食して行った事だろうか?
 
 「あんなにも彼らたちの売上に貢献した日本人たちは、マルタン自身が誰であるかも
知らないままだ。ーFashion is always in fake.」
文責/平川武治:
投稿日/2002-10-16 :

投稿者 : take.Hirakawa | 2002年10月16日 07:59